九百八十八(その十三) お友達濡れ手に粟内閣は退陣以外にない
平成二十九丁酉年
六月二十三日(金)
自民党国会議員豊田真由子の秘書への絶叫暴行が報道され、即日離党した。暴言内容があまりにひどく、週刊新潮のホームページによると
殴る蹴るハンガーで叩くといった暴行は断続的に行われ、男性には「顔面打撲傷」「左上腕挫傷」等の診断書が出されている。
 男性は通常国会会期末の6月18日付で秘書を辞したが、
「最初に暴力を振るわれた5月19日、私は彼女から『鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか!』『お前の娘にも危害が及ぶ』とも告げられていました。(以下略)
豊田代議士:この、ハゲーーーーーっ!
豊田代議士:ちーがーう(違う)だろーーっ!
(ボコッという打撲音)
 男性:すいません、ちょっ、運転中でもあるので……。
 豊田代議士:違うだろーーーーーーーっ!!!〉
「週刊新潮」2017年6月29日号
 音声にはほかに「うん、死ねば? 生きてる価値ないだろ、もうお前とか」といった暴言、秘書の娘が強姦通り魔に遭ったらというたとえ話、さらには“ミュージカル調”で秘書を罵るという常軌を逸した様子までおさめられている。秘書男性は、警察に被害届を出すという
豊田真由子は元厚生官僚。国費でハーバード大学大学院に留学。当選二回の所謂安倍チルド連だ。あまりに暴言が酷いので、当ホームページではメニューページのサブタイトルを「欧米猿眞似ニセ政經法學者、欧米留学官僚を日本から一掃しよう」に変更した。

六月二十四日(土)
国民のほとんどは秘書なんかゐない。それなのに国会議員は全員秘書がゐる、それも三人。つまり国会議員に国民のための政治はできない。この際、豊田みたいな人間を出さないためにも公費の秘書は廃止すべきだ。野党は廃止してもぜんぜん困らない。なぜなら与党も廃止するのだから。野党だけ廃止して与党が残れば、これは不利だ。しかし与野党ともに廃止すれば困らない。
ついでに私設でも秘書と云ふ肩書は法律で禁止すべきだ。これはどちらかと云へば自民党が困る。秘書の肩書で政治資金を集めてきたからだ。公費秘書の廃止と私設秘書の禁止。これこそ真の岩盤改革だ。安倍にできるか。安倍の政治が岩盤改革なのか、それともお友達濡れ手に粟なのかが判る。

六月二十五日(日)
週刊新潮には、また一つ貴重な記事が載った。6月22日号で同社のホームページから引用すると
危機管理の失敗は菅義偉官房長官(68)の「ホーム」でも露呈した。いつもは気心知れた番記者ばかりが集う定例会見に、突如、「アウェイ」の社会部記者が参戦。容赦なく責め立てられ、堪忍袋の緒が切れた長官は、また強権的な「反撃」に乗り出したという。
その反撃内容とは
密かに前川前次官の時と同様の「印象操作」まで企んでいるのだ。

 官邸関係者の話。

「菅さんが官邸スタッフに、警察組織を使って彼女の身辺調査をするよう命じました。というのも、以前から法務省関係者や警察官などに赤ワインを贈ることで食い込んでいるという噂があったので、そのネタ元をリストアップしろという指示です。さらに、取材用のハイヤーをプライベートで使っていたことはなかったかということまで調査対象になっている」
記事は続き
一記者といえども、歯向かう者はとことん潰そうとするとは、空恐ろしい。

 当の女性記者に話を聞くと、

「前川さんと同じことが自分にあったら、怖いなぁとは思っていましたけど。贈り物なんてしてません」
当ホームページがお友達濡れ手に粟内閣と全面衝突に至ったのは、前川さんへの個人攻撃がきっかけだった。そのとき次のやうに書いた。
前川さんの個人情報流出事件は絶対に許してはならない。これを放置すれば、まづ官僚が発言できなくなる。次にマスコミができなくなる。最後に国民全部が発言できなくなる。
既に第二段階に入ってしまった。前に、安倍政権のやり方はヒトラーの情報操作に似てゐると書いた。ヒトラーと云へばガス室、官房長官と云へばスガさん。語感も似てゐる。(完)

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