九百八十八(その八)  政、官、マスコミによる情報操作を許すな
平成二十九丁酉年
六月四日(日)
前文部科学省事務次官前川さんへの個人攻撃を口火として最近、 政官マスコミによる国民への情報操作がひどくなった。これらを放置すると後世に禍根を残す。一つ一つに反撃しようではないか。まづ国売り(自称読売)新聞に次の文章が載った。
全国の都道府県で家畜防疫などを担う公務員獣医師の採用難が続いている状況を受け、青森県が獣医師確保に向けた取り組みに本腰を入れている。
受験者を増やすことを狙い、給与の上乗せで待遇を改善するほか(以下略)
◆獣医師の採用が募集定員を下回った都道府県
北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、長野県、山梨県、静岡県、石川県、福井県、岐阜県、滋賀県、三重県、大阪府、和歌山県、鳥取県、岡山県、島根県、香川県、徳島県、高知県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、鹿児島県
この文章は、青森県のことを書いたふりをしながら、後半で馬脚を現す。公務員の獣医師が不足してゐることを示して、いかにも獣医師全体が不足してゐるやうに読者に錯覚を起こさせることを狙った。
この問題は既に愛媛大学教授阿部俊之助と今治市長菅良二の邪論を批判で論じた。人生には限りがあるので、同じ事を何回も書き時間を無駄にすることは避けたい。

六月五日(月)
安倍を退陣させるには、民進党と、自民党の各派閥に活躍してもらはなくてはならない。
まづ蓮舫さんは安倍を追及するときに、余裕のある顔をするとよい。安倍政権が守勢になったときに怒った顔で追及すれば人気が出る。しかし民進党が守勢のときに怒った顔で追及しても人気は出ない。蓮舫さんは攻撃に強いが守備に弱いと云はれる所以だ。
今は守勢のなかで攻撃するときだから、余裕のある顔で、しかし逃げられないやう厳しく追及するとよい。

六月六日(火)
前回の安倍政権は「お友達内閣」と揶揄され短期間に終った。今回の安倍政権は「お友達濡れ手に粟内閣」だった。そればかりか、ヒトラーばりに情報操作を行った。前川さんの個人情報は、警察庁が流したのか、首相官邸が流したのか、はっきりさせるべきだ。

BIGLOBEに次の記事が載った。LITERA6月4日で最終行に「Copyright © CYZO Inc. All Right Reserved. 」と書かれ
工事が急ピッチで進む地元・今治市では、「総理・内閣主導」と明記した文書を市が作成していたことが分かった。
「前川氏の告発内容と一致する決定的文書」と話すのは、「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦・共同代表だ。
「昨年秋から菅市長は『安倍総理が動いているから大丈夫』ということを触れ回っていて、この総理主導発言は地元で広まり、私も聞いていました。が、市企画財政部が昨年11月10日に作成した議員協議会資料にも書いてあるのです」
たしかに「国家戦略特区の制度を活用した取組の進捗状況について(企画課)」と銘打った資料を見ると、国家戦略特区を視覚的に説明するページに「『総理・内閣主導』の枠組み」と太文字で書かれていた。
また進捗状況の説明では「今後のスケジュールについても内閣府の主導で進められる」「スピード感を持って進めようとしており、内閣府としても最速で平成30年4月開学を目指していることが伺える」とあり、「総理・内閣主導」で新学部設置が進んでいることを示していた。
小さく解決するなら工事中の建物は取り壊しか転売、大きく解決するなら安倍の退陣。どちらの場合も前川さんの情報を意図的に漏らした機関ははっきりさせてもらはないといけない。

六月七日(水)
前川さんの個人情報流出事件は絶対に許してはならない。これを放置すれば、まづ官僚が発言できなくなる。次にマスコミができなくなる。最後に国民全部が発言できなくなる。(完)

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