八百八十七 天台宗は瀬戸内寂聴を僧籍剝奪すべきだ、国会は法律を改正し弁護士連合会を解散または中立にさせるべきだ
平成二十八年丙申
十月九日(日)
瀬戸内寂聴の暴言
瀬戸内寂聴が日本弁護士連合会の集会で暴言を吐いた。読売オンラインによると
日本弁護士連合会が7日、福井市で開いた人権擁護大会で死刑廃止宣言を採択したのに先立ち、同市で6日に行われたシンポジウムでは、作家の瀬戸内寂聴さんが「殺したがるばかどもと戦ってください」などと制度を批判するビデオメッセージが流された。
会場にいた被害者遺族らが反発し、大会実行委員会は7日、「配慮がなかったことをおわびする」と謝罪した。
瀬戸内さんはメッセージの中で、「人間が人間を殺すのは一番野蛮なこと。みなさんがんばって、『殺さない』って唱えてください。殺したがるばかどもと戦ってください」と発言。会場には、全国犯罪被害者の会(あすの会)のメンバーや、被害者支援に取り組む弁護士らがいた。あすの会顧問で、自らも妻を殺害された岡村勲弁護士は「被害者遺族は、加害者に命で償ってもらいたいと思っている。それをばか呼ばわりされるいわれはない」と話した。
私は岡村弁護士の発言を支持する。殺人者の人権を主張することは、殺人を奨励するに等しい。なぜこんな悪質な言論が出てくるかと云へば西洋の猿真似だ。犯罪者をどう扱ふかはその国の長い歴史がある。歴史とともに歩んだ国民の思考がある。西欧は死刑を廃止した国が多い。しかし死刑を廃止した時点では少数派だった。日本はなぜ日本のやり方が正しいと世界に主張し、多数派にならうとしないのか。
十月十日(月)
死刑を少なくするには
死刑を少なくするには、まづ死刑に該当する犯罪を少なくすることだ。次に懲役刑の更生が良好に行っているのか、死刑囚の日常生活がきちんと自分の犯した重大犯罪を悔いているのかを国民に公表し、その上で改善点を国民に聞くべきだ。最初に結論ありきではいけない。
十月十五日(土)
指導者はバカと云ってはいけない
私はコンビュ-タ専門学校の教師を三年務めたが、同僚の教員は頭が悪く下品な人間が多かった。例へば新任の教員を先輩教員が売春に連れて行ったりした。勿論私はああいふ連中とは関はらないから三年で転職した。三年間バカな連中に囲まれたからこっちまでその後2年間は頭が悪くなった、と発言することはある。しかし学生がバカだとは絶対に云はない。なぜなら指導する立場だからだ。もし学生の頭が悪いなら、それは私の指導がよくない。
僧侶は自分の寺の信徒や参拝者だけではなく一切衆生を指導する立場だ。だからバカなんて云ってはいけない。
十月十六日(日)
日本弁護士連合会は無能集団か
瀬戸内寂聴が当日出演したのなら、まだ日本弁護士連合会に情状酌量の余地はある。突然、予定とは異なることを瀬戸内寂聴が講演したからだ。しかしビデオとなると日本弁護士連合会の責任は重大だ。既に発言内容は判ってゐる。それでゐて上演したのだから悪質だ。だいたい日本弁護士連合会は法律の解釈、今後の弁護活動などを話し合ふ組織であり、偏向意見を国民に押し付ける組織ではない。
弁護活動を通じて刑罰のあり方を提言するなら賛成だ。しかし「殺したがるばかども」と云ふ発言のどこに提言がある。法律を改正して日本弁護士連合会は解散させるか、偏向発言を禁止する以外にない。(完)
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