八百十一 悪魔の思想、リベラル(=唯物論)
平成二十八年丙申
二月十日(水)
リベラルと唯物論は同義語
人類史上最悪の思想は何かと問はれれば、それはリベラルと答へるのが正解だ。そしてリベラルとは唯物論のことだ。こんな悪魔の思想は撲滅しないと地球が滅びる。日本における最大のリベラル(=唯物論)勢力は、シロアリ民主党と社会破壊拝米新自由主義反日新聞(自称朝日新聞)だ。それをこれから論じることとしよう。
二月十二日(金)
リベラル(=唯物論)が悪い民族主義を生む
シロアリ民主党と社会破壊拝米新自由主義反日新聞は、民族主義を目の敵にする。確かに報道によるとヘイトスピーチはひどい。「報道によると」と枕詞を付けたのは、私は実際にヘイトスピーチを聞いた訳ではない。報道と実際が違ふことは、これまで幾つもあつた。
報道が真実だとすると、私はアジアの親善を重視する立場だから、あのように在日韓国朝鮮人の悪口をいふスピーチは好きではない。ここで民族主義を良い意味と悪い意味に分けて、ヘイトスピーチを悪い民族主義としよう。
悪い民族主義がどこから生じるかといへば、それはリベラルだ。江戸時代を考へてみよう。民族主義があつたか。ある訳がない。藩意識があつたとしても、それは武士だけだ。武士は藩から給料をもらふから、つまり今の企業意識と同じだ。当時は民族意識も藩意識もなかつた。明治維新後にリベラル(=唯物論)といふ奇妙な思想が出てきたから、悪い民族主義を生じた。
ドイツも同じだ。フランク帝国が出来たときに住民はドイツ語、フランス語、イタリア語を話すから、このとき悪い民族意識はなかつた。フランク帝国が三つに分かれた後も、ドイツが多数の小国に別れたときも、民族意識はなかつた。近代思想のうちリベラル(=唯物論)といふ悪魔の思想が現れてから、悪い民族主義が現れた。
リベラルと唯物論は同義語だが、最近アメリカ被れ、西洋被れ、グローバリズムの意味でリベラルを用いる人が出てきたため、ここではグローバリズムの意味でリベラルを用いた。どちらも根底に唯物論がある。
二月十四日(日)
良い民族主義とは
良い民族主義とは伝統主義だ。保守主義も同義語だが、西洋とアジアでは事情が異なる。西洋の保守をそのまま取り入れたら保守の正反対になる。これは西洋の立場で考へれば判りやすい。日本や韓国や東南アジアの保守を西洋が真似しても保守にはならない。それどころか今までのやり方とは正反対になる。事情は同じで日本や韓国や東南アジアは、西洋の保守主義を真似してはいけない。
西洋の保守主義を、フランス革命以降に限る定義もある。だとすればなほの事、フランス革命以降の保守主義を真似してはいけない。アジアにはフランス革命は無かつたのだから。
明治維新は市民革命とは異なる。黒船が現れ、貿易を解禁した結果、国内の経済が混乱し発生した。その際に薩長は西洋のやり方を真似したから、市民革命に似た部分もあるだけで、市民革命とは異なる。
二月十五日(月)
伝統主義が良い理由
伝統主義の良い理由は、まつたく新規に考へても成功する確率が低いことにある。だからといつて既得権派による守旧は駄目だ。古い方法に弊害が多いとき、それに固執するのも駄目だ。
伝統と変革を論じるには、ここまで考へなくてはいけない。それなのにリベラルと称する連中は何でも西洋のものがいいとする。先の悪徳消費税増税騒ぎはその典型だ。
二月十六日(火)
昭和三十年代、四十年代に革新が強かつた理由
昭和五十年まで都市部では革新が強かつた。その理由はベトナムにしろ中国にしろ、土の香りがした。資本主義による先祖伝来の生活が破壊されることに対する批判だつた。だから三里塚闘争は農民と共闘した。
農村は自民党が強かつたが、既に農地改革が実行されたため革新の中心を労働組合が占め、農村に食ひ込めなかつた。長い目で見れば、資本主義は農村を疲弊させるが、経済成長が短中期では弊害を吸収した。
昭和五十年辺りから、日本の国際黒字、ベトナム戦争の終結とポルポトの出現、中国の文化大革命の失敗で、革新は共産主義国を模範とすることができなくなつたが、それは後の話だ。昭和三十年代、四十年代に革新が強かつた理由を忘れて、西洋の猿真似に終始するのが、リベラルと称する連中だ。
二月二十五日(木)
シロアリ民主党の撲滅方法
シロアリ民主党を撲滅するには、「民主党は公務員組合の言ひなりだ」と主張すればよい。これだけでシロアリ民主党は絶滅する。
もう一つ別の方法もある。「民主党は唯物論だ」と主張すればよい。これだけでもシロアリ民主党は絶滅する。二つの方法を組み合はせれば、鬼に金棒となる。(完)
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