八百七 職場の話題(1.シュレッダの引退、2.カップ麺と塩分)

平成二十八年丙申
1.シュレッダの引退
一月三十日(土) 二十七年前のシュレッダ
私が二十三年前、今の会社に転職したとき、横浜事業所に鉄製のシュレッダーがあつた。十三年前に事業所が中野に統合の後も稼働を続け、十日前に引退した。
懐かしいから貼られたシールを書き写した。購入はH1/5/24、サービスはリコーテクノネット川崎、購入店は理化工業。
銘鈑も書き写した。型番はRICUT 4014FL、製造は日本ビジネスサプライ、消費電力1100W、連続運転時間は60分。
頑丈な造りなので、今日まで稼働を続けた。

二月二日(火) 高度経済成長の余韻を残す製品
平成元(1989)年といへば、昭和六十(1985)年のプラザ合意からわずか四年。製造工場が急に移転する訳ではないし、製品の設計が急に変はる訳でもない。鉄製の頑丈に造られた製品は、日本の製造業の勢ひと余裕をまだ残してゐた。
私が今の会社に転職したのは平成五(1993)年で、横浜に転居した。横浜ベイブリッジを渡る市バスの窓から、本牧ふ頭に膨大な数の輸出用自動車が整列するのを見た。

このシュレッダは昔の雰囲気を残し懐かしいから、長く使へるように、私は紙を二つまたは四つに折つて、投入口の左または右側から吸い込ませた。多くの人が真ん中に入れる。だから刃が中央は摩耗してゐる筈だ。少しでも長持ちさせようと努力した。

2.カップ麺と塩分
二月三日(水) カップ蕎麦
健康の為、蕎麦を週に二回食べるようになつて二十五年くらい経つ。ここ数年はスーパーでカップ蕎麦を購入しておいて、週に二回食べるようになつた。スープを全部入れると塩分が多いので袋の半分だけ入れて、あとは廃棄した。栄養のバランスを考慮して、肉か魚と、野菜も同時に食べる。健康に配慮した。
週の残りの三日はパンを買つたりした。このときもたんぱく質と野菜は必ず取つた。そのような状態が続いたが、昨年少し変化した。

二月五日(金) 蕎麦以外のカップ麺
スーパーで、カップ焼きそばの特売があり二個を買つてみた。次にカップラーメンの特売もあり10個買つた。ラーメンは半径の小さいカップと大きいカップとあり、後者なのに一個100円前後だつた。カップ蕎麦も特売のときに一個100円前後を買ふ。二人の子供の教育費で家計が大変なので、蕎麦とラーメンのカップ麺を毎日交互に食べると、カップ麺で100円、肉か魚で100円、野菜100円と、栄養が揃つた上に300円で済む。といふことで十月から出勤日は毎日カップ麺になつた。
カップ麺の合計蕎麦以外
八月九回無し
九月九回カップ焼きそば二回
十月十二回カップラーメン五回
十一月十六回カップラーメン四回
十二月十五回カップラーメン六回
一月十回カップラーメン五回

二月十一日(木) 塩分のパンフレット
昨年四月の健康診断のときに、健保組合にあつたパンフレットをもらひそのとき読んだ。そして理解したつもりだつた。そろそろ捨てようと思ひ、もう一度読み返すと成人男性の塩分の目標値は9g/日。カップ蕎麦はナトリウム量しか書かれてゐないが、パンフレットにナトリウム量×2.54とあるので計算すると、確か7gくらいになつた。私は食べるときにスープは1/3しか入れないが、それでも5gになる。その他の麺のときは味噌ラーメンなど汁が美味しいからスープは全量使つた。といふことで、一月二十一日からカップ蕎麦は週一回か二回、その他のカップは食べないことにした。そして昨日、一つだけ残つた味噌ラーメンを食べて、その他の麺はこれで永久終了した。

二月十二日(金) シュレッダ復活
シュレッダが引退した理由は、秘密書類は業者に溶解してもらふことになつた。ところが他の事業所を統合するため書類が大量に出た。といふことで一昨日の夕方に私の席の向かひに復活した。昨日は祝日だから本日が本格再稼働一日目だ。
午前は或る学校で授業を受け持ち、午後に帰社して驚いた。大量の書類をシュレッダに掛けてゐた。これでは騒音で仕事にならない。といふことで、元の位置は廃棄ポストがあるのでその隣に移動させた。車輪が四箇所に付いてゐるが、床に電線のあるところは持ち上げないと乗り越えられない。三人掛かりで移動させた。

二月十四日(日) コーヒーを買つた
今まで日本茶を買つて毎日飲んだ。経済誌にコーヒーが健康によいとあつたので、コーヒーも購入した。但しコーヒーは欧米で調査例が多いのに日本茶は少ないので日本茶も効用が判らないだけだといふ記事もあつた。かつてコーヒーは健康に悪いと云はれた。それが逆になつた。私の机には日本茶とコーヒーと両方入つてゐる。日本茶を二杯とコーヒー一杯を飲むようになつて数日を経過した。(完)


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