七百三十一 社会破壊拝米新自由主義反日(自称朝日)新聞批判(その七)

平成二十七乙未
八月十一日(火) 異論のススメ
七日は「異論のススメ」といふ欄に京都大学名誉教授佐伯啓思氏の「押し付けられた米国的歴史観 ポツダム宣言の呪縛」が載つた。佐伯氏の主張には100%賛成である。本来は「正論の勧め」といふ欄に載せなければいけない。しかしそれだと社会破壊拝米新自由主義反日(自称朝日)新聞の主張はすべて異論だと読者に判つてしまふ。だから佐伯氏の主張を「異論のススメ」に入れたのだらう。新聞社が書いた佐伯氏の紹介文がある。それによると
1949年生まれ。/京都大学名誉教授。/保守の立場から様々な事象を論じる。著書に「反・降伏論」など。
とある。保守には相反する意味が幾つもある。まづ「(1)革新に対抗する保守」でこれは村山富市以降無意味になつた。次に「(2)守旧派」の意味で、勿論佐伯氏は守旧派ではない。(3)は今まで伝統派と呼んでゐたが今回永続派と呼んでみた。世の中は外圧によらず永続するものがある。伝統派と変らないが、伝統派と呼ぶと守旧、復古を連想するので永続派と呼んでみた。その意味では佐伯氏は永続派だし、私も永続派である。

八月十二日(水) 政治社説担当とはこれほど文章が下手なのか
同じく七日に「社説余滴」といふ駄文が載つた。実名、写真入りで政治社説担当とある。鶴見俊輔さんを持ち出した。鶴見さんは主張が立派な方である。ところがいつしよに名前を並べる連中がまるで駄目なことは前に指摘した。そして今回鶴見氏を取り上げた売文業の記者は更に駄目である。
第2次世界大戦中、海軍の軍属として南方に送られた。「運良く」人を殺さずに済んだが、戦後も考え続けた。

ここは鶴見氏の哲学者として奥の深い発言である。もし殺してしまつたら、の仮定に鶴見氏の数十年掛けて出した答は
「俺は人を殺した、人を殺すのは悪い」と一息で言える人間になりたい。

これも奥の深い言葉である。ところが政治社説担当なる女は
正直よく意味がわからなかった。反省するでもわびるでもなく、「一息で言う」ってなんだ、そんなの簡単じゃないかと。/だが安倍政権下、言い訳したり人のせいにしたり、息を継ぎながらしか自らの非を認められない政治家の姿を見るうち(以下略)

鶴見氏の発言と安倍政権は関係がない。無理に次の行に続けるから意味不明になる。そもそも慰安婦ねつ造記事に、言ひ訳したり人のせいにしたり、息を継ぎながらしか自らの非を認められないのは社会破壊拝米新自由主義反日(自称朝日)新聞社ではないか。次に
日本はまだ、先の大戦の責任について一息で言えていない。

もしさうなら村山富市を批判すべきだ。しかも具体的に村山発言のどこが一息で言へてゐないか指摘すべきだ。と同時に世界のほとんどを植民地にした西洋列強の責任を米英仏蘭は一息で認めたのか。或いは戦後に多数決でイスラエルを建国し欧州のユダヤ人を移住させたためアラブで紛争が絶えないことを国連決議に賛成した国々は一息で責任を認めたのか。更にパレスチナ人とユダヤ人に二枚舌を使つた責任をイギリスは一息で認めたのか。

八月十三日(木) 論理矛盾

「今こそ、日本人の大転向の時代なんですよ」。2007年、最後にお会いした際、鶴見さんは言っていた。/「戦争のできる国への転換、USAの属国であることに反対しない、そのことに自ら納得する状態への転向は、もうすでにここにある」

鶴見氏の発言には同感である。「USAの属国であることに反対しない」となつてしまつた理由は村山富市のせいで社会党が消滅し、あれ以来国内の均衡が崩れたからだ。それより鶴見氏を引用するなら全体の流れが判るようにやらないと新聞失格である。20文字や50文字を散発的に引用してはいけない。それでは質問者の意向に沿つたものになつてしまふ。だから発言に続けて
まさにその大転換が成されようとしている戦後70年の夏、全国各地で、若い世代が反対の声を上げ始めている。/彼らは自分たちが享受している平和や自由が、何と引き換えだったのか、歴史の中に巳を置き、自分の頭で考えている。

何と引き換へかといへば日本がアメリカの属国になつたことだ。この売文業の女性は判らないらしく
だからこそいま「誰も殺すな」と声を響かせ、次の世代の目印となる旗を立てようとしているのだと思う。

八月十四日(金) 反原発と地球温暖化反対は同時に進めないと偽善になる
原発は絶対に反対である。原発を使ふことで化石燃料の使用を五十世代に亘つて停止できるなら、注意深く使ふ方法はあり得る。しかし原発は化石燃料の枯渇を二世代程度遅らせるだけだ。そんな矮小な目的でなぜこんな危険なものを運転するのか。ところが世の中には偽善の反原発運動がある。原発を止めても電力消費量が同じなら二酸化炭素の排出を増大させる。そんなことも判らずに、ただ反原発を叫び二酸化炭素の排出を増大させる連中である。
社会破壊拝米新自由主義反日(自称朝日)新聞はこの偽善反原発運動と相性がよい。本当の反原発運動は人類のエネルギー消費を減らさなくてはいけない。つまり西洋近代文明を止めなくてはいけない。新自由主義拝米新聞にそんな主張ができる訳がない。だから原発前で抗議行動が行はれた、九州電力の本店前で抗議行動が行はれたと陳腐な文章を羅列させる。抗議行動で原発再稼働が中止になつたのなら記事を書けばよい。抗議行動だけで何の役にも立たないのに記事に書くときは、その新聞社の偏向を示すと思つてほぼ間違ひない。誰かが抗議行動をする。それを記事にする。典型的なマッチポンプである。
反原発の抗議行動なら私だつて東電本社前で参加したことがある。そのときは載らなかつた。原発ではないがJR東日本の火力発電所の下請け外国人作業員の指切断労災事故の抗議行動でJR東日本の本社前にも参加したこともある。こちらも載らなかつた。世の中には抗議行動がたくさんありほとんどは載らない。一部だけ載せるなら全体では今月は何件ありそのうちの一つだと明記しないと全体を書いたことにならない。そんなことも判らないのが社会破壊新聞の実態である。(完)


朝日新聞批判、その六(マスコミの横暴を許すな35)朝日新聞批判、その八(マスコミの横暴を許すな37)

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