七百十五、社会破壊拝米新自由主義反日新聞はやはり有害だ(朝日新聞批判、その二)

平成二十七乙未
六月十六日(火) 新聞としては合格だが、洗脳文章を少し混ぜる
ニセ新聞東京パンフレット(自称、東京新聞)の場合はパンフレット束の全体が偏向である。社会破壊拝米新自由主義反日新聞の場合は、少しづつ偏向記事を混ぜる。やり方が巧妙である。それを指摘したい。
本日の朝刊17ページ(13版の場合)のオピニオンといふページである。他のページは「社会」「総合」「国際」と他の新聞でも採用する通常の名称を用ゐる。ここと隣のページの投書社説欄だけ「オピニオン」と変な名称を使ふ。そればかりか投書欄は「声Voice」、社説欄は「社説Editorials」と英語を入れる。さすが英語公用語を叫んで世界の笑ひ者となつた船橋洋一を後に主筆にした拝米反日新聞である。

六月十八日(木) 「オピニオン」記事の中身、その一
それでは記事を見よう。テレビ番組でラーメン屋の行列に冷静に並ぶ日本人を外国人のキャスターが放送したことについて、「ライター・編集者」といふ33歳の男性が、
そこまでして「日本」をたたえますか。/僕も日本は好きです。しかし、何でもかんでも日本を褒めがちな風潮は気持ち悪い。

この人は嘘を付いてゐる。「僕も日本は好きです」の部分である。若しさうなら「日本を褒めがちな風潮は気持ち悪い」と感ずるはずがないからである。日本を間違つて褒めたり、或いは捏造(某新聞社の場合は反日の捏造だつたが)するのであれば私も反対である。事実を褒めるのはよいことである。それを契機に他の分野でも努力しようとするようになる。褒めすぎてその分野に守旧すると駄目だが。次に
書店の店頭で目立つ、日本を褒める本は三本柱です。ただただ賞賛する本、中国や韓国をけなす本、「昔の日本人と比べ今はだらしない」と叱る説教調の本。

ただただ賞賛する本は読んでも時間の無駄だし、私は中国や韓国をけなす本は読まない。読まないが本ではなく、新聞やテレビの偏向報道で反中反韓の記事はよく目にする。日本は西洋化した政治体制だといふ上からの視線で周囲のアジアの国々を見下す。社会破壊拝米新自由主義反日新聞もその例外ではない。
三本柱の購読層は重なり、中心となるのはいずれも50代以上の男女。中韓への鬱憤(うっぷん)を日本アゲで埋める構図です。

これも論理が矛盾してゐる。三本柱の三つ目は今はだらしないといふものだ。全然「中韓への鬱憤を日本アゲ」してゐないではないか。そればかりか自分たちの世代をだらしないと感じるのであれば自省心があつてよいではないか。
私が見たところ中国や韓国の悪口をいふのは七十代。この世代は道徳心が崩壊した人が多い。これは戦後の混乱期に育つたといふことで本人たちの責任ではないといふことで私は納得してゐる。六十代、五十代はアメリカかぶれ、西洋かぶれが多い。これは新聞とテレビの責任である。

六月十九日(金) 「オピニオン」記事の中身、その二
「ライター・編集者」は最後に
もう一つ気になるのは、行列や定刻発車という個別事例がいきなり「日本という国」「日本人」という「大きめの主語」に昇華してしまうこと。理解に苦しみます。行列に整然と並ぶ姿が、なぜ「日本人はすごい」に直結するのか。

きちんと並ぶのは習慣であり規範であり、根底には国民性がある。定刻発車は各鉄道会社の特長だが、これも根底に国民性がある。「国民性」「国柄」と「日本という国」「日本人」は同じである。私は「日本国」「日本人」といふ表現はほとんど用ゐない。その理由は国といふと戦争参加単位としての国を意味することもあるし、日本人といふと他民族への民族差別に繋がるからである。しかし「ライター・編集者」は表層的にしか世の中を分析しない。

六月十九日(金)その二 拝米新聞馬脚を露はす
朝日新聞の本質は拝米である。十七日の朝刊はそれが露骨に現れた。朝日新聞社、沖縄タイムス、琉球朝日放送の三社は電話での世論調査を実施した。電話の調査は時間帯、質問内容で回答が偏る。それより今回の調査は見出しの偏向がひどい。まづ翁長知事は埋め立て承認を取り消すべきかといふ質問で、取り消すべきだといふ回答が、取り消すべきでないを二倍以上上回つた。普天間飛行場を辺野古に移転することについては反対が賛成の三倍以上だつた。常識で考へればこの二つを見出しにすべきだ。ところが拝米新聞は沖縄戦 本社が県民調査「記憶が風化」68%と筋違ひな見出しを付けた。一面の4番目の記事である。この見出しの問題点は、だから日本は悪いと読者を誘導することだ。本当に悪いのは西洋列強による帝国主義で、日本もその真似をしたといふ反省なら大賛成である。拝米新聞はさうではない。アメリカが正しくて日本は間違つたと誘導したいのだ。だから埋め立て取り消しや辺野古は目立たないように書いた。
戦争の悲惨さを書くときは、敗戦側を悪く印象付ける効果を持つことに注意すべきだ。といふか拝米新聞とニセ新聞東京パンフレットはそのことに気付いたはずだ。だから誰が悪いか書かずに悲惨さだけを繰り返す。今回の調査は一面、四面、三十八面に載つた。このうち三十八面では
ひめゆり平和祈念資料館では(中略)「70年前、みなさんと同じ年齢だった彼女たちは『お国の役に立つことができる』と負傷兵の看護に行った」。修学旅行で東京から来た高校生が耳を傾けた。

ここで生徒たちは、(1)欧米列強と日本による植民地争奪戦は恐ろしいものだ、と感じるか(2)戦争に負けるとは悲惨なことだ、のどちらかを感想として持たなくてはいけない。(2)は嫌ひだから私は(1)で行きたい。だから村山富市の前までは健全だつた保革対立の中で革新勢力の主張する反帝国主義と民族解放に全面賛成して来た。
今回の記事をこの観点で見るとどうなるのか。日本はひどいアメリカは正しいとなつてしまふ。いくら拝米新聞とは云へこれはひどい。

六月二十日(土) 戦死者をバカ呼ばはりする悪質な編集委員
十八日のオピニオンのページに「ザ・コラムThe colum」といふ欄が載つた。「ザ・コラムThe colum」自体が米軍の日本語広報誌かと云ひたくなる名称だが記事自体は更に悪質である。
米軍が「バカ爆弾」(BAKA BOMB)とあだ名をつけた特攻兵器がある。日本最初の有人ロケット機「桜花」だ。

英語のBAKAと日本語のバカでは語感が違ふ。「バカ爆弾」と訳すと実に嫌な響きがする。何回もいふことだが敗戦とは悲惨なものだ。だから私は敗戦責任をはつきりさせるよう主張してゐる。東條英機の問はれたのは開戦責任であり敗戦責任ではない。敗戦責任を問ふと、戦争を煽つた新聞社や軍部の官僚組織も問題になる。さうなると今の新聞社や省庁の官僚組織にも飛び火する。それを避けるため拝米反日の駄文記事を繰り返す。
迎撃したニミッツ米太平洋艦隊司令長官は「着々と神風対策を改善しつつあった米軍は、特攻の脅威を自信をもって跳ね返すところまで来ていた」

アメリカの大本営発表を引用してどうする。とんでもない男である。戦果もアメリカ側有利のものを得意になつて書く。
伊江島付近で敵巡洋艦3隻を発見。「攻撃態勢をとりたるも桜花機落下せず雲中より下せる敵F6F2機の銃撃を受け、火災自爆戦果なし」などと記録される。

この悪質な編集委員は、肩書きを米軍戦果発表委員と変へたほうがよい。

六月二十一日(日) もう一つの記事
この日のオピニオンにはもう一つ偏向した記事が載つた。文章ではなく編集で読者の洗脳を狙つた。「18歳からの1票」といふ記事である。1ページの2/3を使ひ、三人の学者が登場し意見を述べた。2人は日本人、1人はイギリス人でリバプール大学なるところの教授である。この人の見出しが悪い。 流れは「16歳」政治教育を

どこが悪いかといふと、だから日本は遅れてゐると読者に思ひ込ませることだ。20歳を18歳に下げることがよいかどうかさへ不明である。欧米の猿真似、後追ひで記事を書くからかう云ふみにくい見出しをつける。そもそもイギリス人の発言自体、労働党政権時代に或る委員会で投票年齢を16歳に引き下げるか検討したが意見が割れて結論は出せなかつたといふ内容で始まる。それなのにその次には1969年にイギリスは21歳から18歳に下げて
多くの国が追従し、18歳は欧米の標準となりました。

欧米の標準となつただけで、世界の標準ではない。欧米の標準は進んでゐて日本は遅れてゐると思ひ込ませることが社会破壊新聞の悪質な常套手段である。

六月二十五日(木) 十九日の記事
十九日の一面先頭記事は「難民」にもなれない8年と見出しがつく。
群馬県館林市に、ミャンマーのロヒンギャ族約200人がひっそりと暮らしている。日本で難民として認定されず、仕事や医療で苦境にある人々も少なくない。

インドからミャンマー、マレーシアまでの広大な地域をイギリスは植民地にした。インド南部のタミル人をスリランカ、マレーシアなどに移民させたためその後、各国政府は長いこと対応に苦しんだ。スリランカの場合は、もともと居住するタミル人はスリランカ国籍だが、中部高原地方に膨大なタミル人が住んでゐてインドもスリランカも引き受けを拒否した。もしスリランカで受け入れれば民族比率が激変してしまふ。マレーシアではマレー語を国語、タミル語などを公用語とすることで収まつた。香港の中国返還の時に在住インド人を中国国籍とすることを中国は拒否した。これらはすべてイギリスが悪い。
ミャンマーのロヒンギャ族は隣接するバングラデシュのベンガル語の方言を話す。元から住んでゐたのかも知れないしイギリスの植民地になつてからなだれ込んだのかも知れない。ミャンマー政府は後者だとして国籍を拒否した。バングラデシュ政府は反論しないから、これが正しいのだらう。
ところがこの記事はイギリスの罪悪には一言も触れず、ミャンマーと日本が悪いような書き方である。さすが船橋洋一が移民が近くに住むようになるから英語を公用語にしろと叫んだだけはある。欧米のすることは正しくてアジアのすることは間違つてゐると洗脳を続けるのが、この新聞の特徴である。(完)


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