六百三十五、或るレストランの倒産

平成二十六甲午
十一月十五日(土) 書店の廃業
駅から100m少しのところに書店ができたのは今から十年くらい前だつた。最初は一階と二階で店の中に階段があつたが数年 して二階は閉鎖した。その後も長いこと営業を続けたが、駅のより近くに書籍のチェーン店が出きると一ヶ月ほどで閉店した。 ここ十五年ほどで書店の閉店を六つ見た。そのうちの二つは繁華街でどちらもかなり繁盛してゐた。書店は時代遅れになりつつ あるのかも知れない。一方で十五年ほど前に国道沿ひにできた店はかなり繁盛してゐる。繁華街の閉店した店の近くのもう一つ の小さな書店も営業を続けてゐる。大きな店だと営業戦略、小さな店だと経営者の人柄が重要なのだらう。

十一月十六日(日) レストランの倒産
書店が撤退の後にレストランが入つたのは三年前である。店の大きさの割に客が少なく心配したが徐々に客が増えていつた。それ でも満席にはほど遠く、しかしゆつたり座れるので決して繁盛してゐない訳ではなかつた。一年ほど前に店が一週間ほど閉店した ことがある。従業員を何人か雇つてゐるから店主不在が理由ではない。今思ふと資金繰りが行き詰まつたのだと思ふ。一週間ほど して営業を再開した。
その店が一ヶ月ほど前に突然閉店した。しばらく休むといふ貼り紙がある。前回のことがあるからまた一週間で再開するだらう。さう 思つたがいつまで経つても再開しない。そして先日、ガラス張りの両開きの扉の右横の壁が壊され、その内側の天井も壊され、中の ものが無くなつてゐた。壊された壁の跡は板が打ち付けてあつた。債権者が中の物を押収したのだらう。天井を壊して二階のものも 運び出すとはずいぶん荒つぽいやり方である。

十一月十七日(月) 倒産の理由
三年間そこそこのお客が入つたから倒産には意外な感じがする。原因としては消費税増税以外考へられない。消費税が上がれば 国民はどこかを減らして帳尻を合はせるしかない。外食は一番減らしやすい。今回の倒産は菅、野田といふ嘘つき政治屋が原因と いつてよい。
シロアリ民主党は大企業ニセ労組など消費税とは無縁の連中が多い。自分たちだけ賃上げして消費税は増税させようと企んだが、 どうやら失敗に終つた。今こそシロアリ民主党とニセ労組シロアリ連合を撲滅するときだ。

十一月二十二日(土) 廃業の多い店種
書店の廃業の多いことは前に指摘したが、その次に多いのは酒屋だらう。スーパーやコンビニで売るようになつたのは大きかつた。 昔は酒屋の正面に清酒の銘柄が書かれた立派な看板が幾つも据ゑてあつたが、今はリカーだとか書かれ清酒よりビールや洋酒が 中心になつた。あと和菓子屋が目立つ。和菓子屋は店の数がもともと少なく店主の高齢化が原因であらう。

職業の自由とは、本来は小売店や町工場の自由だ。消費税増税でこれらをますます衰退させるシロアリ民主党は国民の敵である。
倒産したレストランの壁と天井が壊されたのは、どうやら工事だつた。扉の横に階段を付けて一階と二階を別の業者に貸すのだらう。 その事実が判つて少し安心した。政治屋は地方、地元産業、伝統産業を常に気にすべきだ。それができないシロアリ民主党は撲滅 する以外にない。自民党には拝米、ニセ経営者団体連合会などの勢力が入り込んだ。自民党を変へることでこれら勢力を自然分離 させるべきだ。これら勢力が自民党を引き継ぎ、地方、伝統勢力が出て行つてもよい。そのためには維新の会、次世代の党、生活の党 に頑張つてほしい。(完)


(消費税反対その七十四)(消費税反対その七十六)

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