六百二十七、ニセ新聞東京パンフレット(自称東京新聞)にもまともな文章が載ることもある(マスコミの横暴を許すな27)
平成二十六甲午
十月三十日(木)
第一次大戦と日英同盟の記事
四日前の朝配布物(自称朝刊)の一ページ目先頭(自称トップ記事)に久しぶりにまともな文章が載つた。日英同盟により
第一次世界大戦に参戦したが最初は戦域を限定したもののだんだん拡大したといふ文章である。かういふ平和運動なら
賛成である。実態は偏向パンフレットとはいへ、新聞を自称するなら少なくともこの程度をいつも書くべきだ。東京パンフレット
のよくないところは、安直な平和運動を繰り広げて本来は良心的な人たちを無理やり一ページ目先頭に載せて九条九条と
叫ぶから醜く載つてしまふ。戦争に反対するには地道に取材して載せるべきだ。この日の文章なら新聞を自称しても合格である。
だからといつて中日新聞東京パンフレット本社の上層部を入れ替へた訳ではないから駄文章は多い。一ページ目二番目
文章は福島県知事戦である。前副知事が当選した。。開票結果が四十八万余の票を獲得した当選者、十三万票弱の次点者
から一万七千の最下位まで一票単位で載つてゐる。それなのに文章の最後に、
元福島双葉市長の(氏名年齢略)も支持が広がらなかった。牧師の(氏名年齢略)、コンビに店長の(氏名年齢略)、建設会社
社長(氏名年齢略)は及ばなかった。
とある。文章を読まずとも開票結果を見れば一目瞭然である。文章は無駄だし得票数が当選者と比べて1/20前後の人たち
四名をなぜ紹介する必要がある。選挙に売名行為は禁物である。売名行為を許さないためにも票の極端に少ない人たちは
本文では無視することが正しい。開票結果が載つてゐるのだから。
今回は元双葉町長は四人の中で唯一言及する価値はあつた。それならこの候補者だけに言及すべきだ。票数が接近する
から全員を挙げなくてはいけないと考へるなら、それは事なかれ主義である。東京パンフレット本社には上の命令に従つて
ニセ平和記事を書くといふ事勿れのほかに、文章自体の事なかれもはびこつてゐるようだ。
十一月一日(土)
夕方印刷物は最悪
朝と夕に偏向駄文文章費の印刷物配布は止めるべきだ。紙を造るには木材資源と水、電力を消費するし、印刷するには
石油資源を消費する。とはいへ二十七日の夕方配布物にも珍しく良質な文章(自称記事)があるので紹介しよう。
米「東のラスベガス」閉鎖続々
(前略)日本のカジノ解禁構想は、マカオやシンガポールなどアジアの市場からカジノ客を呼び込もうという狙いという。
その競争の先に待っている未来を、米国の例は示している。
世界で博打はいけないといふ中でラスベガスやマカオだけがカジノをやる。だから客が集まつた。世界中で同じ事をやつても客が
集まる訳はない。だからやるなら江戸時代の賭博場を観光化したものにしろと前に指摘したことがある。今さらとはいへ、ニセ新聞
がそのことに気付いたのはよいことだ。とはいへ良質な文章はこれだけだ。その左隣には中国の広州の屋台文化を批判する文章
がある。これを書いた人は日本にも屋台文化があつた、或いは今でも博多など一部の都市に残ることを知らないらしい。
別のページにはおかげさまで・・・といふ自称先進国の立場で中国を茶化した文章がある。
共産党政権になる前は、われわれの生活は牛馬に及ばず苦しかつたが今は牛馬並みになつたといふ小トリップといふ欄で世界の
ジョークと下に書かれてゐる。ジョークを装ひ世界で唯一西洋列強の仲間入りした日本といふ戦前の発想でアジアを見下す。実に
悪質である。つまり全体が汚染された中で一つだけまともな文章があるといふぬか喜びに終つた。
十一月九日(日)
ニセ新聞の悪い理由二つ目
その五日ほど後だらうか。九条を守れといふ百人くらいの集会があつたといふ文章が載った。これを見てニセ新聞がなぜニセ新聞
なのかよく判つた。その数日前に衆議院第二会館前で派遣法改悪反対の集会を二百名で行なつた。なぜこちらは載らないのか。
参加人数も二倍である。もし派遣法反対集会が数日前にあり、同じ文章が重なるといふのなら判る。さうではない。派遣法反対の
集会は今までも載らない。九条だとささいなものでも載せる。
派遣法だと中日新聞社東京パンフレット本社にとつて都合の悪いこともある。消費税増税反対だと更に都合が悪い。だから人畜無害
な九条ばかりを載せる。(完)
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