六百二十三、日本のコンピュータ業界で二番目に正論を述べる男、マイクロソフトの不良製品放置を批判

平成二十六甲午
十月十六日(木) かつて二番目にうるさいを自称した理由
かつて私のホームページはコンピュータ業界で二番目にうるさい男を自認してゐたがそれには理由がある。コンピュータと言へば 大型コンピュータだつた時代に、IBMが売上げ第一位、富士通が二位だつた。私は富士通労組の全国大会で唯一反対票を投じた。 だから富士通グループで一番うるさく、だとすればコンピュータ業界で二番目にうるさい。
実際にコンピュータ業界を見渡すと長年に亘り正論を主張してこられたビル・トッテン氏が一番、私が二番なので、ビル・トッテン氏 に敬意を表して二番目に正論を述べる男と改称した。

十月十六日(木)その二 Windows Vistaとインターネットエクスプローラの組み合はせ
そこで早速本性を発揮すると、マイクロソフトは不良製品を放置してゐる。Windows Vistaとインターネットエクスプローラ9の組み 合はせである。しかも遅いのはOffice365の電子メールにアクセスするときである。CPU使用率が100%になつたままいつまで 経つても下がらない。CPUにATOM N280(1.66GHz、1.67GHz)、メモリ2GBの場合である。日経BPのページにアクセスしても 100%になつたまま下がらない。
念のためCPUがSempron SI-42(2.1GHz)、メモリ2GBで試したがOffice365は100% になり、しばらくすると下がる。ここが永久に下がらないATOMとの違ひだが、日経BPは永久に下がらない。

次にGoogle ChromeをインストールしてOffice365と日経BPを試した。AtomとSempronはどちらも100%になるものの すぐ下がる。つまりWindowsVistaとインターネットエクスプローラ9の組み合はせは実用に耐へない。どちらもマイクロソフトの製品である。 それもOffice365といふマイクロソフトのページにアクセスすると耐へないのだから呆れる。Windows Vistaでインターネットエクスプロー ラ7(当時)が遅いことは七年前から指摘されてゐた。だから私の勤務する会社ではWindows Vista機はわざわざWindowsXPにダウン グレードして使つてきた。そこに今年初めのWindowsXPのサポート終了である。サポート終了もマイクロソフトの身勝手であつた。

十月十七日(金) 更新プログラム
よその会社の製品であるGoogle Chromeを動かすと速い。それなのにインターネットエクスプローラ7(当時)だけならまだしも9(最新) でも遅いのだから呆れる。他社との優劣を比較せず自社の製品に自己満足する。とんだ殿様商売である。今はインターネットで繋がるから 更新プログラムの配布が可能である。なぜこの方法で速いソフトを配布しないのか。
ところでマイクロソフトの更新プログラムを自動でインストールするとパソコンが遅くなる。だから自動ではなく手動に設定するとあることに 気が付く。それはダウンロードが何%終了したかの表示が途中から動かなくなる。かなり時間が経つてからまた進む。まるで渋滞に巻き 込まれた乗合バスみたいである。試しにタスクマネージャを起動してネットワークのタグを選んでみよう。これで通信速度が表示される。 マイクロソフトの更新プログラムは最初少しダウンロードすると止まつてしまふ。かなり時間が経つてから再開するがまた止まる。つまり 日本中(或いは世界中)のパソコンの台数に比べてマイクロソフトの通信容量が少なすぎる。
他社の製品と比べれば判る。普通の製品は更新プログラムを一気に取り込みあつといふ間に終了する。マイクロソフトだけだらだらと 終了の%が変らないまま長時間掛かる。OSを独占するからこんな殿様商売になる。日本の新聞に似てゐる。全国紙が少ない上に 地方紙が原則として一県一紙だから質が低い。

十月二十二日(水) 起動時に止まる
これも二日前にあつた話である。プロジェクトから戻つてきたパソコンはOSを入れ直す。重要なデータを残さないためである。 Windows7を入れ直したPCが最初は起動できた。更新プログラムをインストールしたところ起動の途中で止まるようになつた。やむを 得ず電源を切つ後に電源を入れると復旧プログラムが自動起動し「はい」を選択するとたぶん一つ前に戻すのだらう。ハードディスクに 大量にアクセスしながら長時間待たされたあげく「復旧できませんでした」のメッセージが出る。ハードディスクのセクターが壊れたか。 ディスクのテストをしても正常である。もう一度最初からOSを入れ直しても同じ現象が起きる。
次の日、もしかすると数ケ月前に更新プログラムをインストールすると起動できなくなることをマイクロソフトが発表した。あの更新プロ グラムはとつくに修正されたはずだが、これかも知れない。何回か起動させるうちに起動できた。更に更新プログラムのインストール を続けると現象は消えた。更新プログラムは一度に全部はインストールできない。一つインストールすると再起動、幾つかインストール すると再起動と続く。途中で例の更新プログラムをインストールしたのだらう。
修正したなら元のものは削除すべきだ。残しておくと最初からOSを入れ直したときにまた同じ現象を繰り返す。

十月二十八日(火) FEPが働かないときがある
キーボードの左上の「半角/全角」のキーを押したのにアルファベットが入ることがある。その場合は「半角/全角」キーを再度 押して入力するが、それでもアルファベットが入る。右下の言語バーを見ると「A」になつてゐる。つまり最初に入力したとき既に 日本語モードになつたのだが変換機能が間に合はずアルファベットで入つた。それを消去して入れ直せば日本語が入るのだが、 最初にアルファベットが入つたのだから誰もが「半角/全角」キーを押す。つまり三重手間になる。
この現象はIEを起動してインターネットを使ふとき多発する。インターネットの表示する側(例、Yahoo)が裏側で別のプログラムを 稼動させ、それでFEPが間に合はなかつたのだらう。しかしどんなサイトを表示させてもIEはマイクロソフトの製品である。FEPが 間に合はないのはすべてマイクロソフトの欠陥である。
FEPとは入力したものを処理するプログラムの総称だが、二十年以上前から日本語変換の意味で使ふのが、コンピュータ業界の 慣例である。

十月三十一日(金) 諸悪の根源は私企業がOSを作ることにある
WindowsXPのサポート終了は許し難い暴挙だ。UnixやLinuxがサポートを終了したといふ話は聞かない。諸悪の根源はOSを 私企業が独占することにある。そしてOSを次々に新しくすることにある。OSは30年経過しても変へてはいけない。(完)


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