六百一、辺野古の美しい海を守らう(その二、1.那覇市議会支持、2.辺野古に補助金は一切支給するな)

八月十七日(日) 良心的な人たちと連携
辺野古にはカネに目のくらんだ人たちばかりではない。良心的な人も多いことだらう。同じ事を考へるページを発見した。海上ヘリ基地建設反対・平和と 名護市政民主化を求める協議会(通称:ヘリ基地反対協議会)のホームページ である。その中の「辺野古の座り込み」といふページには
1.完全に非暴力の行動です。この原則を貫くように協力してください。
2.ここの闘いは「座り込み」です。私たちの行動に賛同いただける方は、まず一緒に座り込んでください。
1)座り込み時間は午前8時から午後4時までです。
(中略)
7)辺野古集落の中では、出会った人には挨拶をしてください。トラブルを起こさないように心がけてください。


住民を味方につけるには厖大な努力が必要である。挨拶をする、トラブルは起こさない。米軍も昭和三十三年のアップルタウンに始まりハーレー大会、 区民運動会と厖大な努力をしてきた。

八月十七日(日)その二 アメリカも高圧的な対応を心配
読売新聞によると
米議会調査局は15日、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題について報告書をまとめた。
仲井真弘多知事による埋め立て承認を「重要な政治的障害を乗り越えた」と高く評価しつつ、代替施設建設への反対が強まる可能性を指摘し、「日米両政府 が高圧的な対応を取れば、特に11月の知事選で反対派の政治家たちが勢いを増すことにつながりかねない」と警告している。


ここ数日の辺野古での対応が高圧的なことは明らかである。これを大いに宣伝して知事選に勝利しよう。

八月十八日(月) 漁協幹部批判
今回嘘つき幕府(自称日本国政府)は漁船を借り上げた。反対派のボートが近付くと海上保安庁の船に連絡し取り締まる。さう云ふ形態を取つた。一日五万円 でそのうち五千円が漁協の手数料になる。漁師の収入は四万五千円である。テレビに出演した漁師は、基地に賛成か反対かを聞かれて皆が賛成だから賛成 だと答へ漁業補償も入ると答へた。
この漁師は基地に賛成ではあつても良心的な人なのだらう。かう云ふ人たちを敵にしない努力が必要である。それにしても漁協は何もせず五千円とは 濡れ手で粟だ。国民は漁協が五千円を取ることが適正かどうか検証する必要がある。国民の貴重な税金である。と同時に漁業補償も適正かどうか検証 する必要がある。海流が変はつて漁ができなくなつても補償はない。台風がたくさん来て漁のできる日が減つても補償はない。不景気で観光客が減り ホテルが廃業しても経営者や従業員に補償はない。同じように漁業補償をすることが適切なのかどうか。そもそも漁業補償をしなくてはならない埋め立て が適切なのかどうか。滑走路が必要なら陸上に作るべきだ。今からでも遅くはない。漁協と漁協幹部の家を中心に滑走路を作るよう計画を練り直すべきだ。

八月十九日(火) アップルタウンの繁栄は二度とやつて来ない
辺野古の一部の人たちはアップルタウンの繁栄が再び来ることを夢見てゐるようだ。しかし海を埋め立てても繁栄は二度と来ない。かつてアップルタウンの 歓楽街が繁栄したのは、ベトナム戦争があつたからだ。生きて帰れるか判らない。だからベトナムに行く前に歓楽街で大いに散財してうつぷんを晴らす。 沖縄市のゲート通りも同じだが今は寂れた。円高になつたといふ理由もあらう。しかし一番大きな理由は戦争が終つたからだ。
二十五年くらい前だらうか。確か横須賀だと思ふが米兵相手の歓楽街の回顧談が新聞に載り、近いうちにベトナムに行く兵士は荒れたといふ。店も彼らに 同情し荒れるに任せたといふ。そしてその兵士は二度と戻つてこなかつた。別の記事で米兵が荒れるときは日本の警察に電話をしても駄目で基地のMPに 連絡すると解決したさうだ。
辺野古の一部の人たちはあの繁栄が戻ると夢見てゐるようだが、ベトナム戦争はないから歓楽街は戻らない。せいぜいゲート通りの寂れた雰囲気が限度 である。それよりアメリカ軍の死者六万人に対し、南ベトナム十九万、北・解放戦線九十二万、南民間人41万、北民間人3万。厖大な犠牲者の上での繁栄 である。あのような繁栄を二度と求めてはいけない。

八月二十二日(金) 那覇市議会支持
那覇市議会が本日午前
工事の即時中止と移設断念を求める意見書を賛成多数(賛成32、反対6)で可決した。新風会と公明、共産、社民、社大、無所属の会、なは民主の各会派長 らが共同で提出した。自民・無所属・改革の会の市議ら6人が反対した。


この決議を心から支持するものである。県庁所在地の那覇市議会が圧倒的多数で可決した。これは那覇市だけではない。沖縄全県の意見である。本土の 良心的な国民、国士、憂国の士はこの決議を無意味なものにしてはいけない。必ず辺野古埋め立てを中止させようではないか。

八月三十一日(日) ジュゴンが餌場を放棄
共同通信によると、環境保護団体が22日辺野古に近い大浦湾で調査を行ひ、6月と7月にジュゴンが海草を食べた跡が見つかった2カ所で藻場は残つてゐる もののジュゴンが食べた跡は確認できなかつたと発表した。ジュゴンが餌場の一部を放棄した可能性があるといふ。名護市で地元市民の調査チームと開いた 合同報告会で「作業に伴い多くの船が付近を航行するようになったためではないか。船との衝突も懸念される」と話した。

九月一日(月) 辺野古区のホームページ
辺野古区のホームページには次のように書いてある。
辺野古区民は昔から、
(1)困っている時、他人が物を貸したり与えようとしても、頑として受けない。
(2)人の恩を受けない。

といふことで、辺野古に補助金を使つてはいけない。箱物や漁港や公園を作ってもいけない。これだけ大口を叩いたのだから、 万一補助金を支給しようとしたり何か建設しようとしても辺野古区民は当然拒否するはずだ。もし辺野古区民が補助金や施設の 建設を一言でも言つたときは、辺野古以外のすべての沖縄県を含む四十三県一道二府一都(面積順)は、納税者として反対運動 を全国に巻き起こさうではないか。
しかしその心配は不要かも知れない。辺野古には良心的な人が多い。いざとなつたら沖縄県全体、日本全体、そしてジュゴを含む 全生物のために、新基地建設に反対してくれると確信する。沖縄にこれ以上、基地を作つてはいけない。海を埋め立ててもいけない。
考へてもみよう。工場を建設するとき周囲に箱物や公園を作るか。那覇空港を作つたりゆいレールを乗り入れるときに箱物や漁港 や公園を作つたか。

九月二日(火) 売国奴
売国奴とは国売り(自称読売)新聞と白人崇拝KKK(自称サンケー)新聞のことである。シロアリ化する以前の民主党は最低でも 県外を挙げた。ところが米軍は鳩山政権の転覆を狙つて辺野古を譲らなかつた。いはば米軍のゴリ押しである。日本は独立国 なのだから辺野古を埋め立ててはいけない。ところが二つの売国奴新聞はさかんに辺野古をはやし立てる。
反対運動に敵対する八百長質問のYahoo知恵袋は(その一)で紹介したがもう一つある。Youtubeで辺野古と入れてみよう。 埋め立て賛成派の異常に偏向した映像がたくさん出てくる。二つの新聞と変らない。

九月六日(土) 砂川基地闘争
J法律事務所の広報誌に次の記事があつた。
1955.5 「【砂川基地闘争】5月4日、政府の砂川米軍基地拡張の発表と同時に展開された闘いは、 砂川町議会の「基地拡張絶対反対の緊急動議」満場一致の可決で町ぐるみの闘いとなった。久保田昭夫弁護士らが闘いに参加し (中略)1968年12月、政府は基地拡張計画の中止を発表。闘いは終わった。」

これである。辺野古埋め立ても十三年掛けても絶対に阻止しよう。(完)


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