五百九十九、八月二十七日以降「高い、まずい、遅い」と三拍子そろつた牛丼の不買運動を起こさう

平成二十六甲午
八月八日(金) 三店そろつて値上げは怪しい
私は四月以降吉野家では割引券のある場合を除き一回も食べてゐない。松屋では一回 試しに食べただけだ。しかしすき家では六回ほど食べた。人造インフレで一時的にごまか さうとする菅、野田、亜倍の悪政には断固として反対しなくてはいけない。その対抗のため 値下げしたすき家は貴重である。正しくいふと26日まで貴重である。
三月までは三店とも280円だつた。消費税が3%上がつたのだから288円でなければ ならない。まづ吉野家は許し難い。消費税増税と同時に300円に便乗値上げをした。 美味しくなるといふ触れ込みである。割引券があるとき試しに食べたが味は変らない。 松屋は消費税分の増額に2円上乗せし290円だからまだ許せる。試しに一回食べた。 ところがその松屋が普通を廃止し、プレミアムといふ380円のものにした。これは絶対に 許し難い。従来のものと高いものを同時に売るなら判る。高いものだけ売るとは客を 馬鹿にしてゐる。私は松屋で食べることは今後永久にない。
そして二十七日からすき家が値上げすることになつた。すき家は280円を250円(税抜き)、 つまり270円に10円値下げした。ところがそのすき家が27日から270円(税抜き)、つまり 291円に値上げすることになつた。すき家はサラダが100円だが3月までは税込で100円 だつたものが4月からは税抜きで100円、つまり8円の値上げになつた。私は牛丼のときは サラダを同時に注文するからこれは二重値上げで許し難い。だから27日以降すき家で食べる ことも永久になくなつた。

八月九日(土) 人造インフレ
すき家が値上げするのは過重労働が問題になつたからだ。最初、手間のかかるメニューを 追加した。そのためアルバイトがどんどん辞めた。正社員にしわ寄せが行き、長時間残業 など大変なことになつた。
私は労働運動に関はる以上、長時間残業や過重労働は絶対反対である。一方で菅、野田、 安倍による悪質な増税や人造インフレにも絶対に反対である。今回の騒動はうそつき幕府 (自称日本国政府)の言ひなりにならない企業を個別攻撃して人造インフレを完遂しよう とする悪質な意図があると見た。
人造インフレの悪い理由は永久にインフレが続くわけではない。いつかは止まるからだ。

八月十日(日) すき家に行かう
昨日はすき家に行つた。牛丼の汁が多い。おしんこの量も多い。インターネットで調べると おしんこは増量といふマークが付いてゐる。これまでの騒動での負の印象を反転させる作戦 と見た。これはよいことである。牛丼店で嫌いなことは「つゆだく」を注文する客がゐる。かう いふ注文が出るのは汁の量が少ないのが原因である。
値上げ前にすき家にあと二回は行かうと思ふ。会社の近くにはないので、土曜があと二回で ある。土曜に目一杯行く理由は、これを機に牛丼屋には永久に行かないことに決めたため である。

八月十二日(火) 狂牛病で輸入禁止のときのすき家の対応は良かつた
狂牛病(正式名、牛海綿状脳症)でアメリカ産の牛肉が輸入禁止になつたことがあつた。尤も今の 日本には人間感染性狂牛病(正式名、人海綿状脳症)の患者が多い。シロアリ民主党及びその 圧力団体のニセ労組シロアリ連合である。国民は消費税増税に反対して民主党(当時)に投票 したのに鳩山氏が首相を辞任するや突然、消費税増税を言ひ出すのだから。
輸入禁止のとき牛丼屋三社のなかで、すき家の対応が一番良かつた。私は牛丼単独で食べる ことはない。必ず野菜も注文する。すき家は豚汁だつたかよく覚へてはゐないがたんぱく質と 野菜と調和のとれたメニューで380円くらいで、つまり牛丼とサラダを注文したのと同じだから、 よく食べた。印象に残つてゐるのは県立川崎図書館に行つたときに国道を少し南下したところに ある店でよくこれを食べた。
一番対応が悪かつたのは「まづい、高い、遅い」と三拍子そろつた吉野家である。牛丼の代替に カレー丼なるものを始めたので食べてみた。味はまあまあだがおぼん(最近はトレーともいふらしい) が黄色に変色した。そのうち豚丼を始めてこれはまあ食べられる場合と脂肪分ばかりでまづい場合 があり一長一短といふか一長三短があつた。まづ「まづい」の誕生である。
さすがの吉野家も気付いたのか牛丼を始めた。値段が280円より高いのである。だから私は食べな かつたが当時、幼稚園か小学校低学年だつた下の子を連れて豊洲のガス館に行つたことがある。 豊洲の交差点から少しガス館に向かつた道路の南側に吉野家があり、二人で入つた。下の子は既に 牛丼を目敏く知つてゐて「牛丼を頼んでいい」といふので「いいよ」と答へた。私は豚丼である。「まづい、 高い」の誕生である。
それからずいぶん経過して牛鍋丼を始めた。最初からこれを出せば吉野屋は磐石だつたのに何年も 掛かつた。「まづい、高い、遅い」と三拍子が揃つた。しかし吉野家は潰れなかつた。といふか店はだいぶ 減つた。私は当時土曜出勤があり、それはその分、代休を取るから構はないのだが、土曜に吉野家 に食べに行つことがある。会社の近くに松屋があるのだが同じ店では飽きるから確か青梅街道を西に 向ふと道路の右側に吉野家があつたのだが見当たらない。そのうち東高円寺駅に至つてしまつたから、 同じ経路を戻つたことがある。吉野家の支店はかなり閉店したのだつた。一本社功為つて万店枯るであつた。

八月十五日(金) 嘘つき幕府(自称日本国政府)を許すな
四月に嘘つき増税が行われた直後に、一部マスコミに吉野家は売上げが増え、すき屋は増えないといふ ニュースが載つた。それは吉野家が五十円引き券を配布したからだ。私はたまたま妻から割引券を貰ひ 吉野家に行つたからよく判つてゐるが、サラダ等が五十円引きといふのが何枚か綴られてゐた。丁度 それを使ひ終わるころ次に牛丼等が五十円引きといふ綴りを貰ひ使い終るころ、三度目にまたサラダ等が 五十円引きといふ綴りをもらひ、しかし消費税増税に伴ふ吉野家の便乗値上げ前は五十円引き券がある ときは丁度山口県に旅行のときだつたがそのときに比べてかなり高い。便乗値上げなのだから理由は はつきりしてゐるが。帳尻を合はせるには最後の二回をサラダ無しにすればよい。牛丼は野菜がなく 栄養が偏るからサラダ無しには絶対に食べてはいけない。二回だけここ二十年ほどの例外である。 すべては嘘つき菅に始まる極悪消費税のせいである。

八月十六日(土) 安倍が亜倍の理由
吉野家が便乗値上げしたのに売上げが伸びた。それは五十円引き券が理由だが、マスコミは吉野家が 伸びたと報道した。それからかなり経過してから松屋がプレミアム牛丼なるものを販売し従来の牛丼は 中止した。つまり実態は大幅値上げである。それをまたマスコミが大々的に報道した。そしてその前に すき家の問題も大きく取り上げられた。
すき家の過重労働は許し難い。許し難いがすき家だけの問題か。残業をする。これ自体がブラックである。 つまり日本の多くの企業とすき家には大差ない。大差がないのに騒いだのは嘘つき幕府による八百長 インフレに参加しなかつたためだ。八百長インフレで得をするのは嘘つき幕府の保護下にある産業や、 保護下になくても実質はあるのと同じ大企業である。彼らだけ賃上げして中小や個人経営者には損を させる。それが八百長インフレである。

八月十六日(土)その二 牛丼不買運動
私は昼食の予算は長いこと一食四百円だつた。数年前に500円に上げてみてこれだと選択肢が広がつて よかつたが慣れるとそれほどではない。そして消費税増税を機に三百五十円にした。これでたんぱく質、 野菜などバランスを取るのは大変さうだが工夫すればできる。だからすき家で牛丼を食べるときは従来 のようなサラダ(税抜き100円)ではなくおしんこ(税抜き70円)にした。これだと牛丼と併せて税込み 345円である。
二十七日以降三百五十円に抑へることができないから、私は永久に牛丼を食べることはないだらう。 プレミアム牛丼については、スーパーやコンビニでカツ丼が三百八十円程度なのに牛丼がそれと同じ なのは客を馬鹿にし過ぎてゐる。
国民は昼食三百五十円運動を起こし、嘘つき幕府に消費税を下げさせようではないか。(完)

八月二十四日(日) 最後の牛丼
昨日昼に最後の牛丼を食べた。二十四歳のときに大井町駅の近くで食べて以来、昨日で最後になつた。組合 事務所から雨が少し降つてきたが傘がないので急ぎ足で行つた。そのときは何とも思はなかつたが今思ふと 感慨深いものがある。しかし牛丼店が三社しかないから消費税とともに便乗値上げした。これは許し難い。 消費税は競争の少ない連中がトクをして競争の激しい業界が損をする。そのことが判つてゐて菅と野田は 法案を通し、亜倍はそれに乗つかつた。だから今後牛丼を食べることは永久になくなつた。(完)


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