五百十九、ニセ新聞東京パンフレット批判13(我田引水記事)


平成25年
十二月二十四日(火)「消費税洗脳記事」
二十三日の朝パンフレット(自称朝刊)に悪質な記事が載つた。「消費税<海外の軽減税率>」である。日本より消費税率の高い国を並べ立ててグラフを書き日本を最下位に置いた。消費税を上げる洗脳工作である。消費税のない国や日本より低い国は載せないのか。しかしすぐボロが出た。アメリカが載つてゐない。そしてグラフの2/3をEU加盟国が占める。
こんなもので日本は消費税が低いことを洗脳しようといふ新聞失格、ニセ新聞の企みである。しかも
税率25%のデンマークは新聞だけを特例の0%とする以外は、軽減税率を採用していない。大半の国が新聞や書籍を対象にしているのは、情報や知識が民主主義の基礎にあるという考え方が浸透しているからだ。
といふ悪質な我田引水まである。日本では新聞こそ民主主義を歪曲させる原因である。である以上、消費税を廃止し新聞だけ25%の税率にするのが正しい。

十二月二十六日(木)「戦争の狂気二度と」
十五日二十八面と二十九面に沖縄戦に参加した日系人の話が載つてゐる。見出しが極めて悪質である。『戦争の狂気二度と』と大きく載つてゐる。更に小見出しで『両親の故郷 涙止まらず』『方言で「出てきて」投降呼び掛け』『米軍 日系秘密部隊の沖縄戦』とある。記事自体はニセ新聞にしては珍しく良質だが見出しがよくない。
ほとんどの人は二十八面、二十九面は見出ししか見ないからである。そして戦争の狂気を今でも世界中で作り出す国がアメリカであることを誤魔化される。アメリカは人道的な国だと勘違ひし人類史上最悪の戦争犯罪原爆が誤魔化される。

十二月二十七日(金)「二十六日は隠された拝米洗脳が二つ」
二十五日の朝パンフレット(自称朝刊)は拝米が隠され知らないうちに拝米になる仕組みである。まづ「筆洗」といふコラムは冒頭から
米国民でその人形アニメーションを知らない人はいないのではないか。「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」。一九六四年の初放送以降、この季節になると毎年、三大ネットのどこかで放映される。

で始まる。
「ルドルフ」を実質作つたのが持永さんといふ日本人だといふ内容が続き、最後に
来年は「ルドルフ」五十年。米国民を毎年楽しませる作品が東京・雑司が谷で生まれたことは誇らしい一方、もう少し持永さんらに光が当たればと思うのである。

日本人でルドルフを知る人はほとんどゐない。アメリカで流行したから日本でも作者に光を当てろといふ植民地根性丸出しの記事である。

この日はもう一つ悪質な記事がある。最終ページの「国会の中庭にある池・・・」である。これも冒頭から
米国のキャロライン・ケネディ駐日大使が着任のあいさつで皇居に入る際、送迎に使われた華麗な馬車が人目を引いた。

で始まるもののその後は、国会の中庭の池が昔は馬の水飲み場だったといふうわさがあり、調べるとデマだつたといふ実にくだらぬ記事である。キャロライン・ケネディを冒頭で言及するために無理やり書いたとしか思へないトンデモ記事である。

十二月二十八日(土)「ニセ新聞拝米パンフレット」
二十七日の朝パンフレット(自称朝刊)にも偏向記事が載る。一面の先頭は靖国参拝 米が「失望」である。このパンフレットの真の目的が拝米であることを露骨に表した。二面には十月三日に国務長官ケリーと国防長官ヘーゲルが千鳥ケ淵で献花する写真を掲載した。献花は三ヶ月近く前である。なぜ今ごろ載せるのか。
それだけでも驚きなのに二十八日の朝パンフレットの二十三面にもケリーとヘーゲルが千鳥ケ淵で献花する写真を載せた。こうなると詐欺である。実態はパンフレットとは言へ一応は新聞を自称するのだから三ヶ月前の写真を載せるな。しかも二日連続で載せるな。これでは新聞ではなく旧聞である。或いは拝米工作に乗せられた醜聞である。自分の収入と地位しか考へない醜い連中である。

十二月二十九日(日)「勝手連に見る偏向記事」
本日の朝パンフレットの二十三面に勝手連の記事が載つた。三十年前の北海道知事選で勝手に社会党衆院議員だつた横路を応援した運動である。横路は現在はシロアリ民主党に所属するがここには集団的自衛権を日米同盟強化のため容認すべきだとの主張がある。これはかつての社会党とは大きく異なる。そんな連中と同じ党に所属してよいはずがない。そのことをニセ新聞東京パンフレットはまつたく批判しない。
それてゐて何かがおかしい、声を上げたい。そうした声なき声を、今も既成組織は吸収しきれていない。
と曖昧な書き方をする。何かがおかしいのではなく菅直人と野田が嘘をついて消費税増税を強行したから国民から支持されなくなり、一方で消費税増税に反対する候補は立候補者数が少ないし選挙準備はできてゐなかつたから低い投票率の中で自民党が圧勝した。理由ははつきりしてゐるではないか。ニセ新聞にさへ失格の内容である。これからはニセ新聞失格東京パンフレットと呼ぶべきだがあまりに長すぎる。
これまで明らかにしてきたように東京パンフレットの本紙は拝米と既得権現状維持である。そのくせに改革派のふりをするから社会を破壊する内容ばかりになる。リベラルの醜さが露骨に表れた。(完)


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