五百、1.地球温暖化の沮止は人類の緊急課題だ、2.アジアは連帯して野蠻人と化した近代西洋人を改心させよう


平成25年
十一月四日(月)「なぜ緊急課題を放置する」
地球温暖化の沮止は人類が眞つ先に爲すべき急務である。ところが最近西洋を中心に惡質な連中が増へて來た。このまま知らぬ顏をして誤魔化さうといふのである。この場合、一番被害を受けるのは人間以外の動植物である。しかしその直後に人間も異常氣象で食糧不足と水不足が起こり、あの世界大恐慌が再びやつて來る。
それを防ぐためには化石燃料の使用を中止しよう。できない話ではない。日本では昭和三十年代に戻るだけでよい。

十一月五日(火)「毎年削減せよ」
一氣に化石燃料の消費を止めるのは無理だといふ人もゐよう。だつたら毎年削減すればよい。さつそく平成二十六年(2014年)から始めたらだうか。今からでも遲くはない。世界は協議し削減すべきだ。

十一月十五日(金)「資本主義の終焉」
資本主義は資源を浪費することにより短期間だけ存在する經濟制度たつた。人類が滅びた後で新たな智能生物が出現したとき人間の歴史を調べるうちにさう結論附けるだらう。さうならない爲に資本主義を終了させるべきだが、だからといつて社會主義だと言つてはいけない。それでは米ソ冷戰時代に逆戻りする。資本主義をやめて自然經濟に戻るべきだ。かう言はなくてはいけない。

十一月十七日(日)「巨大な颱風」
颱風30號がフィリピンを直撃し死者1萬人と言はれてゐる。颱風の發生數が30を超えたのは19年振りだが、颱風は史上4番目の規模で上陸時の規模は史上最大だつたとひふ情報もある。名古屋大學の坪木和久教授は同規模の颱風が日本に上陸することに就いて「温暖化が進む今世紀末ごろには襲來する可能性がある」と語つた。
ワルシャワで開かれた氣候變動條約第19囘締約國會議(COP19)でフィリピン政府の代表團が地球温暖化對策の進展を訴へ「颱風30號の被害で祖國の被災民は何日も食べられずにゐる」と斷食を宣言した。

十一月二十二日(金)「野蠻人と化した近代西洋人」
近代西洋人は野蠻人である。まづアメリカ大陸で先住民を滅ぼした。次にアフリカから奴隸をアメリカ大陸に連れて來た。アジア、アフリカを植民地にした。戰爭を繰り返した。原爆といふ人類史上最惡の犯罪を犯した。そして今まさに地球を滅亡させようとしてゐる。
西洋人にまかせたのでは地球は滅びる。今こそアジアは連帶して西洋野蠻人の地球破壞を止めさせるべきだ。

十一月二十三日(土)「牛の屠殺に見る西洋人の野蠻性」
西洋人の野蠻性を表すものに牛の屠殺法がある。牛の頭にスタニングガンで衝撃を與へ氣絶させる。次に首の頚動脈を切り後足を上から吊るして失血死させる。このやうにする理由は生きてゐるときに血を拔かないと血が殘つて肉が不味くなるためだ。イギリスの調査では屠殺される牛の何割かは失血のとき意識を恢復するらしい。實に殘酷な方法である。
日本では明治維新まで哺乳類を食べる習慣はなかつた。例外として馬などを食べることがあつたとしてもそれはあくまで例外である。屠殺のやり方は西洋のやり方は何でも正しいと盲信した日本の惡い例である。戰前の日本の軍部とよく似てゐる。
なを屠殺場を批判するのは間違つてゐる。屠殺場は一般の人のやりたがらない仕事を默々と行ふ立派な人たちである。屠殺を前提に飼育する農家と、屠殺は屠殺場で行ふと法律で決めた政治屋に責任がある。更には明治維新のときにその制度を取り入れた薩長政府に責任がある。
屠殺場に入ることを家畜は判るさうだ。だから必死に抵抗したり鳴き聲をあげる。その理由は屠殺場の臭氣かと思つたが動物に詳しい人の話だと雰圍氣ではないかといふ。屠殺場の入口に向ひ綱を引く人は動作や顏附きにそれが現れる。尤も入つてしまふとおとなしくなるさうだ。そして屠殺の列は默つて進む。

十二月一日(日)「家畜の飼ひ方」
家畜の飼ひ方にも西洋人の野蠻性は現れてゐる。まづ子牛肉のための子牛は振り向くことができないくらゐ小さく暗い檻に繋がれ肉を美味しくするため榮養價の低い流動食のみを與へ、子牛は貧血、下痢、肺炎になりやすい。大人の牛は首を固定された疉一枚くらゐの牛舎で飼はれる。蹄や關節の病氣や感染症が多發し多量の抗生物質が投與される。肉骨粉を食べさせたため狂牛病が多發した。オスは成長すると肉牛として處分される。メスは毎年人工授精を繰り返し乳が出なくなつたら廢牛になる。
鶏の場合は更に殘酷である。生まれたばかりの雛は雌雄で分別し雄は生きた儘ビニール袋に大量に入れられ窒息死や壓死する。雌は羽を廣げることができない狹いケージに入れられ卵を産む間隔が長くなる2年で廢鶏になる。屠殺場では逆さ吊りの状態で生きた儘喉を切られ羽を取り除くために熱湯に滲される。熱湯の中でも意識をもつ鶏は多いさうだ。
私は小學生低學年の時に京成の黒砂驛だつたか千葉海岸驛だつたかどちらかの近くの農家に海水浴で宿泊したことがある。親戚が電電公社に勤務し共濟組合が夏に借り切つた民宿である。庭に五平方メートルくらゐの鶏小屋があり中に止まり木があり運動もできた。丁度メスが卵を産み農家の人が小屋に入つてそれを持つてきた。昭和三十八年頃ののどかな時代である。その後、日本も西洋式のケージで飼ふやうになつた。
西洋人はろくなことを考へない。西洋人の眞似をしては駄目である。

十二月四日(水)「西洋人を改心させよう」
このままでは地球は滅びる。今こそ西洋野蠻人を改心させ化石燃料と原子力發電の使用を停止させよう。(完)


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