四百十二、東京新聞の記事を読む限り護憲派のほとんどは既得権シロアリ派だ


平成25年
五月八日(水)「既得権シロアリ派」
既得権シロアリ派といふ腹黒い連中がゐる。今の政治体制を維持したいくせに進歩派のふりをする。だから社会を破壊する。かういふ連中が菅と野田を生んだ。拝米だからマツカーサの押し付けた憲法をありがたがる。しかしこの憲法には欠陥がある。最近では国民は消費税増税に反対して民主党に投票したのにシロアリどもが増税を強行した。これこそ最大の欠点である。
シロアリ民主党が菅、野田、前原の各派と手を切り民主党に回帰するなら別だが、それ以外のときはシロアリ民主党を撲滅し憲法を改正すべきだ。

五月十日(金)「雇用に見る憲法の効果」
憲法が生活に及ぼす影響はほとんどない。例へば雇用で見ると、我々に影響を及ぼすのは労働基準法、労働安全衛生法、労働組合法、職業安定法、天下の大悪法労働者派遣法などであり憲法ではない。
労働者は下層だから労働組合が認められる。ところが今は大手の正社員に労働組合があり中小は組織率が低い。非正規雇用に至つてはほとんどない。労働組合は昔からの百姓一揆の伝統を引き継ぐものだ。それを憲法で認められたと錯覚するから世の中の役に立たない組織ばかりができる。特に許しがたいのは消費税増税騒動である。

五月十一日(土)「裏切り女を許すな」
社民党に裏切り女がゐた。与党でゐたいためシロアリ民主党に移動した。辻元清美である。そして消費税増税に賛成した。そんな醜い女が護憲を呼びかけた場合各政党の議員は絶対に賛同してはいけない。特に「みどりの風」「生活の党」には期待してゐるのでこれらの政党の議員は絶対に入つてはいけない。
期待してゐるのはこの二党だけではない。「維新の会」「みんなの党」にも期待してゐるし「自民党」「公明党」にも期待してゐる。これらは裏切り女の呼びかけに応じる可能性は皆無だから挙げなかつた。「共産党」も昭和五〇年代以前を知つてゐるから期待してゐる。「社民党」も党名を社会党に戻し昭和四十年前半の路線に戻るなら期待したいが福島さんでは無理かも知れない。しかし東京大空襲の質問主意書を先月二十四日に提出するといふ従来の親米路線を転換する動きも見せた。
裏切り女が呼びかけ人のフォーラムは国民の敵だから全員落選させようではないか。誰が売国奴が明らかになる。

五月十四日(火)「左翼崩れの拝米」
左翼崩れはアメリカこそ自由と民主主義の最先端だとばかり拝米に陥る。自由と統制は車でいふとアクセルとブレーキである。調和が大切である。自由ばかり叫ぶと新自由主義になる。
民主主義は選挙者と被選挙者に私心が無い場合にのみ成り立つ。だから今は民主主義ではない。私欲と私欲のぶつかり合ひである。先の増税騒ぎがよい例である。
今の経済は地球滅亡と引き換へである。子孫の世代を考へず、他の生物を考へず自分たちだけ贅沢をすればよいといふ思想である。左翼崩れは拝米ではなくまづ化石燃料の使用を停止させるべきだ。

五月十七日(金)朝「橋下発言と女性国会議員記者会見」
橋下氏が沖縄で米軍司令官に風俗業の活用を進言した。一番の問題点は米軍に媚びるつもりで発言したことだ。ところが媚びたことにならなかつた。維新の会はかつて長期的には安保条約の解消を言つた。ところがすぐひつこめた。そして今回の米軍司令官への問題発言である。以前、自民党の閣僚クラスの国会議員が、米国に対して日本はもつと主張すべきで嫌なら米軍は出て行つてもらつても構はないと発言した。ところが翌日あたりに発言を取り消した。日本の議員は米軍にそこまで気を遣ふ必要はない。国民に対して気を遣ふべきだ。

女性の国会議員の有志が記者会見を開き橋下発言を批判した。裏切り女の辻元を除外したのはよいことだ。かういふ記者会見なら心から支持したい。男女対立を煽るのではなく男女とも賛成できる活動にすべきだ。七年前に女系天皇に反対する一万人集会があり私も休暇を取り参加した。会場を見渡すと女性も多く、司会村松英子、主催者挨拶三好達、講演中西輝政、櫻井よし子と男女のバランスが整つてゐた。

五月十七日(金)夜「東京と産経は偏向がひどく新聞ではない」
東京新聞は安いだけが取り得だから我が家では東京と神奈川を六ヵ月づつ交互に購読してきた。その後産経が夕刊を廃止して東京より安くなつた(東京は朝刊と夕刊で3250円、産経は朝刊のみで2950円)。そのため東京と産経を六ヵ月づつ購読してきた。しかし産経は反中反韓が余りにひどく購読しないことにした。だから今は東京だけを購読してゐる。東京新聞の昨日の夕刊によると、女性議員の記者会見は社民党の、
福島氏のほか、民主党の菊田真紀子衆院議員、生活の党の森裕子代表代行、共産党の田村智子参院議員、みどりの風の谷岡郁子代表、無所属の糸数慶子参院議員ら約十人が出席。

明日は五月十八日(土)「シロアリ民主党は全体が裏切り男、裏切り女だ」と題してシロアリ民主党のゴミ議員どもは全員が裏切り男、裏切り女だ、その理由は国民を裏切つたからだ、辻元清美だけではなくシロアリ民主党とは手を切るべきだ、と書くつもりだつた。裏切り女の辻元は記者会見に参加しなかつたと考へるのが普通だ。ところが今日の朝刊を見ると
野党の女性議員有志十一名が十六日、(以下略)。
沖縄選出の糸数慶子参院議員(無所属)は、慰安婦発言に関して、沖縄に約百四十カ所の慰安所があったとする調査結果を挙げ「生きている元慰安婦の人がいるのに許せない」と憤った。
民主党の辻元清美衆院議員は「グローバルな人権感覚がないことを世界に知らしめた」と橋下氏を批判。

これまで何回も言つてきたがグローバルを叫ぶ連中にろくな人間はゐない。やはりといふ印象である。記事はその後、生活の党の森代表代行、社民党の福島党首の発言を紹介したのちに他の出席者は以下の通り=敬称略として政党別に出席者の名前を列挙してゐる。沖縄出身の糸数議員は無所属だから例外として森氏と福島氏は代表代行または党首である。昨日の夕刊は記者会見の机に並んだ六人を紹介したのになぜ翌日も同じ記事を載せ、しかも机とは別の場所に座つた裏切り女の辻元を民主党の中心として紹介するのか。昨日の夕刊には写真も載つたから後世の笑ひものとならう。

五月十八日(土)「怠惰はどの政党にも起こる」
既得権派にとり護憲ほど楽なものはない。誰にも批判されないからだ。かつて社会党(当時)の土井たか子委員長は絶対に護憲といふ訳ではない、つまり憲法をよくする改正なら賛成と発言した記事を一回読んだことがある。
私が社民党に不信感を持つたのは昨年の全国労組交流集会である。その前に派遣法も有期雇用も不十分な結果に終つた。私自身は派遣や有期雇用ではないがこれらの制度を放置すると社会が崩壊する。だから絶対反対しなくてはいけない。ところが福島党首は有期雇用のどこに問題があるか判らずうちの労組の委員長代行と加盟組織の事務局長が説明に行き、国会の福島党首の質問は概ねこの二人の説明内容だつた。その後全国交流集会に来て憲法憲法と叫ぶだけだつた。
政治家は道徳性が大切である。裏切り女やシロアリ民主党なんかと付き合つてはいけない。しかし怠惰はシロアリ民主党だけに起こるのではない。どの政党にも起きる。そして政党より更に怠惰が起きるのが日本の新聞業界である。新聞社数が少ないためだ。戦争の度に新聞社が統合されて行つた。そしてつひにまともな新聞が一つもなくなつた。(完)


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