三百三十九、日本酒で乾杯し、二杯目からは薄めて飲まう(健康に飲酒する方法)


平成24年
十二月二十九日(土)「京都市議会」
京都市議会が「清酒の普及の促進に関する条例」を全会一致で可決した。乾杯は清酒で行はうといふものだ。これはよい条例である。乾杯はほとんどビールである。しかし日本酒で行ふべきだ。一方で日本酒は悪酔いすると思つてゐる人が多い。これは日本酒が悪いのではなく、飲むアルコールの総量が多いためだ。
ビールは5%弱である。日本酒は15%である。だから日本酒を飲むときは3倍に薄めるかお猪口一杯につき水を二杯飲むべきだ。私は健康のため、最初の乾杯は原酒で行ひ、二杯目以降は3倍に希釈して飲むことを推奨する。5%だと喉や胃に優しい。15%だと長年飲むと喉や胃の粘膜に影響を受けるからだ。

十二月三十日(日)「日本酒の度数」
今から21年前までは日本酒には特級、一級、二級の3種類があつた。私の記憶では特級はアルコールが15.5度前後、一級は15度前後、二級は14度前後だつた。ただしこれはワンカツプの場合で、級数と度数は直接の関係はない。事実、特級は美味かつたし二級はまづかつた。インターネツトで調べると、昔は級があつてアルコール度数で決められてゐたとまことしやかに書いてあるが、これは当時の事情を知らぬ者の知つたかぶりであらう。
私が今まで飲んだ一番まづい日本酒は、武州足立郡蕨宿(最近はさいたま市など変な地名が多いので現代地名は使用を拒否)の蕨高校の裏あたりにあつた酒屋で今はないが三十年前に買つた1升瓶でやたらと甘つたるい。とうてい飲める代物ではなかつたがお燗すると舌が熱さで麻痺し飲めることが判つた。といふことで半月くらい掛けて頑張つて全部飲んだ。
最近は12度くらいの日本酒が出回つてゐるがあれはよくない。伝統に従はず値段を下げるだけの目的で出荷するからだ。12度くらいのものを生半可飲んではいけない。一杯目は生酒、二杯目からは14度以上のものを3倍に希釈して飲まう。これが健康に飲むコツである。

一月三日(木)「焼酎」
私は普段は焼酎を飲む。焼酎で気をつけなくてはいけないことは25度と20度があることだ。1升瓶なり1升パツクなりで値段が安くても20度は1度あたりの単価は高いから絶対に買つてはいけない。私の記憶では、以前は焼酎は35度と25度があつたと思ふが最近は35度は見当たらない。代はりに20度が出たように思ふ。
私は25度の焼酎を6倍くらいに薄めて飲む。4度くらいになるからビールより薄い。お湯で薄める、昼は脂つこいものは食べない。これが大切である。180mlの茶碗で三倍飲むとほろ酔いになる。これなら毎日飲んでも健康である。私はこの方法で健康を保つてゐる。
あと美味しい焼酎は買つてはいけない。1升1000円程度の焼酎は味がほとんどない。といつて焼酎甲類みたいに無味乾燥工業用アルコールみたいな味ではない。乙類で安い焼酎がよい。美味い焼酎はつい4杯目、5杯目と飲みたくなる。

一月四日(金)「洋酒は飲むな、飲まれるな」
乾杯はビールでやることが多い。しかし日本酒ですべきだ。神聖な気分になる。そして二杯目以降は度数の低いもの、例へば日本酒を薄めたものや焼酎を薄めたものを飲むべきだ。これで全国各地の振興になるし健康にもよい。(完)


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