三百二十一、小宮山洋子批判、その九(マスコミと西洋猿真似運動批判)

平成24年
十一月十八日(日)「NHKのアナウンサ逮捕」
4日前にNHKのアナウンサが電車内で強制わいせつを行ひ逮捕された。大正十四年ラヂオの出現とともにアナウンサといふ職業が発生した。当時は国内に前例がないだけに苦労もあつたことだらう。昭和28年テレビが国内に現れたときも前例がないだけに苦労もあつたことだらう。ところが前任者たちが活躍をするとそのおこぼれを頂戴しようとするシロアリのような連中が出現する。アナウンサはその一つである。彼らはテレビカメラといふ機械の前に座り話をするだけで、偉くも何でもない。たまたまその機械が日本中に放送するため本人たちだけが偉くなつたと勘違ひする。その典型が今回逮捕されたアナウンサであり、前厚労相の小宮山である。
改めて「小宮山洋子批判、その八」の最後に書いた「予算さへあれば誰でも政治屋が務まる。財務省に騙されて消費税増税を突つ走り、そのカネをばら撒くとはあきれる」を思ひ出した。すべての国民は連携して消費税増税を撤回するまでシロアリどもへの批判を続けよう。

十一月二十二日(木)「NHK放送総局長の非常識発言」
今回の逮捕についてNHK放送総局長が「ニュースキャスターを務める職員が逮捕されたことは誠に遺憾。」(読売オンライン)と発言した。ずいぶん非常識な発言だ。ニユースキヤスター以外が逮捕されるなら構はないのか。
テレビに出演する人は偉くて、それ以外の現業は低いといふ意識が顕在した発言だ。無論アナウンサーより総局長は更に偉いといふ前提に立つてのことだ。日本のマスコミはすべて駄目になつた。小沢氏への報道でそれは明らかだ。今こそ既成政党と既成マスコミは解体すべきだ。NHKも例外ではない。民放や大手新聞社の偏向が伝染した。マスコミは市町村か県単位の小さなものに分割すべきだ。

十一月二十三日(金)「マスコミに目立つ政治屋」
マスコミに目立つ政治屋もろくなのがゐない。昨年の東北大震災の前から蓮舫と枝野が異常突出した。しかし蓮舫は三時間停電のときに「権力で自由な行動や社会活動を制限するのは最低限にとどめるべきだ」と場違ひなことを言つた(百六十二、菅直人と蓮舫は現代の非国民だ(三時間停電を批判)へ)
前原も枝野、蓮舫に次いでマスコミに突出してゐたが国交省、外相のときに中国船の船長を逮捕し粛々と国内法で処分すると発言し実際に行はうとして、日中間で緊張が高まつた。今回も尖閣諸島の国有化で高まつたがあのときは一時的に悪化しただけだつた。少なくとも日本企業で撤退しようと考へるところはなかつた。ところが枝野は、中国に進出する企業は自己責任だと非常識なことを言つた。
当時から言はれてゐたが、野田派、前原派はマスコミに目立つ人が多かつた。本人が優秀だからではない。マスコミの偏向である。日本のマスコミは根底に拝米がある。だから野田派、前原派を持ち上げた。日本のマスコミは偏向を隠すため一部の記事で進歩主義のふりをする。蓮舫が持ち上げられたのはその理由による。   

十一月二十四日(土)「失業者と非正規雇用の格差解決」
夫婦は力を合はせて子どもを育て家庭を運営すべきだ。だから男女格差はあり得ない。あるとすれば離婚したときだ。専業主婦が離婚すれば無職となる。ここに朝日新聞やシロアリ民主党の偽善者どもに付け入られる隙が生まれる。
世の中を見渡せば、個人商店は倒産や廃業、中小労働者は解雇、退職勧奨、嫌がらせ退職がそもそも続出してゐる。私が労働運動に30年間係はつて来たのもさういふ理不尽を許さないためだ。
すべての求職者に雇用先を確保することは政府の責務だ。出来なければシロアリ民主党政権の首相、厚労相、厚労事務次官、官房長、全局長その他付録の政治屋(副大臣等?)を引廻しの上磔獄門にする。ここまでやるなら賛成である。単に女性を幹部や議員や委員にしろと叫ぶだけなら反対である。

十一月二十五日(日)「マスコミ露出度の高い議員にはろくなのがゐない」
地道に活動を続ける女性議員はこれまでずつと応援してきた。古くは土井たか子議員、最近では北海道の工藤議員などである。しかしマスコミ露出度の高い女性議員はろくなのがゐない。女性議員ばかりではない。男性議員にもマスコミ露出度の高い連中はろくなのがゐない。野田派前原派のことである。
候補者の一定割合を女性に振り向けるクオータ制には反対である。ますます低質な議員が生まれる。男だらうと女だらうと国民の為に働く議員こそ必要である。今回三十の女性団体がクオータ制を主張をしたさうだが、各政党はこれらの団体の会員や支持者から候補者を選んではいけない。それでは我田引水になるし、女性委員が何人だと叫ぶ人が議員として不適格の例として、以前に小宮山洋子を挙げたことがある。
土井たか子委員長の時代に社会党は大躍進をした。その後、村山の後の社民党党首になつて晩節を汚したが、最初の社会党委員長のときは、私は大賛成だつた。しかし富士通労組の中に、女が先頭に立つてもうまく行かないといふ人が何人もゐた。これらの人たちは技能職の職場委員で技能職はどうしても力仕事、男の職場といふ意識がある。あと南多摩支部の委員長が酒を飲んで売春の話をした。私が抗議して次からはしなくなつた。支部といふのは工場単位の組織だから名称とは異なり大きい組織である。日立労組で言へば単組である。男の側はこれらの意識を改善すべきだし、女の側はクオータ制で送り込んではいけない。クオータ制で来るとリベラルのふりをするから結局は新自由主義になる。

十一月二十六日(月)「なぜ消費税に反対しない」
小宮山洋子は厚労相のときに、消費税を上げて保育園幼稚園一体施設の給料を上げるなどインセンテイブにすると記者会見で述べた。消費税は政府の赤字を解消のためといふのが管、野田の触れ込みだつたので、この発言で嘘だと判つてしまつた。
主婦の立場に立てば消費増税反対こそ第一の関心事のはずだ。ましてや今回の総選挙は野田の、増税を決めてから国民に信を問ふといふ順番逆転発言から出た。消費増税反対こそ主張すべきだ。

十二月一日(土)「クオータ制」
女性が政治の分野で活躍するのはよいことだ。特に土井たか子さんが社会党委員長のときの迫力はすごかつた。社民党のときは駄目だつたが。
それに対してクオータ制といふ珍妙な制度を用いれば、できの悪いシロアリ女が続出する。そもそもクオータ制といふ名称がよくない。西洋の猿真似だとすぐ判る。西洋の猿真似では戦前の軍部と同じになる。今回の消費増税と同じになる。もし消費税を西洋と同じにするなら、まづ企業別労組を禁止し非正規雇用もなくしワークシエアリングが日本でもできるようになつてから増税すべきだ。それと同じでクオータ制の制度だけ真似するとろくな女が出てこない。(完)


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