三千百七十六(うた)エマニュエル・トッドが語る「西洋ニヒリズム」の根深さ
丙午(西洋地球破壊人歴2026)年
四月七日(火)
AERAのホームページに
エマニュエル・トッドが語る「西洋ニヒリズム」の根深さ  トランプはアメリカ社会そのものの鏡なのか?

が載った。前文は
フランスの歴史家エマニュエル・トッド氏は、道徳的価値観の崩壊した社会が背徳的な政治を解き放つという、深刻な診断を下します。トッド氏はトランプの外交姿勢とヒトラーの外交を比較しながら、「悪をなすことに喜びを感じる指導者」を生み出したアメリカ社会のニヒリズムの深さを語ります。同志社大学大学院教授の三牧聖子氏は、ロシアへの憧れを示すトランプに民主主義の危機を重ね、鋭く応じます。(中略)最新刊『2030 来たるべき世界』から一部を抜粋・再編集してお届けします。

本文に入り
トッド (前略)アメリカ社会の道徳的価値観の崩壊ということから考えましょう。私は、アメリカ社会がトランプの振る舞いに抵抗する力を失いつつあると思います。だから、社会学的、歴史学的に見て、何かが起きた。そして、それがトランプという人物の人格を解き放ってしまった。

アメリカは、移民が入り込み、先住民を滅ぼした時代から、道徳的価値観は崩壊してゐたと思ふ。米ソ冷戦で、一時的にソ連以外にいい顔をしただけだった。
ここで申し上げるのは、論証できることではありません。
ただ、彼を見ていて、(中略)悪をなすのに喜びを抱くタイプの人間ではないかということです。嘘をつく快感、人を殺害させることにさえ快感を得ているかもしれない。

だとすれば、トランプは保守とは正反対の人間だ。
この先、そんなに長く続かないにしても、依然としてアメリカは強国ではあるのですから。で、ちょっと考えればわかることですが、その世界最大の大国の指導者は、要するに背徳者なのです。ただ、あまりに恐ろしいので、この現実を認めようとしない空気もあります。

単純の唯物論はニヒリズムその行く先は二つあり 一つは唯金その為に帝国主義の戦争かまたは地球を破壊する もう一つにはリベラルに地球破壊と引き換への贅沢により社会を破壊

反歌  ニヒリズムその行く先は地球破壊またはリベラルどちらも悪魔

四月九日(木)
三牧 トッド先生のトランプ評を聞きながら、日本の私たちにはなかなかできない率直な批判だ、と感じておりました。
アメリカは日本にとって唯一の同盟国。(中略)私たちには、どんなに問題のある人物でも、アメリカの大統領を褒めたたえるクセがついてしまっているようにも思います。(中略)しかし少なくとも、日本が日米同盟以外に安全保障の選択肢を持っていないという現実が、アメリカに関する認識を歪めている、そのことに自覚的になるべきだと感じました。

問題点を赤色にした。この感覚は異常だ。かつて、革新系知事市長が、大都市のほとんどを占めた。革新は、親ソ、親中、独立系、欧州型社会民主主義が内紛を繰り返して、しかしそのことが原因ではなく、東欧とソ連崩壊が原因で、消滅したが。
トッド (前略)私は以前からトランプを嫌っていたわけではありません。(中略)トランプのシンパではないかと疑われたくらいです。しかし、その後の展開を見て、厳しい批判をするようになりました。
(中略)ここ最近、ロシアはトランプのダブルスタンダード、二面性にうんざりし始めているのではないでしょうか。一方で友好的なことをいい、他方で、米軍の情報機関や衛星はウクライナ軍がロシアを狙うのを支えている。
ただ、基本的に私は、歴史学者としてフランスのアナール派の流れに連なります。各国指導者の人物像よりも人々の織りなすダイナミズムに関心を向ける学派です。ですから、私がいちばん怖いと思うのは、トランプはアメリカ社会の真の姿を表しているのではないかということです。アメリカ社会全体がトランプのようなものかもしれない。それが恐ろしい。

これは正しい。と同時に、産業革命以後の、欧州でもあった。
欧州の産業革命諸悪の根源 アメリカは欧州引き継ぎ帝国主義へ
(終)

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