二千九百五十八(うた)地元の話題(辻用水を上流へ、不動産売り出し)
乙巳(西洋地球破壊人歴2025)年
十月二十日(月)
先週の土曜は、辻用水を最下流の笹目川合流部まで歩いた。本日は、上流の東北本線線路まで歩いた。国道17号を越えて150mほどは、昭和40年代から暗渠だ。まだ農業用水として使用された時代にこの区間だけ暗渠なのは、上に道路があるためか。大型車が通行しないやうに、コンクリート製の柱が二本立ってゐた。暗渠を越えて少し上ると、鯉が10匹ほどゐた。笹目川から遡上するのは難しいし、暗渠を越えて上るだらうか。
辻用水鯉を見るのは初めてか ぶぞう川にも見かけたは笹目川との繋がりて 別の訳にてそれぞれ泳ぐ

反歌  辻用水笹目遡上は困難か石の斜面と長きの暗渠
「初めてか」と詠んだのは、見た時は初めてだったが、よく考へると前にも見た記憶がある。その後、上流の浅い部分で水が流れないときがあり、魚は棲息できないと勝手に判断したやうだった。
そこから600mほど上流に、水位が低い部分がある。その付近に、「さかなを採らないでください さいたま市」の表示があるので、水位が低くなったので暗渠の手前まで下りてきたと思ふ。
(10.26追記 昨夜からまとまった雨があり、今朝は弱い霧雨が降ったり止んだりになった。辻用水を、東北線線路まで往復した。水位の低い部分の上流にも、鯉が何匹もゐた。水位の低い部分を上ったか。写真を、幾つか追加した)

  
鯉の群れ                      水位の低い部分              同左(雨天時)

途中で、四階建てのマンションを建設中だった。辻用水の周辺は、緑の残る地域が幾つかある。それが減るのは残念だ。更に上流へ向かふと、ごみ取りネットらしきものがある。その少し上流で東北本線を潜る。

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ごみ取りネット                   かつては足元の網部分で、左の下流と、   ごみ取りネット(雨天時)
                          前方の歩道左半分の開渠と分岐した

  
東北線を潜る。前方は浦和電車区     道路と線路の隙間。左に高さ15cmくらい  同左(雨天時、石は3cmくらい顔を出す)
                    の石が頭を出す

用水に沿ひて草木が生ひ茂る今は少なし貴重な景色
(10.26追記その二 上流の東北本線線路近くは水が濁り、中流は水が澄み、下流の暗渠手前は再び水が濁る。水位が深いと濁って見えるのか、水の流れた時刻により濁ったり澄んだりするのか不明だ。)

 
濁った水                橋の下(見えない)で雨水がチャポチャポ落ちる音と泡

十月二十一日(火)
昨日の散歩時に、戸建ての住宅を売り出すちらしがあった。土地は50平米、三階建てで面積は99平米、二階下の駐車場11平米を含む。一回はお手洗ひ、浴室と、一部屋。二階はLDKとお手洗ひ、三階は三部屋。夫婦に子供二人と老人一人が住める。土地が狭いにしては、いい間取りだ。
しかし妻が云ふには、部屋が4.2、5、5、6.2畳で狭く、収納が少ない。なるほど収納は少ない。部屋が狭いは、意見が異なる。小生の感覚では、3畳は狭く、4畳半は普通、6畳は広く、8畳は極めて広い。昔住んだ家は、大正13年の建築なので、感覚が異なるやうだ。
昨年七月に完成したので「中古(築後未入居)」とある。三棟のうち他の二棟は既に売れたから、一旦売れたのだらう。購入後に事情があり、居住できなかったのかも知れない。
人生は上下がありて新築の家も買ひ主波に揉まれる

「上下」「かひ」は、波の縁語。(終)

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