二千六百七十(うた)人口減少期に、北陸新幹線を小浜経由で作ってはいけない
乙巳(西洋発狂人歴2025)年
三月五日(水)
人口減少期に、北陸新幹線を小浜経由で造ってはいけない。これまでに何回も指摘してきた。
石川県の地方紙「北国新聞」のホームページに
米原で乗り入れ「問題ない」 東海道新幹線に直通可能 中川京大名誉教授が指摘 金沢経済同友会が勉強会
が載った。
北陸新幹線敦賀以西の延伸について講演した京大の中川大名誉教授(交通政策)は、米原ルートでの東海道新幹線への乗り入れについて「技術的には何の問題もない」と指摘した。現行計画の小浜ルートに対し、京都府で地下水問題や残土処理への懸念が強いことに触れ「京都を通ることはまずできない。他のルートを検討しなければ開通が一日一日遅れていく」と述べた。
(中略)東海道新幹線のダイヤがすでに過密なため、乗り入れの余地がないという声があることに対しては、東京―名古屋に比べて名古屋―新大阪は輸送密度が低く、比較的ダイヤに余裕があると説明。「ひかり」「こだま」の一部を名古屋や米原止まりにすることで、乗り入れが可能になるとの認識を示した。
「ひかり」「こだま」の一部を名古屋や米原止まりにすることは、賛成だ。その場合、後続の「のぞみ」にジパング倶楽部でも乗れるやうにしてほしいが、「乗り入れる北陸新幹線に乗れ」で済まされてしまふだらう。それは止むを得ない。
JR西日本が小浜ルートでの整備を求めていることについては「京都市民相手に20年、30年もけんかすることは得策ではないのは分かっていると思う。考え方は変えるだろうと予想している」と述べた。
(中略)さらに「北陸と中京の関係も極めて重要だ。中京の方からも、声を上げていただくようにしなければならない」と語った。
最後の一行も重要だ。日本は長いあいだ、東京、関西、中京の三極体制だった。中京の地位向上のためにも、北陸新幹線は米原経由がよい。
昭和には七大都市とよく云はれ 東京横浜関東圏 名古屋中京 大阪と京都神戸が関西圏 新た福岡加はりて 国内すべてどれかと結ぶ
反歌
秋津洲すべての土地は大都市のどこかが近し旨(うま)し国にて
それでは小浜へ新幹線が永久に来ないのかと云へば、そんなことは無い。山陰新幹線を作ればよい。それには人口減少を止める必要がある。つまり、
人口減少を止める → 山陰新幹線開業 → 山陰北陸連絡新幹線開業 → 小浜駅新幹線停車
になる。小生は最近、トンネルはやたらと作るべきではない、と考へを変へた。これは北海道新幹線の工事で川の水が枯渇した事件が原因だが、人口減少期も大きい。人口減少を止めた後に山陰新幹線を作る時は、山陰本線か福知山線のどちらかに沿ふべきだ。
トンネルは水脈破壊残土出て金は掛かりて死傷者が出る(終)
兼(北陸新幹線は米原へ8)
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