二千五百六十七(うた)日本メディアは報じない、アメリカの国家解体「やりたい放題」
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
十一月二十七日(水)
現代ビジネスのホームページに
知ってはいけない、世界の《残酷な常識》日本メディアは報じない、“正義のアメリカ”国家解体「やりたい放題」の実態
が載った。前文は
アメリカがこれまで行ってきた世界各地での軍事介入政策は、特に中東諸国の国家崩壊をもたらし、無政府状態と混乱を引き起こした。(中略)ドイツ在住の(中略)川口マーン惠美氏と(中略)福井義高氏が、「ハマスのイスラエル奇襲攻撃」とこれに対するイスラエルの凄まじい反撃について語り合う。
※本記事は、『優しい日本人が気づかない 残酷な世界の本音―移民・難民で苦しむ欧州から、宇露戦争、ハマス奇襲まで』より一部を抜粋編集したものです。
本文に入り
福井義高(以下福井):アメリカは世界中で同じようなことを繰り返しています。
特に中南米ではやりたい放題です。1898年の米西戦争ではキューバの独立を支援すると称して開戦したのに、スペインを追い出した後は、キューバを事実上、保護国にします。その状態はフィデル・カストロに追い出されるまで続きました。
1903年には、運河建設をめぐりアメリカの意に沿わないコロンビアから、パナマ共和国を独立させたうえで、パナマ運河を建設したのみならず、運河両岸地帯を米領土としました。1999年にやっとアメリカはパナマに運河両岸を返還しました。
川口マーン惠美(以下川口):リューダースに言わせれば、2001年9月11日の同時多発テロ以降、アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、イエメンに至るまで、アメリカが行ってきた軍事介入政策は、中東諸国の国家の崩壊をもたらし、無政府状態と混乱を招いた。(以下略)
イラクについても(中略)アメリカのせいで混乱状態になって以来、50万人もの子供たちが無惨にも死んでいった責任はアメリカにあると断言しています。(以下略)
福井:(前略)アメリカ指導者の非人道性を示す例が、1996年5月、当時国連大使で後に国務長官となるマデレーン・オルブライトがCBSの報道番組《60Minutes》に出演した際の発言です。
これまで対イラク経済制裁でヒロシマより多い50万人の子供が死んだとされていることを問われたオルブライトは、「難しい選択だったけれども、犠牲に見合う価値があったと思う(we think, the price is worth it)」と断言したのです。
(中略)オルブライトは「50万人」という数字にも異議を唱えませんでした。
川口:そう、いつも冷静なリューダースが、その話のとき、怒りで身を震わせるようになったのが印象的でした。
日本に対しても、米軍が占領(駐留と称するが)を続けて、LGBT法案では露骨に圧力を掛けた。
十一月二十八日(木)
福井:(前略)1956年に「スエズ動乱」という軍事紛争がありました。エジプトのガマール・アブドゥル=ナセル大統領がスエズ運河国有化を宣言し、これに反対して英・仏・イスラエルが出兵した「第二次中東戦争」あるいは「スエズ戦争」とも言われる軍事紛争です。
このとき、軍事力行使に慎重なアイゼンハワー大統領は、(中略)事実上、ソ連とともにナセル側に立ち、英仏そしてイスラエルに断固とした態度で撤兵を迫ります。
アイゼンハワーはイスラエルに明確に「ノー」と言った最後の米大統領といえるでしょう。おそらく、このときがアラブ世界のアメリカへの好感情が頂点に達した時期です。
しかし、せっかく築き上げた親米感情を、アイゼンハワー以降の米歴代政権が崩していき、今では中東で一番嫌われているのはアメリカといえる状況となっています。
アメリカのアイゼンハワーは欧州の戦線にして 太平洋人類史上最悪のマッカーサーとは正反対に
反歌
トルーマンマッカーサーは原爆で史上最悪戦争悪魔
十一月二十九日(金)
福井:イスラエル軍と情報機関モサドの威信を大きく傷つけました。(中略)当初、現地部隊はほとんど抵抗できず、兵士と民間人に1000人強の犠牲者が出ました。面目をつぶされたイスラエル軍による反撃は(中略)、ハマスの攻撃によるイスラエル人犠牲者の10倍以上の犠牲者が出ています。ほとんどが子供を含む一般民衆です。
ただし、これまでイスラエルとの対立でパレスチナ人が犠牲になっても、欧米主流メディアではほとんど取り上げられなかったのが、今回のガザ地区の惨状は大々的に報道されています。
そのため、アラブ諸国だけでなく、欧米でもパレスチナ人に同情が広がっており、結果的にハマスの無謀ともいえる攻撃は、耐え難い犠牲を伴ったものの、政治的には成功だったということもできます。
欧米主流メディアが大々的に報道するのに、日本ではあまり報道されない。
欧米を猿真似するとそれより劣る 国民のこと考へず猿真似と為す(終)
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