二千五百六(うた)1.地球を守る為、今こそ天下三分の計を、2.日本の保守思想
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
十月七日(月)
西洋発狂人どものせいで、今や地球は滅亡寸前である。滅亡を防ぐには、天下三分の計がよい。(1)西洋発狂人ども、(2)民族主義や宗教勢力など保守勢力、(3)共産主義、である。この三つが牽制しながら地球を支へる。二本足だと倒れるが、三本足なら倒れない。
西洋の野蛮人ども発狂し 地球は滅亡寸前に 今こそ天下を三分し 護らう地球護らう生物

反歌  人類は生物のうち一つにて生物滅べば人類滅びる

十月八日(火)
日本は西洋発狂人ではない。だから西洋式の議会を作っても、政権交代が起きない。古くは、欧州の左翼政党が社会民主主義なのに対し、日本の左翼は共産主義が主流だった。社会党から分裂した民社党は、弱小勢力に留まった。
米ソ冷戦が終結の後は、欧州の社会民主主義にはならず、アメリカ民主党の猿真似になってしまった。ここも西洋とは異なる。アメリカは西洋では無いのか、と質問が出さうだが、アメリカは移民の国である。地球の癌細胞と呼んでもよい。だから社会を維持する意識に欠ける。
アメリカの真似をするなら社会崩壊 欧州の真似はできない未発狂故


十月九日(水)
日本の保守は、西部邁さんがアメリカ同時多発テロを茶化したことに西尾幹二さんが猛反発し、二つに割れたかに見えた。しかし西部さんが、西尾さんもアメリカは嫌ひな筈なのに、と発言し、双方の中間に見えた長谷川三千子さんが西部さんを支持したやうに、本質は同じだった。
欧米、特にアメリカによる日本破壊が存在する以上、これに反対することが保守だった。ところが日本では、保守と革新の対立があった。革新が社会主義を目指すのに対し、原状の資本主義を保守することだが、革新が消滅した今となっては、もはや死語だ。
その後、葛西が拝米反中の意味で保守を使ひ始めた。その前からこの言ひ方はあったが、安倍と組んだことが悪質だった。葛西は、新幹線の技術が盗まれるから中国へは輸出しないと強弁した。葛西の本音は、革マルと組んだことを後世にまで云はれないやうに、保守のふりをしたのだらう。
しかし中国は、フランスのアルストム、ドイツのシーメンス、カナダ(当時)のボンバルディア、日本の川崎重工業を中心とする企業連合から、完成車輛と、ブラックボックス無しの現地生産と、特許を輸入した。つまり葛西はまったく意味の無いことをした。盗むも何も、正式のやり方で技術を輸入したのだから。
そもそもJRのやうな競争の無い公共企業の社長が、政治活動や特定の政治屋と結びついてはいけない。安倍が嫌ひだからと、東海道新幹線に乗らない訳には行かない。今回の自民党総裁選で、心配なのは高市陣営だ。葛西の拝米反中を間接的に引き継いだ。それでは、日本がますますアメリカの属領になってしまふ。
高市陣営で唯一期待できるのは、西田昌司さんだった。しかし西部さんが亡くなったあと、財政拡大路線になってしまった。
西部さんが、日本は経済発展し過ぎた、ほどほどにしておけばよかったと発言したことがあった。小生も賛成で、プラザ合意以前の日本を知る世代として、プラザ合意が諸悪の根源との立場だった。
しかし、日本は円高の贅沢に慣れてしまった。今回の一時円安で判ったことは、もはや円安には戻れない。西田さんと同じく、藤井聡さんも西部一門だが、財政拡大よりは、反米保守が似合ふ。西部西尾論争時代に戻らう。
保守思想日本を護れ地球を護れ 拝米は保守には非ず国を亡ぼす
(終)

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