二千四百六十九(朗詠のうた)行動日記(駅まで歩くと疲れる、偽装業務委託、母のコロナ騒ぎ)
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
九月三日(火)
毎年少しづづ老化が進む。最近気付いたのは、駅まで歩くと疲れる。昔から車内では座らないが、立つと疲れたと感じるやうになった。だから駅のベンチで一休みし、電車が来たら乗る。僅かに座るだけでも回復するところが、まだ有難い。
我が家から駅まで歩く その後に乗り物内で立つときは疲れを思ふ今日この頃に

反歌  駅までは或る速さにて歩く故乗るの後には疲れが残る

九月四日(水)
マンション管理人を、雇用と業務委託の二本大勢でやってきた。しかし業務委託会社が、猛暑期に帽子を被れと云ってきたため、関係が悪化した。因みに雇用会社は帽子が無い。更に、七月頃に委託契約書が改正され、地域会と、会長だかのつまらない話を聞く催しに参加しないと契約更新しないこともある、とされた。
たまたま、つまらない話を聞く日に、叔母が何十年かぶりに母を訪ねて来たため、小生は欠席した。無断ではなく、前以て連絡した。その後、会社は催しを再開催することになり、時程は本番と同じと云ふ。そこで出席と回答した。
本番は懇親会があるため、それが手当ての代はりで交通費しか支給しない。今回も同じと思ふが質問したところ、懇親会は無い。次に手当てが支給されるか訊いたら、交通費だけだと云ふ。これではただ働きだから、出席を取り消した。すると、会社から電話があり、こちらは契約満了時に更新しなくてよいことを伝へると、今月末で契約解除となった。
実質は雇用なのに、業務委託を装ふ。業務委託ならやり方はこちらの任意だから、帽子を被らなくてもよいし、会長のつまらない話を聞く必要もない。終了してせいせいした。
請け負ひを装ひ人を遣はすと 任せ託すを装ふの雇ひには 世の公の平らかを損なふ故にしてはいけない

反歌  これまでの請け負ひ装ひ遣はすと任せ託すも同じと分かる
これまでコンピュータ業界では、偽装請負でたびたび問題となり、ブラック産業と呼ばれて来た。六十五歳終了後は業務委託なので、地域会も楽しくよかったが、会長より若い社長が退任し、会長が会長兼社長になり、会長の息子が取締役になってから、地域会のリーダー、サブリーダーは会社が指名するなど、雇用と変はらなくなった。
偽装業務委託の悪い点は、雇用では会社が負担する労災保険と健康診断が無いことだ。これらは国民健康保険が負担、つまり国民全体が負担するから不公平だ。

九月五日(木)
母が新型コロナに感染し、昨日で五日目になった。熱は平熱で、咳は最初の二日間に出ただけだった。小生と妻は感染しなかった。
しかし一昨日は、ベッドから起き上がることが出来ず、初めて電動でベッドを起こした。今までは、起き上がった後に、立ち上がることが出来ない事は稀にあっても、起き上がれないことは無かった。もしや新型コロナの後遺症化と心配したが、本日は完全に治った。
四つ年の前に現れ今残る新たな風邪に 母うつりほかの人にはうつさずに 母も治りて家より消える

反歌  新しき流行り病は弱まりて老いてうつるも風邪と同じに
反歌  恐ろしき流行り病は弱まりて老いた者のみうつるも軽く(終)
(9.06追記)デイサービスの連絡帳に、休むとADLが低下するとあり、安心した。

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