二千四百三十四(うた)鳩山元首相が絶句した…自分を「裏切った」腹心の官僚が、じつは忠誠を誓っていた「ヤバすぎる相手」
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
八月四日(日)
現代ビジネスのホームページに
鳩山元首相が絶句した…自分を「裏切った」腹心の官僚が、じつは忠誠を誓っていた「ヤバすぎる相手」

が載った。
日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。
そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。
『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』では、最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する。

これは誰もが興味ある内容だ。

八月五日(月)
*本記事は矢部 宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)から抜粋・再編集したものです。

の注記に続き
もともと私が沖縄の米軍基地問題を調べ始めたのは、2010年6月に起きた民主党・鳩山政権の崩壊がきっかけでした。
その前年の8月末の総選挙で、308議席という史上最多議席を獲得し、戦後初の「本格的政権交代」を成しとげた鳩山首相は、しかし普天間基地の「移設」問題によってつまずき、わずか9ヵ月で退陣に追い込まれてしまいました。
(中略)
鳩山政権が崩壊に向かった最大のターニング・ポイントは、2010年の4月6日だったと言えます。(中略)鳩山首相は、4月になって、ようやく懸案の普天間基地の「移設」問題にとりかかろうとした。「5月までに結論を出す」というアメリカ側との約束があったからです。
そのため4月6日、外務省、防衛省から幹部を2人ずつ首相官邸に呼んで秘密の会合をもった。そして以前から温めていた「徳之島移設案」という最後のカードを示して、協力を求めたのです。
(中略)「やりましょう!」というとてもいい雰囲気になった。そこでいちばん大事なことは、このメンバーが互いに情報を交換しながら、それを外部に漏らさないことだ。漏れた瞬間、この話は潰されてしまう恐れがあるから、それだけは気をつけてくれといいました。「はい、わかりました」ということで、みんな上機嫌になって別れたわけです。ああ、この連中はやってくれるんじゃないか、期待できるなという気持ちになりました」(鳩山氏の発言「第80回UIチャンネル」2014年12月8日)
ところがその翌日(4月7日)、朝日新聞の夕刊一面に、その秘密会合の内容がそのままリークされたのです。


八月六日(火)
「これはショックでした。自分が実現したい政策を、いちばんの腹心だと思っている人たちに伝えたら、すぐに裏切られたという話ですからね。(以下略)」(同前)
これは考えてみると、非常に不思議な出来事だったわけです。(中略)最高権力者である日本国首相に逆らうのは、非常にリスクが大きい行動のはずだからです。
(中略)
「このとき官僚たちは、選挙で選ばれた首相鳩山ではない、なにかほかのものに忠誠を誓っているのではないかという思いがしました」
と鳩山氏が振り返るのも、無理はありません。

大臣や首相はすぐに入れ替はる または自民の別派閥当りを付けて官僚は生き延びる知恵身に着けた だが一番の権力は日米同盟そして委員会

反歌  敗戦後七十九年が経つものの占領状態未だ変はらず

八月七日(水)
この「事件」についても、日米合同委員会の実態がわかってくるにつれ、背景が徐々に明らかになってきました。
日米合同委員会の本質とは、占領時代から続く基地の使用権や治外法権など、米軍が持つ巨大な特権を、どうすれば日本の国内法のもとでトラブルなく維持していくかの調整機関です。もともと占領中に旧安保条約の交渉をしている段階で、「日本国民の目にふれさせたくない取り決め」を、すべて密室で処理するためにつくられた「ブラックボックス」なのです。
ですから(中略)最終決定権は米軍側が握っています。これまでに発掘された日米合同委員会の非公開議事録のなかには、米軍側の交渉担当者が、
「それはすでに米軍の上級司令官〔太平洋軍司令官〕が決定したことなので、日本政府が承認するかどうかという問題ではない」
などとストレートに発言しているケースもあるのです。



八月八日(木)
日米合同委員会が発足してからすでに60年以上になりますが、(中略)メンバーは、たとえば外務省なら北米局長、法務省なら大臣官房長(中略)が、そのポストによって選ばれています。ですから彼らにしてみると、自分の上司も、その上司も、そのまた上司も、全員がこの「米軍+官僚」共同体のメンバーなわけです。だから裏切ることなど、絶対にできるはずがありません。

結論として
鳩山氏が感じた、日本の高級官僚が忠誠を誓う、
「首相鳩山ではない、なにか別のもの」とは、この日米合同委員会という、60年以上続く「米軍+官僚」の共同体だったというわけです。

日本側出席者は、副大臣か大臣政務官にすればよいではないか。
秋津洲占領状態変はらずに独立せずに秋風が吹く 昨日は立秋
(終)

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