二千四百九(うた)上野動物園その六
甲辰(西洋発狂人歴2024)年
七月十二日(金)
妻が旅行、母は一時宿泊なので、本日は、夕方にお江戸上野広小路亭へ行くことにした。四時五十分開演なので、それまで時間がある。午後から西園へ行った。子供動物園を観て、ステップ館も展示を念入りに読んだあと、カンガルーを観た。ハシビロコウは幾ら観ても、見つからなかった。
池之端門を始めて出た。両生爬虫類館を裏から見ると、かつての水族館の建物に似る。理由は再入場後に調べる事にした。出て右側へ歩き、少し先を斜め右に短絡する小道は、昔は上野からの帰りによく歩いた。短絡とは云へ、言問通りの横断歩道と信号は小道へ曲がらず不忍通りを直進したほうが近い。それでも短絡と感じるのは、言問通りの信号待ちの車の間を横断するからだ。昔は皆がやってゐた。
台東区の街路案内を見て驚いた。池之端門を、花園門と書いてある。昭文社の地図に、これと同じ記述があるが、誤植だらうと無視した。或いは花園門が業務用になったあと、ここをさう呼んだのか。その隣に東京電力の花園変電所がある。
動物園花園門はどれなのか美しい名で三門名乗る

 
街路説明図                       東京電力の変電所
少し先の、都電専用軌道の跡地は、盆栽倶楽部の用地になった。その奥は動物園になったやうだ。先ほどの街路案内を見ると、都電の線路は曲線が二つあったが、今は地名の上野公園と池之端の間が緩やかだから、化粧品会社跡地を組み込んだのだらう。
池之端門から再び入り、二時からカバ飼育場前で、ボランティアと話をした。本日は首から「カバは小魚をたべるか」などクイズの札を掛ける。小学生の時に、夏休みの催し物でカバの班だったことを話した。
二時半からは子供動物園の鳥舎の前で飼育員の解説が十分間あるので、これを聴いた。餌は小魚と鳥用のペットフードみたいなもの。ミヤコドリは地上、もう一つの種は飛んだままほぼ停止し餌を採る。
昨日の、馬ラマヤギアルパカの記述は不正確なので、本日再び観た。

 
盲目で痩せた馬                     馬の説明

 
ラマヤギアルパカ                     説明
両性爬虫類館へ入った。本日は雨が降るが、館内に入りたい気持ちは起こらない。暑い時より優先度は低いやうだ。館内は、外より気温が高かった。
不忍池に鷲が一羽ゐる。今まで見逃してゐたが、何回か来ると気付く。弁天門から外に出た。(終)

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