二千三百九十八(うた)1.根津権現に鴎外旧居移設中、2.上野動物園その三
甲辰(西洋未開人歴2024)年
七月三日(水)
本日は、仕事が無かった。朝から上野動物園へ行った。九時半開園なので、田端から道灌山の交差点一つ手前を左折し、藍染川跡の道を団子坂通り迄進んだ。そのまま直進し、よみせ通りへ。途中のすずらん通りへ右折し不忍通りを左折。根津権現へ裏門から入り、二つの池を見ながら正面へ出ると異変が起きた。
正面の池が無い。そして工事中だ。工事の説明を見ると、水月ホテルの鴎外旧宅を移転するさうだ。或いは、旧邸の池も移設するのかも知れない。と云ふのは、池と思はれる窪みがある。閉館した水月ホテルのホームページを見ると既に閉鎖されたので、それを紹介した香源のホームページに
2022年8月7日 ※閉店 文豪 森鷗外 ゆかりの宿「水月ホテル鷗外荘」
「水月ホテル鷗外荘」は、森鷗外が実際に住んでいた旧居や庭園が敷地内に保存されている、由緒のあるホテルです。(以下略)
都内で第一号認定の天然温泉「天然鷗外温泉」
水月ホテル鷗外荘は本館、東館、新館からなる総宿泊人数320名のホテル。天然温泉があるので、疲れを癒すには最適の宿と言えます。

後半には
舞姫を執筆した旧居「鷗外荘」で、作家「森鷗外」を感じる
水月ホテル鷗外荘の敷地内には、作家森鷗外が実際に住んだ旧居が保存されています。「舞姫」「うたかたの記」「於母影」など執筆した日本間は「舞姫の間」と名付けられ、宴席などで使用することもできるそうです。もちろん、見学もできるそうなのでお越しの際は、ぜひ明治の文豪森鷗外が過ごした同じ空間を味わってみてください。
鷗外荘の入口。ホテル宿泊者は無料で見学することができます。宿泊者以外のお客様も入館料540円で旧家内をご覧いただけます ※鷗外荘は特別室としてお食事会場になっているとのこと。見学時間は朝9:00~10:00、夕方16:00~17:00となっています。 ※お食事に使用していない場合は、上記以外でも見学することができるそうなので、見学時間外の場合は一度お問い合わせください。

権現様を出た後、不忍通りの一本西の路地を歩いた。この辺りは古い家並みが残る。言問ひ通りの交差点から不忍池へ向かった。都電好きの写真屋さんがまだあった。都電愛好仲間のS口さんがよくこの店へ行った。小生も店のご主人から話を伺ったことがある。
動物園の不忍門は十時開園だ。そのままその先から上野公園に入り、不忍池の水上動物園の柵とボート池の間を弁天堂経由で弁天門へ行った。開園10分前なのに、かなりの列だった。切符を買ふ人は僅かで、年間パスポートが多く、インターネットで予約が少しだった。
三つのパンダ入口を入った。すべて屋外展示でよかった。観終ったあと、10時半から東園のアザラシ舎前で、説明員による解説があるので向かった。連絡バスに乗らうとしたら、11時迄休止と貼り紙がある。東園の中を歩くと、西園キリン舎前11時に変更になった。
再び疲れたので西園に戻るのは億劫なので、このまま帰らうと一旦は思った。ベンチに座るうちに元気を回復し、キリン舎前へ行った。キリン、カバ、コビトカバ、クロサイの説明を聴いた。終了後に、アザラシ舎からキリン舎に変更になったのは担当者交代かどうか訊いたら、工事の為に変更したさうだ。
このあと弁天門から退園し、京成の地下道を経由して旧都電通り(道路の正式名は不明。中央通りか)に出た。都バスの停留所名が「上野山下」から「京成上野駅前」に変はってゐた。上野駅前のペルーの音楽は、本日もやってゐた。
一、定期券のみで上野動物園へ行く
二、パンダを三ヶ所観る
三、説明員の説明を聴く
の三つを達成できた。望外の喜びは
四、根津権現の鴎外旧邸移転工事を見た
望外の喜び鴎外古い家根津権現へ移すの工事

想定外は
五、たくさん歩いたのと、予想外に暑くて、疲れた。
暑い中観ると疲れる だがしかし仕事で整理警備員案内札のボランティア 更に疲れる感謝を込めて

反歌  田端から根津を廻りて上野までやはり疲れる自分で感謝
反歌  本日はビールを買はず自販機でアイスも買はずご褒美は無し
一回目は300円、二回目は1050円。これだけで年間パスポートの1200円を超えた。三回目は、自分へのご褒美は無し。(終)
(7.05追記)都バスの停留所は「上野公園山下」、台東区循環バスめぐりんは「京成上野駅」だった。台東区循環バスで思ひ出したが、団子坂下から根津権現方向へ歩く時に、このバスを見た。完全に文京区へ越境するのは構はないが、方向幕に「区役所」とあり、文京区役所と間違へないか心配だ。千駄木駅から根津駅まで回るバスと、元来た谷中方面へ戻るバスと交互に来ることが分かった。今度乗ってみたい。

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