二千三百九十一(うた)上野動物園
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月二十九日(土)
本日は、仕事終了後に上野動物園へ行った。六十五歳以上は半額で三百円、年間パスポートも半額で千二百円。年間パスポートを購入した。世界の猿、象、熊、夜の森を見た。途中でタイ風の東屋があるのに驚いた。昔は無かった。
パンダを探したが無い。地図で見ると水上動物園に移動した。西園のことである。モノレール乗り場跡は解体工事中だ。輸送施設解体と書いてあるので、交通局が運営したが、所有は動物園なのかな。橋を渡り、水上動物園へ行った。
ペンギン、フラミンゴ、サイ、キリン、カバ、キツネザルを見た。昔は不忍池の一部の性質が強かったが、今は展示施設の性質になった。橋を渡り終はり、自動販売機で三百円のアイスクリームを食べた。暑かった。両性爬虫類館へ入った。本日は土曜の為に人が多く、平日に来る予定だ。
弁天門を横目に池の周りを進んだ。かつて弁天門は、出口専用だった。不忍門は十時開門だ。帰宅後に、なるほどパンダ目当ての人が殺到しないためかと分かった。パンダに一番近い。兎、鶏の展示と、すてっぷ館で不忍池の説明を読んだ。
前に来たときは、水上動物園の池は蓮の葉が無く、かわうの着水し放題だったのに、今は蓮の葉が茂り、ところどころ花が咲く。蓮の花は初めて見た。花が咲くと枯れると聞いたことがある。すてっぷ館の説明で、秋には枯れて根が残ることが分かった。
小生が上野動物園に来るのはだいたい秋なので、そのときは納得したが、帰宅後に考へると動物園の外では、ボート池と蓮池があり、蓮池は秋でも蓮の葉がある。かわうの繁殖を抑へる為に、蓮を増殖させたのではないか。かわうが水の抵抗力を利用して着水するときの光景と音が好きだった。(7.03追記)飛び立つときの音だった。歌も「飛び込む」を「飛び立つ」に、「本歌取りかな」を「やや本歌取り」に直した。
不忍にかわう飛び立つ水の音芭蕉の発句やや本歌取り
本園(東園)に戻り、サル山を再度観たあと象の説明を読んだ。マンモス、インド象、アフリカゾウの関係がよく分かった。サル山は、来た時は数匹しかおらず、動きが鈍かった。昼直後のせいか。五重の塔の周りを一周した。昭和三十三年に寛永寺から東京都へ寄贈とある。或いは修復の費用を出せないためか。
出口は、旧正門だった。正門の出口が工事中の為だ。
これからも何度も来よう動物園一年間をわが庭として
三十年前に、テレビで横浜中華街に詳しい人が何人か出演した。おそらく近くに職場があり、しょっちゅう来るのだらう。一年間掛けて、上野動物園に詳しくなるぞ。
六十五歳以上に告ぐ。上野動物園の年間パスポートを購入しよう。どうせ暇なのだから平日の動物園を盛り上げて、社会に貢献しよう。
気になったのは、動物の多くに絶滅危機記号が付く。動物園を盛り上げれば、繁殖で防ぐとともに、輿論を高めることができる。(終)
(スネークセンター、草津熱帯圏)の丁へ
(その一外伝)うた(九百三十の二)へ
メニューへ戻る
うた(九百三十)へ
うた(九百三十一の二)へ