二千三百七十五(朗詠のうた)NHK1「平安武士と蝦夷」2ヒューマンエイジ批判
甲辰(西洋未開人歴2024)年
六月十九日(水)
NHKの「平安武士と蝦夷」を観た。NHKにしては、久しぶりによい番組だった。坂上田村麻呂と阿弖流為の戦ひで、最後は阿弖流為が降伏した。田村麻呂は中央に、当て類の助命を嘆願したが、阿弖流為は殺された。
八王子で蝦夷の土器が見つかった。蝦夷は、朝廷の配下に入り、各地で治安維持に当った。蝦夷から武力を習ったのが武士。平将門、源義家が現れた。
義家は東北を狙ひ、奥州藤原の初代清衡は、義家の配下になり、蝦夷の他の部族と戦をした。降伏し女子供が城外へ出て来たが、義家は殺した。源は悪い。清衡は、関白などに贈り物をして義家の陸奥守就任を阻止し、東北に平和が訪れた。清衡は中尊寺、二代基衡は毛越寺、三代秀衡は無量光院を建立した。
さう云ふ内容だった。テレビでは中尊寺(ちゅうそんじ)、毛越寺(もうつうじ)と云ったが、昭和五十年辺りに家族で平泉へ旅行したときに、バスガイドは「ちゅうぞんじ」と云った。あと、旅行案内に「もうつじ」とあった。
今回の番組は、奥州藤原は善、源は悪と描いた。小生は賛成である。
源は血筋が悪く 義家を源として流れ出し 頼朝のとき最も悪し
反歌
明治には苗字の他に氏があると源氏を名乗る馬鹿元坊主
田中智学が、源智学と名乗ったものを読んだことがある。田中智学は、石原莞爾が誉める人なので尊重してきたが、この三文字で評価が最悪になった。智学は一旦出家し、日蓮宗では駄目だと還俗したのであって、先祖を自慢したいために還俗したのではないだらうが。
智学の死後、息子の一人が父の財布は幾らしか入ってゐなかったと著書に書いたが、宗教者なのだからそれが普通だ。この息子のせいで、更に評価が下がった。
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六月二十日(木)
せっかくNHKを誉めたのに、もう批判することになった。ヒューマンエイジと云ふ醜い語感の番組がある。番組名自体は{NHKスペシャル ヒューマンエイジ人間の時代第x集」だ。それをNHKプラスは「ヒューマンエイジ 人間の時代」と連作の見出しを付ける。
それなら「人間の時代」にすればよいではないか。まづ「エイジ」は語感が悪い。英二、栄治など人の名前なら、語感は悪くない。人の名と似た単語で別の意味だから語感が悪い。二番目に、「ヒューマンエイジ」「人間の時代」と同じ意味の語を並べてはいけない。そんなことすら気付かないのは、これまでも何回も批判してきたが、NHK言語障害だから語感の悪さに気が付かない。
言語障害の人たちには、社会で活躍してほしい。しかし意図的な言語障害は厳しく批判しよう。某国から、英語を多用しろと指示されたのではないか。
人の名と同じ発音日頃には使はぬ語だと語感が悪し(終)
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