二千二百五十六(うた)報道を読んで(大人休日パス、食べる順番、偏向して誉めてはいけない)
甲辰(西洋未開人歴2024)年
三月一日(金)
報道と云ふよりは、JR東日本のホームページと、鉄道好きの人のホームページを読んで知ったのだが、大人の休日倶楽部パスの東日本版が、四日から五日に延びる。しかも、座席指定は六回までと、四日間のときと同じだ。
小生は数ヶ月前から、大人の休日倶楽部パスは利用せず、専らジパング機能で旅行することにしたので影響は無い。しかし、大人の休日倶楽部ミドルの時代(六十五歳未満)から親しんだ切符が五日用になってしまふのか、と驚きだ。
これまでに 東日本の管内を 左廻りと右廻り 新潟長野千葉県と 大曲及び宇都宮 思ひ出深き切符遠のく

反歌  泊まる旅後は日帰り草枕今はジパング一日づつに
(3.12追記)大人の休日倶楽部のうち、ミドルは割引率が5%と低い。つまりミドルに入会する人は大人の休日倶楽部パスが目的だらう。入会させておいて翌年に五日用指定席四回までに変更は、少しずるい。利用者側の対抗策は、会員を退会することだ。或いは北陸フリー切符か東日本北海道パスを使ふ。

三月三日(日)
Presidentのホームページに
海外では「野菜から食べる」は推奨されていない…医師が解説「日本人が誤解しがちな"食事法のウソ"」

が載った。この記事の誤りは、欧米では肉が主食だ。かう云ふとフランスパンやパスタなど違ふ例を出されさうだが、日本ではご飯が主食でそれにおかずが付く。欧米では肉が主食でパンなどおかずが付く。欧米では口慣らしでパンを最初に食べることも多いが、パンが全体で占める比率は小さい。
欧米の真似はいけない背後では事情異なる猿を除きて


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三月四日(月)
昨日放送された「光る君」について、インターネットの鑑賞記は褒めるものばかりだ。これは楽しみだと本日鑑賞した。結果はまったくの期待外れだった。
まづ盗賊に入り捉へられた直秀が悪態をつく。あれで人間関係と直秀の人物像を壊した。道長が検非違使に金品を渡し直秀を宜しくと頼むのも筋違ひなら、百叩きの刑くらいで済むはずがなぜ処刑されたのか、検非違使の動きを描かないから、脚本家の独りよがりが目立つ。
道長の父の病気が演技だったのは、今までの家族との対応からあり得ない。下手な脚本家が、視聴者の裏をかいたとほくそ笑む刑事ドラマと同じだ。道長の次兄の腕などの傷は花山天皇を欺いたと本人が云ふのも、下手な事件ドラマと同じ。
陰陽氏の安倍晴明が、花山天皇を騙すのも同じ。安倍と云ふ姓は、国会や首相官邸でも同じことをやったとする隠喩なら面白いが。
しかし、以上挙げたことより根本的に悪いのは、鑑賞記がやたらと誉めたことだ。大河ドラマ最低の視聴率だった「いだてん」でも、やたらと誉める鑑賞記が氾濫した。そして回収なる語を多用した。今回も、回収なる語を用ゐたものもあった。出来が悪いと、誉める鑑賞記が氾濫する。個人のホームページならまだしも、マスコミでこれをやってはいけない。
今回(第九回)の放送で良かったのは、まひろの弟が大学へ出仕するやうになった話と、天皇側近実資が花山天皇に冷遇されたことをぼやく場面だけだった。(終)
(追記3.07)道長は金品を検非違使に渡したのに処刑したことに、権力者である父親を通して処罰するなどしなかったのも不自然だ。脚本が表層のみを追ふので、面白さが激減する。

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