二千二百三十四(普通のうた、和語のみのうた)1.日本語漢詩(その三)、2.青砥と立石仲見世と都電
新春前癸卯(西洋未開人歴2024)年
二月六日(火)
昨日自(か)ら雪が積り
今朝歩くと足が冷たい
到着の後に靴を脱ぐと
靴下が濡れた事を知る

足が冷たいのは雪の冷たさが伝はったのではなく、溶けた水で濡れた為だった。
今朝は雨で雪が濡れて
不(ず)滑ら不(ず)転倒せ
電車は正常に走り
乗客は甚だ少なく楽だった

これは不思議だった。かつてかう云ふときは、皆が早く家を出るので混んだ。
東北線高崎線は空き
京浜東北は不(ず)変ら
大宮以北は南関東
大宮以南は新東京

新東京は、新都心とその周囲。
電車は混雑すると思ったが
閑散なのは不思議
在宅勤務が増え
今日は皆が其の日

日本語の漢詩の意義は何処にある 端正文は美しく 作者心も端正となる

反歌  端正に歌や漢詩を詠むときは気は真澄鏡清らかとなる
真澄鏡は枕詞。

二月七日(水)
本日は仕事で青砥へ行き、帰りに立石仲見世に寄った。
京成で青砥へ行く
二回来たので慣れた道
前回は古隅田へ
今回は仲見世へ

京成で青砥駅にて降りたのち既に二回の慣れた道 前は帰りに古隅田中川からの分岐跡暗渠に沿ひて亀有へ 今日は帰りに立石の仲見世へ行き賑はひを見る

反歌  立石は噂名高し仕事前既に心は旅へと走る
本日分は、日本語漢詩と長歌と反歌の組み合はせにした。初の試みである。
居住者の給湯器の件で
瓦斯会社の担当者が来た
管理規約の閲覧を求め
瞬くには不探せ復た来る迄忙しくなる

住む方の湯沸かし器具の事につき ふみを探すの仕事あり 再び来るの時までは忙しくなり電話を四つ

反歌  純管理かう云ふ仕事期待され事務職として管理職かも
昨日とは天候が変はった。しかし寒い。
残雪は殆んど無いのに寒い
空は快晴で水色
雲が無い故に寒い也(かな)
昨日の寒さが残ったに非ず

残る雪僅かになるも寒い朝 空好く晴れて雲は無しその為寒く 雪の日の寒さが残る為には非ず

反歌  雲が無く空へ還るか温かさおかに寒さはますます積もる
午前中は寒かった。
前回は駅前通りを逆に帰り
古隅田と中川の分かれに至る
今日は団地前を逆に帰り
立石仲見世に寄り道

前のとき駅前通り逆へ行き古隅田川中川の分かれに行きて 今日にては建物の前逆へ行き立石にある仲見世へ寄る

反歌  仲見世と思ふ通りで昼食べて通りを一つ違ふに気付く
反歌  隣道古い屋根にて味はひがただその多く寂れた店に
一時過ぎなのに、外に列の出来る飲み屋が二か三軒ある。営業をする普通の小売店が五店ほどある。あとはシャッターが閉じたままだ。夕方開けるのかも知れない。
有名な商店街は
小売店が少なく寂れ
一部の飲み屋が栄える
多くの店は開く時を待つ也

名の知れた商ひ街も 小売りみせ少なくなりて 飲み屋のみ栄え残りはシャッター閉じる

反歌  国内の中小小売衰へる法を変へたは外の圧力
大型店舗規制法を骨抜きにしたのは、アメリカの圧力だった。そして街が壊れた。
帰りは、京成で町屋まで乗り、あとは都電で帰った。立石から新三河島までと日暮里では八十円も違ふ。だから久しぶりに都電に乗った。
暫く経て都電に乗る
車の信号が優先だ
公共交通を速くすれば
車が減り乗客が増える

久し振り都電に乗ると 信号が車優先 都電こそ速くすべきで 車を減らす

反歌  温暖化防ぐに車少なくし電車やバスに人の移動を(終)

追記二月九日(金)
立石は、駅の手前にも商店街がある。あった、と言ったほうがいい。
立石駅手前
商店街が栄えるやうに見える
注視すると閉じた店が多く
駅前は再開発

立石の駅手前にも商店が 並ぶも昼に開く店少なく駅に近づけば 左も右も再開発に

反歌  駅前に賑はふ店が戻るともその先の街戻るか不明
商店が何軒も続くので、駅から離れても賑はふと喜ぶのも束の間、閉じた店が多い。駅に近づくと、道の両側は工事用の鉄板で囲まれる。道路を含めて再開発なのだらう。

日本語漢詩(その二)日本語漢詩(その四)

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