二千二百二十五(和語優勢のうた)(モリカケ桜河柳ジャニーズ藪黒敗トリー放債カルト裏、二百八十四)裏金とその後
新春前癸卯(西洋未開人歴2024)年
一月三十一日(水)
東京新聞のホームぺージに
森友、桜…疑惑を逃げ切ってきた「最大派閥のおごり」が見えた 裏金発覚前後の安倍派を取材した森功氏が語る

が載った。
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件の中心には安倍派(清和政策研究会)がいた。事件が明るみに出る前に、派閥の内情を取材していたノンフィクション作家の森功さん(62)は「最大派閥のおごり」が問題を軽視させたとみる。

の前文に続いて
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。2018年に「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。同書を含む著書で「政治とカネ」問題に迫ってきた。

と執筆者の紹介が載る。

ニ月一日(木)
 ―取材から見えたものは何でしたか。
(前略)裏金問題が報道で明らかになってから関係者に話を聞くと、取材した時点で検察は会計責任者や議員秘書に話を聞いていて、幹部もそのことに気付いていたということでした。(以下略)
 ―そうした対応になった背景には何があると考えますか。
(前略)数を背景に「自分たちは力を持っている」というおごりがあるんでしょうね。加えて、安倍政権での森友・加計学園問題や桜を見る会の問題で、検察は議員までたどり着いていない。疑惑の渦中でも逃げ切ってきたという意識が幹部にもあったんじゃないか。

今後について
 ―岸田派と安倍派、二階派は解散を決めました。
世間の風当たりが強くなるのをかわそうとしているだけに見える。事件の本質はパーティー券を使った裏金づくりのシステムであり、過去の政治資金規正法違反事件と同じ。派閥をなくしても、その実態はさほど変わらないでしょう。

困ったものだ。

ニ月二日(金)
日刊ゲンダイのホームページに
解体安倍派のセコ過ぎる店じまい 野党の追及かいくぐり収支報告書訂正“先延ばし”の魂胆

が載った。
自民党派閥の裏金事件をめぐり、その悪質性を露呈させた安倍派だが、連中に反省の色は見えない。「東京地検特捜部に恭順の意を示すべく、派閥単位で政治資金収支報告書を訂正するとしたものの、モタモタと先延ばしにしている」(自民党中堅議員)からだ。
(中略)31日にも収支報告書の訂正を総務省に届け出て、来月1日に派閥総会を開き、(中略)「個別の議員による収支報告書の訂正は2日に届け出る見込み」(安倍派関係者)というからふざけている。29日の衆参両院予算委員会の集中審議、31日からの代表質問で突っ込まれるのを避けたい意図がミエミエなのだ。


ニ月三日(土)
「派内には収支報告書の訂正を拒む議員もいて、〈耳をそろえて返金するから、なかったことにしてほしい〉という声も上がっている」(安倍派関係者=前出)
ドロボーが盗品を戻したからといって、犯罪は消えない。(中略)裏金事件の端緒を開いた神戸学院大教授の上脇博之氏は29日、日本記者クラブで会見。収支報告書を訂正した安倍派議員について、規正法違反容疑で追加告発する意向を明かした。安倍派の面々は首を洗って待っていたほうがいい。

黒い腹の中を洗って待ってゐてもよい。
黒い腹洗ふといふは党を出るまたは議員を辞めるでもよい


ニ月四日(日)
朝日新聞のホームページに
安倍派ラスト総会 「幹部は議員辞職しろ」 5人衆らに厳しい声

が載った。
安倍派(清和政策研究会)が1日、最後の総会を開いた。18年以降の5年間で、派閥ぐるみによる7億円近い裏金作りが発覚。(中略)清和研は福田氏が創設した「清和会」が源流だ。「政清人和(まつりごと清ければ人おのずから和す)」という故事から、「清廉な政治は人民を穏やかにする」という意味を込めて命名されたと言われる。後に首相に就く森喜朗氏が98年に現在の名に改めた。

森は旧社会党の村山と組んだ。安倍は旧民主党の野田と、葛西与謝野を経由して関係が深かった。これまで村山と野田の批判を続けてきたが、やはり、との思ひだ。
党内では長らく、非主流派の存在で「冷や飯食い」の時代が続いた。(中略)00年代に「清和会支配」の時代が幕を開ける。森氏、小泉純一郎氏、安倍氏、福田康夫氏の4人の首相を生みだし、(中略)小泉氏が「自民党をぶっ壊す」として経世会支配の党内秩序を破壊し、(中略)最大派閥に。(中略)安倍氏が銃撃されて死去した後も、「数の力」を背景に、官房長官や党三役などの政権中枢を占め、影響力を保ってきた。

有料記事なのでここから先は読めないが、見出しから内容は想像できる。

ニ月五日(月)
講談社のホームページに、出口治朗さんの
第二次世界大戦の惨禍はこうして起こった…日本がおごり高ぶってしまった「当然の結果」

が載った。
日本は(中略)日露戦争を上手に引き分けに持ち込みました。その後第一次世界大戦にも勝利し、世界の5大国の一つとして認められました。
ところが、この頃からおごりが生じます。「うちはもう世界の一等国だ」とのぼせ上がり、(以下略)
日本には近代産業を構成する3つの資源である化石燃料、ゴム、鉄鉱石のいずれもありません。これらを豊富に産出する国であればバーター取引すれば(中略)やっていけます。ところが日本には3つの資源がなく、バーター取引の基本的な材料がありません。

これは工大臣岸信介の責任だ。海軍力が弱いのに開戦したのなら海軍大臣、陸軍力が弱いのに開戦したのなら陸軍大臣、天然資源が無いのに開戦したのなら商工大臣に敗戦責任がある。
途中からアメリカは、航空機や空母や改装空母まで大量に製造したが、日本はミッドウェイ開戦後に、航空機と空母が不足した。これは工業力の不足が原因で、やはり商大臣の岸信介に責任がある。
岸信介に一番目と二番目の敗戦責任、首相東条英機に三番目の敗戦責任がある。

ニ月六日(火)
集英社のホームページに
4位萩生田光一、7位橋本聖子、17位杉田水脈…永田町で「裏金議員ランキング」なる怪文書が流出! 世間の反発を受け4派閥解消も「より裏金づくりがしやすくなる懸念も」

が載った。
通常国会は1月26日に召集されたが、通例では初日に行われるはずの首相の施政方針演説をはじめ(中略)「政府四演説」が1月30日先送りされ、初日となった1月29日には「政治とカネ」をめぐる衆参両院の集中審議が行われる波乱の幕開けとなった。
その直後、永田町関係者に一斉に広まったのが、「裏金議員ランキング」と銘打たれた“怪文書”である。
リストアップされた議員は25人。(中略)「ノルマ」を超過した資金の環流(中略)を受けながら政治資金収支報告書に記載していなかった資金が「裏金」と指摘され、その金額が多い議員をランキングにしたものだ。
(中略)「裏金の額が最も多かったのが大野泰正参議院議員の5100万円。ついで池田佳隆衆院議員の4800万円、そして、一連の事件の発覚を受けて辞職した谷川弥一前衆院議員の4355万円と続きます。(中略)何れも『安倍派』である点、さらに大野氏が在宅起訴、池田氏が逮捕、谷川氏が略式起訴という刑事処分を受けたところにあります。


ニ月七日(水)
この怪文書が出回った1月31日、(中略)「安倍派」が過去3年分(2020~22年)の修正申告を行ったのだ。
これにより、これまで収支報告書に記載していなかった議員(中略)分が明らかになり、安倍派に所属する各議員も一斉に自身の収支報告書を修正。具体的な裏金の額が一気に明るみに出たことが、怪文書拡散の背景にあったようだ。

そもそもこれまで
「安倍派の所属議員のなかには、政治資金について沈黙を貫いた議員が少なくなかった。『派閥の指示があった』といち早く明かした宮沢博行衆院議員のような例外もありましたが、(中略)なかには事前に『(中略)ないかもしれない』とシロをアピールしながらも、多額(中略)を受けていたケースもあった。国会では『政治とカネ』についての野党からの追及を受けていますが、本当に反省しているのかと問いたくなりましたよ」(前出の政治部記者)

本当どころか、嘘にも反省してゐない。(終)

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