二千二百二十四(うた)亀有に仕事で往復
新春前癸卯(西洋未開人歴2024)年
一月二十五日(木)
亀有に仕事で行った。それだけの内容で一つの特集を組まう。これが今回の趣旨である。ホームページの各ページは4KB以上と云ふ自主規制がある。二ヶ月くらい前から更に厳しくなって、3.5KB以上にならないと駄目である。今までは3.0KBを超えれば4KBと表示されるため、合格だった。
前に行った葛西用水の沿線である。亀有駅からも、お花茶屋駅からも行ける。最初の計画では、亀有から行き、帰りにお花茶屋を更に過ぎて立石仲見世に寄り、そのあと京成電鉄で八広まで乗り、前回見逃したカネボウ公園に寄らう。さう計画を立てた。
ところが、来月に別の葛飾区の仕事が入った。こちらのほうが立石まで歩く距離が短い。と云ふことで、今回は行かぬ小旅行の皮算用となった。果たして3.5KBを超えることが出来るのか。無謀なホームページ作りが開始された。
往路の車内で、北千住駅に昔、貨物扱ひ所があったことを思ひ出した。南千住にはなぜ貨物扱ひ所が無いのだらうと考へ、隅田川駅があるからだと気付いたことを思ひ出す。今から五十年近く前の思ひ出だった。
北千住 駅に貨物の積み降ろし行き止まり線入れ替への側線などがありしこと 昨日のやうに瞼に浮かぶ

反歌  一般駅旅客貨物の双方を扱ひ駅の多くは此れに
反歌  隅田川ここは荷物も積み降ろし一般駅で客貨車区もあり
隅田川駅を発車する線路は少し三河島寄りで、常磐線からの片渡り線がある。常磐線から田端操(今は田端信号所と改名したと思ふ)へ行く列車用だが、かつては両渡りだった。
亀有から葛西用水を南下し、マンションに到着した。この日は可燃ごみを搬出した。このマンションは独特の作業形態があって、ゴミ庫のペットボトルとアルミ缶と食品トレイを、奥の倉庫のネットへ入れる。それだけならよいのだが、ペットボトルとアルミ缶は踏んで潰す。今まで七百回勤務したが、この作業は始めてだ。可燃ゴミ出しに三十分、資源ごみの移動に一時間掛かった。
このマンションは勤務時間が三時間だ。通常は四時間である。仕事を終了し、帰宅すると通常の京浜東北線沿線で四時間のときと比べて、十五分早いだけだった。残りの四十五分は、日暮里からの乗り換へ、亀有からマンションまでバス(又は徒歩)で消費した。
初めてのマンションにつき期待持ち だが往復に時間掛け 足で缶など潰すとの作業がありて 予想外二つの時間使ひて帰宅

反歌  近くには農産高と隣には区立ふれあい動物広場
このマンションは、次に話があってもあまり受けたくないとまづ思った。地図を見ると近くにふれあい動物広場を含む広い公園がある。その隣は都立農産高校だ。高校の付属家畜場かと調べると、別の施設だ。高校の沿革を見ると、付属農園を返却したり新たに購入したりを繰り返すので、昔は付属施設だったのだらう。あと一回は、受けてもいいかな。

先日葛飾に勤務の時に作った歌を、載せる機会がないまま本日を迎へた。歌は捨てないことにしてゐるので、ここに載せることにした。
堀切はまわりの建物六階の辺りに統一されるなか 一つ十階以上あり だが空き地などそれほどは無し

反歌  建ぺい率七割として十階は七階建てに匹敵するか
反歌  すぐ裏に木造住宅すき間無し階段部分算入せぬか
特別地区は、街を維持する為、廊下など共有部分を算入しないやう改正されたと読んだことがあるが、これだらうか。
商店街店は幾つか残るとも 容積率が高いのか 或いは維持で緩和かも 高いマンション毅然と座る

反歌  商店街昔から在る店のみが年寄りにより僅かに残る(終)

メニューへ戻る うた(七百六十三)へ うた(七百六十五)へ