二千百九十五(うた)(モリカケ桜河柳ジャニーズ藪黒敗トリー放債カルト、二百八十)旧安倍派疑惑(その三)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
十二月二十五日(月)
朝日新聞のホームページに
安倍派幹部、裏金還流把握か 22年、廃止決定後に撤回 パー券事件
が載った。
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、安倍派の会長や事務総長ら中枢幹部が、2022年のパーティー開催に際して、(中略)取りやめる方針をいったん決めていたことが、関係者への取材でわかった。決定は約4カ月後に撤回され、従来通り還流されたという。
東京地検特捜部は、幹部らが裏金還流システムを把握した上で、22年に是正措置を講じようとしたのではないかとみて捜査。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)罪の適用にあたり、派閥の収支報告書を作成した会計責任者と幹部議員の共謀を判断する上で、大きなポイントになる事情とみて調べている。
違法が分かってゐて取りやめたのに、また始めた。二重に悪質だ。
十二月二十六日(火)
TBSのホームページに
野田元総理「世襲が諸悪の根源」、待望論に「ひと肌もふた肌も脱ぐ」【報道1930】
が載った。この題を見て、野田に対して白々しさを感じるばかりだ。世襲の安倍を誉める演説をしたのは誰か。安倍の固(こ)糞(くそ)だかそれに類似すること自体に、反対が多かった。そもそも安倍のせいで自殺者まで出てゐる。それなのに野田は褒める演説をした。
十二月二十七日(水)
週刊文春のホームページに
《元検察首脳が証言》「無理筋の事件を潰すのが上の役割だった」なぜいま安倍派に捜査のメスが入ったのか?
が載った。前文は
東京地検特捜部が、ついに最大派閥・安倍派に切り込んだ。疑惑の広がり、深さから「令和のリクルート事件」とも呼ばれる政治とカネを巡る構造不正。かつて安倍派を率いた故・安倍晋三氏は総理時代、森友学園、加計学園、桜を見る会などの疑惑もあったが、検察の追及を大過なく切り抜けてきた。一体なぜ、ここにきて安倍派に捜査のメスが入ったのか。
毎日新聞、朝日新聞の記者として大型経済事件や政界を巻き込む疑獄事件などを取材。2017年にフリージャーナリストに転身した“特捜検察取材歴40年”の事件記者・村山治氏は、安倍政権が検察人事に介入してきた歴史を詳らかにした。(文中敬称略)
これは楽しみだ。
十二月二十八日(木)
永田町周辺ではさまざまな臆測が飛び交った。ベテラン政治記者の山田孝男は12月18日の毎日新聞のコラム「風知草」で(中略)「いまも安倍政権が続いていれば、検察は安倍派に手を出せなかっただろう」と指摘した。
政治と検察を巡っては(中略)故・安倍晋三の政権が、検察首脳人事に介入した3年前の「黒川弘務・林真琴騒動」がまだ記憶に新しい。人事を巡る法務・検察高官の政権への忖度疑惑が取り沙汰され、検察も国民の厳しい批判を浴びた。
小生のホームページも「モリカケ桜河柳ジャニーズ藪黒敗トリー放債カルト」と、あの事件を入れる。
十二月二十九日(金)
2012年暮れ、民主党から政権を奪還した自民党の安倍政権は、政治主導の名のもとで官僚グリップを強化した。その少し前、検察では(中略)捜査をめぐる不祥事が発覚。(中略)郵便不正事件での証拠改ざんと、民主党代表の小沢一郎に対する検察の不起訴を審査する検察審査会に事実と異なる捜査報告書を提出していたことだ。検察は抜本的な改革を迫られていた。
官僚グリップを強化する前までは、自浄作用に期待する話だ。ところが
このとき、(中略)政界ロビーイングの先頭に立ったのが、法務省官房長の黒川だった。政権は話がわかる検事と受け止め、彼を重宝した。
実際に安倍政権が検察首脳人事に口出しを始めるのは、2016年9月の法務事務次官人事からだ。法務・検察が「3代先の検事総長に」と予定していた、刑事局長の林を事務次官に起用する人事案を政権が拒否。林と検事任官同期で官房長の黒川の起用を求めたのだ。
そして「1年後には林を次官にする」との感触を政権から得た法務省は、黒川を次官に起用した。だが政権は林を次官にしないまま2018年1月、検察序列ナンバー4の名古屋高検検事長に転出させた。そのうえで黒川を2019年1月、検察ナンバー2で検事総長テンパイポストとされる東京高検検事長に起用した。
安倍及びその周辺との口約束は、反故にされることを示す。
悪人は口約束を反故にする 馬鹿は死ななきゃ治らない浪曲にある名せりふ 悪も死ななきゃ治らないかも
反歌
安倍さんを供養するには政権で溜まった悪を直すことにて
十二月三十日(土)
だが検察も、完全に政権の言いなりではなかった。政権は黒川の検事総長起用を強く希望したが、検事総長の稲田伸夫は、黒川が定年を迎える2020年2月までに総長職を禅譲することを拒んだ。
ところが
安倍政権が東京高検検事長の黒川の定年を、国家公務員法を根拠に半年間延長する異例の人事を行ったのは2020年1月末のこと。法務事務次官だった辻裕教が、黒川の半年間の定年延長という奇策を編み出したのだった。次期検事総長含みでのウルトラCだった。野党側は「違法な法解釈による違法人事だ」と猛反発。公職選挙法違反の疑いが指摘されていた、首相主催の「桜を見る会」前夜の夕食会での飲食代提供問題などで検察の手心を期待した人事ではないか、と勘繰った。
政権はさらに、政府が必要と認めた検察幹部については定年延長を可能とする検察庁法改正案を3月に上程する。
あのときは芸能界を二分する騒ぎになった。たまたま黒川が賭けマージャンで辞任したため、あっけなく終息した。このやうなことがあったのに、野田は後に、古糞だかで安倍を賞讃する演説をした。
十二月三十一日(日)
騒動は意外な結末を迎えて終わる。黒川がコロナによる外出自粛の中、親しい新聞記者たちと賭け麻雀に興じていたことを「週刊文春」に暴露され、5月に引責辞任したのだ。(以下略)
こうして安倍政権の「野望」は潰えた。だが一連の人事騒動を通じ、法務・検察は、政治に近すぎて、「国民の期待に応える検察権を行使していないのではないか」との疑念を国民に抱かせることになった。
実際、安倍政権時代、法務・検察は与党政治家のからむ事件の捜査に神経を使っていた。安倍自身が告発された桜を見る会などの著名な事件は別にして、法律解釈が分かれるような事件では、検察上層部が「筋悪」と判断し、人知れず闇に葬ることもあった。
数々の特捜事件を指揮した元検察首脳は「無理筋の事件を潰すのが上の役割。現場の評判が悪くなっても、特捜幹部と示し合わせてボツにすることもあった」と振り返る。
忖度が検察にも及んだ。安倍のやってきたことは重大だった。旧安倍派の人たちはそのことに気付き、早く派閥を離脱したほうがいい。そして悪を直して、安倍さんに供養しよう。
一月一日(月)
NHKのホームページに
安倍派 複数議員側 パーティー収入約1億円 派閥側に納入せずか
が載った。
安倍派に所属する複数の議員側が、販売ノルマを超えて集めた分のパーティー収入を派閥側に納入せず、その総額が、去年までの5年間でおよそ1億円に上るとみられることが関係者への取材で新たにわかりました。
安倍派では、政治資金収支報告書に記載されず裏金化した資金の総額が、キックバックされた分と合わせて6億円規模に膨らむ疑いがあり、(以下略)
組織は頭から腐る、とよく云はれる。ある派閥の場合は、組織は首から腐る、または、組織は頭(大脳を除く)から腐る、か。それにしてもNHKはキックバックなんて変な言葉を使ってはいけない。「殺人」「殺した」と云へば悪が伝はるが、「キルした」では伝はらないのと同じだ。
一月二日(火)
東京新聞のホームページに
安倍派の「パー券購入者比率」は6年連続「0.675」 架空の数字を記入か 毎年同比率は二階派と2派閥のみ
が載った。
販売枚数に対する購入者の割合は、16年以前はばらつきがあった。だが、17年は2億98万円の収入で推計販売数は1万49枚、購入者数は6784人で、枚数に対する購入者の比率は0.675。
具体的には、2013年0.663、14年0.703、15年0.712、16年0.707。それなのに17年から22年まで0.675。ずいぶん国民を馬鹿にした話だ。あ、ある派閥は馬鹿だった。
一月三日(水)
現代ビジネスのホームページに
【独自】安倍派最高幹部が爆弾証言「派閥でパーティー券の二重帳簿を見せられた」「森元総理のときから同じ処理」
が載った。
「バレると安倍総理に傷がつくと」
と小見出しの付く段落では
「これほど大嵐のような年末を迎えるのは、議員生活でもはじめてだよ。しかし安倍派は、いずれ大分裂になり、とんでもないことになるだろうな……」
岸田首相に近い自民党幹部は、現代ビジネスの取材に対し、天を見上げてこう答えた。
安倍派の事件では、すでに派閥事務所にガサが入った。大野氏は5000万円超、池田氏は4000万円超(中略)、政治資金収支報告書に不記載となっていることが明らかになっている。捜査関係者は言う。
「いずれも氷山の一角で、今後も捜査で全容解明されれば、さらに拡大する模様だ」
議員辞職に追ひ込まれるのは何人か、何十人か。
一月四日(木)
昨年12月、政治資金収支報告書にパーティー券収入などを記載せず、議員バッジを失ったのが、元外務副大臣の薗浦健太郎氏だった。略式起訴となった金額は4900万円である。
この園浦氏の前例が、今後の捜査を占う──そう語るのは、安倍派最高幹部のひとり、X氏である。(中略)額が小さくて今のところ『セーフ』となっている議員も、特捜部の捜査で詰められれば、ごまかしている金額が増えていくのは、過去の事件からも明らかだ。『パー券』のことはいずれ問題になると思っていたが、ついにこうなってしまった」(X氏)
記事は続いて
実は安倍派最高幹部のX氏が「現代ビジネス」に最初に安倍派の「闇」を打ち明けたのは、2017年に勃発した森友・加計疑惑が、大きく世間を騒がせていたときのことである。記者から訊ねたわけではなく、問わず語りにX氏はこう証言している。
「清和(安倍派)は盤石と思っているだろうが、森友・加計疑惑に匹敵、いやそれよりヤバイこともあるんだ。安倍さんが総理の間は大丈夫かもしれないが……」
安倍が首相のときや、旧安倍派が党内で勢力を持ってゐたときは、検察は動けなかった。
一月五日(金)
X氏が最初に「ヤバイ」と指摘したのが派閥パーティーの「二重帳簿」の存在だった。
X氏は他派閥の議員や、安倍派の引退議員と会った際に、それとなく派閥のパーティーの会計について訊ねた。(中略)田中角栄元首相の木曜クラブ、流れを汲む茂木派(平成研究会)。平成研所属のある議員は、X氏の話を聞いて、あっと驚くような表情をしたうえ、こう忠告したという。
「ダメだよ! うちはすべて政治資金収支報告書に載せている。早く対処したほうがいい」
X氏は安倍派の引退した議員に対しても、(中略)それとなくつぶやいた。だが返ってきたのは次の答えだった。
「(前略)派閥の政策活動費ということで問題がないらしい。森総理の時から同じ処理だそうですよ」
一月六日(土)
清和会から清和政策研究会へと名前を変えたときの会長でもあった森喜朗元首相が開始したのが、今回のシステムだったとX氏は言う。
「森元首相は(自分で)お金を出すことを極端に嫌った人でした。とにかく集めて、ため込めって感じなのかな……。森元首相時代からやっているので、変えようがないんだと思った。それに(中略)当てにしてパーティー券を山ほど売っている議員もいたから、やめるとクレームがすごいと思ったね」(X氏)
当時、X氏は会計責任者から、(中略)書類も見せられていた。(中略)「ある議員の名前の横に、ペンでAとかBといったイニシャルと、数字が書いてあったのはよく覚えている。何かのときにその意味を聞いたら『Y議員がパーティー券を売ったことになっているが、実は別の議員の紹介でノルマ以上に売っている(中略)戻し(括弧内略)の金額でもめたら困るので』と言っていた。(中略)触ると森元首相の逆鱗に触れかねない、自分の政治生命にも影響しかねない」
こんなやり方でカネを集め、議員も集まり、安倍の権力が膨大になり、モリカケ桜河柳ジャニーズ藪黒敗トリー放債カルト裏を起こした。今回から裏金が加はった。(終)
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