二千七十六(うた)地元の話題(高級街型分譲、蕨に保線車、空振りの埼玉高速鉄道)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
八月二十七日(日)
近所の住宅用不動産分譲で目立つのが、高級街型だ。大きな土地を分割して分譲するときに、五戸から十戸程度の高級住宅を建てて、街に仕立てる。
土地は狭いから二千万円台から三千万円台だが、高級住宅を建てて六千万円台から七千万円台で販売する。丁度、マンションが土地の持ち分は少ないが、上の建物で資産のほとんどを構築するのと同一だ。だから、一軒ではなく街に仕上げる。
十戸ほどの街は、一つの入口からは七戸くらいで残りは横に面する。しかし道路との境は横も統一する。これで一体感を出した。近くに、それより広い駐車場を分譲したときは、土地だけで売り出した。多すぎると、画一され過ぎて駄目なのか、こちらは数年前だからその差か、或いは不動産会社の戦略か。
土地のみと建て売りのほか近年は街に仕立てて高級感を


八月二十八日(月)
京浜東北線の蕨駅南側に、保線車両が一両戻って来た。前は、数日ごとに来たり出て行ったりしたが、数ヶ月来なくなった。前は何年も来なかったから、このまま来ないのかと思ったら、戻って来た。

九月九日(土)
その保線車両は、二十九日に出て行ったあと、川口駅南方の荒川鉄橋手前にも現れなかった。ところが本日、東北貨物線の蕨駅中線に停車してゐる。中線は、長期に渡りコンクリート車みたいな数両の前後に移動用車両を連結して留置してある。その南側に停車してゐた。
もう一つ話題があり、本日浦和電車区検修庫東側に先頭と最後尾のない八両が現れた。三編成に留まらず、次々にワンマン改造を進めるらしい。
電車区の下を見沼の分水が 蕨の側も分水が 故に二つの現象は 出勤の時車窓眺める

反歌  利根川の水が流れる分水も今は田が無く流れが細る

九月十一日(月)
埼玉高速鉄道と、国際興業バスの川口営業所と鳩ヶ谷営業所管内路線に、一日乗れる切符が期間限定で十六日に発売される。それなら、埼玉高速鉄道だけの一日切符がないか調べるとあった。本日は仕事が入らなかったので、これを使はふとよく読むと、土曜休日のみ有効だ。バスと鉄道の一日切符はいつでも有効なので、勘違ひした。と云ふことで、本日の鳩ヶ谷川口行きは、空振りに終った。
横浜の鶴見区や港北区に住んでゐたときは、浦和美園行きの電車をしょっちゅう見た。目黒や溜池山王まで乗ることもあった。しかし赤羽岩淵から先は、乗ったことがない。運賃が、東京に乗り入れる鉄道で最高だ。赤羽岩淵から浦和美園が480円で、1キロ当たり32.8円。二位は北総鉄道で京成高砂から印旛日本医大までの1キロ当たり25.4円。
運賃が高いよりさらに悪いことは、浦和美園の近辺は野田の鷺山など田園地帯だった。既に鷺が来なくなったとは云へ、そこへ鉄道を作ったら住宅地になる。乗る機会が空振りでよかった。
足立郡野田の鷺山江戸の外 川口を経て鳩ヶ谷を過ぎて植木の安行を 更に北行く見沼の東

反歌  鷺山の展望台を訪れたその前年に鷺が蒸発(終)

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