二千五十(うた)1.醤油臭、納豆臭、異臭、2.マンション管理人はそろそろ引退か
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
七月二十三日(日)
半月ほど前に、ペットボトルの蓋やラベルを付けたまま45リットルの袋に入れて出した人がゐた。ラベルを剥がし、蓋を取り、中に残った少量の液体を捨てて、ペットボトル入れへ分類する。ところが一部のペットボトルは、醤油の臭ひがする。納豆の臭ひがするものもある。この時点では、残った液体の成分で醤油臭になったり納豆臭になるのだらうと思った。蓋をすると、液体は蒸発せずそのまま残るからだ。
液体が成分により醤油臭納豆臭になるものと この時点では考へた どちらも同じ菌が繁殖

反歌  糖分とたんぱく質の割合で醤油納豆分かれ道かな
数日前に、ごみ庫で異臭がした。扉を閉めると、換気扇が回ってもそれほど換気はされない。扉を開けたのですぐに消えるだらう。さう思ったが消えない。或いは動物の死体臭ではないかと気付いた。これで二回目だ(前回は一昨年の十二月三十日)。
前回に比べると、甘酸っぱい臭ひは少なく雑種の臭ひが多い。可燃ごみの袋を見ると、口の閉め方が不十分で、しかも水分が床に漏れるものが一つある。それを四十五リットル袋に入れて口を閉めて、床の水分が溜まった部分を水洗ひした。これで臭はなくなった。可燃ごみは明日が収集だが、これで大丈夫だらう。
異臭事件が起きたときは何とも思はなかったが、日にちを経過してみると、そろそろマンション管理人を引退する潮時かなと思ふ。服装事件もあった。ボタンの一番上の首に近いものは、閉めなくてよいのが普通だ。これも閉めないといけないさうだ。見回りの理由は、鍵を中に置き忘れてホテルロックが掛かる締め出しを防ぐことだ。それなのにボタンの一番上を閉めろなど余計なことをやっては、神経がそちらに向くから、余計に締め出しが起きるだらう。
見回りのあと数日は気を付けたが、最近元に戻した。次に来て同じことを云ふなら、引退することにした。服装事件と異臭事件の、どちらが発端になったかは、自分でも分からない。
年齢が上がり免疫落ちるとき 暑すぎまたは不衛生避けて保たう体の調べ

反歌  新しい仕事探しは四日目に続く移るは今まだ未定

七月二十四日(月)
本日インターネットで調べると、醤油は麹菌、納豆は納豆菌で、別物だった。麹菌はかび、納豆菌は細菌だ。同時に繁殖すると、納豆菌のほうが早く、圧倒してしまふ。だから醤油は酒造所では、納豆を食べてから仕事をすることは禁物だと云ふ。
昨日の長歌に含むこの時点今から過去へ時間差推敲
(終)

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