百九十八、新自由主義はどこが有害か


平成二十三年
九月三日(土)「自由と民主主義を叫ぶ」
日本における新自由主義は、朝日新聞、松下政経塾後期出身者、その他マスコミに露出度のたかい政治屋どもと定義することができる。
こういふ連中の最大の欠陥は、自由と民主主義を叫ぶことにある。江戸時代に叫ぶなら偉い。今の世で叫ぶことは、つまりは何もしないといふことだ。

九月四日(日)「外国の都合のよいところを我田引水する」
管直人は戦後最悪の首相であつた。首相になるや増税増税と騒ぎ立てた。外国では消費税が高いから真似をしようといふのだが、それだつたら欧州の労組が採用したワークシエアリングを日本でも採用すべきだ。反対する労組は法律で強制させるべきだ。新自由主義のアメリカは広大な土地と安い賃金で満足する移民の民族別コミユニテイや人種別コミユニテイがあるから参考にならない。
日本で新自由主義を叫ぶ連中はアメリカの新自由主義者より悪質だ。それは我田引水で都合のよい部分だけを真似をするからだ。

九月六日(火)「異常な拝米」
アメリカは人口一人当りの二酸化炭素放出量が異常に高い。それは広大な土地に住むため車の使用が多いためと家庭でも贅沢なためである。
アメリカの土地は先住民と野生生物に返すのが一番正しいが、それでは今の住民が困るだらうから独立時の十三州に住むべきだ。残りはアメリカの所有する保護地といふことでよい。これくらいできないようでは地球は滅亡する。
新自由主義には元朝日新聞の船橋洋一氏や民主党の前原氏など異常な拝米者が多い。アメリカこそが地球を破壊する元凶なのになぜ拝米を続けるのか。
拝米者は人類と全生物の敵である。

九月八日(木)「共産主義の功績」
ここ三十年ほど共産主義は魅力のないものになつてしまつたが、その功績は評価すべきだ。共産主義があつたから列強は嫌々植民地を解放したし、各国の資本主義も国民に配慮したものになつた。

ところが近年発生した新自由主義者は資本主義を絶対と考へる。資本主義だと聞こへが悪いから、自由やら民主主義やらを叫ぶ。そういふことは江戸時代に言ふべきだ。吉田松陰や渡辺崋山や大塩平八郎と新自由主義者は正反対の立場だ。これは拝米新自由主義の偽善者を攻撃する重要な武器となる。

九月十日(土)「井伊大老や幕府の既得権者が今の新自由主義者だ」
アメリカといふ大国に擦り寄る。新自由主義者の本質はそれだけだ。江戸時代の井伊大老や幕府の既得権者と変はらない。
長い歴史で見ればアメリカは有害である。アメリカ大陸に現れた癌細胞である。やがて地球を滅ぼす。アメリカは世界第一位の経済大国だが単独ではできない。日本といふ第三位の経済大国からカネを吸い上げればできる。だからここ二十年ほど英語公用語だのグローバルだのとさかんに工作をしてきた。

九月十二日(月)「新自由主義は地球を滅ぼす」
新自由主義者どもの最大の悪行は多くの生物を滅ぼさうとしてゐることだ。異常気象でも人間はまだ対処できる。野生生物はできない。いづれ旱魃や伝染病で人類も被害を受ける。
それなのに拝米と自由競争だけを叫ぶ。新自由主義者どもは悪魔の手先である。(完)


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