千九百六十四(うた)(モリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債、二百四十六) 放送法と安倍
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
三月六日(月)
朝日新聞のホームページに
安倍政権、番組に言及たびたび 選挙控え編集批判や「公平中立」要請

が載った。
安倍政権下で問題になった政治的公平性をめぐる放送法の解釈について、首相官邸側と総務省側とのやりとりだとする資料を、立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した。当時、政権が番組内容について、言及することが少なからず起きていた。
(中略)文書には2014年から15年にかけ、当時の総務省幹部と首相官邸側などがやりとりしたとされる内容が記されている。礒崎陽輔首相補佐官や高市早苗総務相、安倍晋三首相らの名前が登場。一つの番組だけでも「政治的公平」を定める放送法に抵触する場合があるという解釈を、国会の場で政府に答弁させるため、首相補佐官が総務省に働きかける様子が時系列で並ぶ。

安倍時代の暗黒は、どんどん暴かう。

三月七日(火)
日刊ゲンダイのホームページに
注目集まる放送法文書の真贋 総務省から怒りの内部告発続出!“安倍政権の膿”噴出の可能性

が載った。立憲民主党の国会議員小西さんは
「3日の予算委での閣僚たちの態度に対して、総務省の現職職員から『呆れた』『悔しい』という声が私の元に届いています。私に内部文書を提供した職員に対する称賛も上がっている。内容は言えませんが、新たな内部告発も届きました。それだけ、省内に積もり積もった政治介入への怒りがたまっているということでしょう」

安倍政権の本質は、警察官僚を側近にしたり、黒川検事総長事件でも明らかだ。
問題は、安倍官邸の圧力によって放送法がねじ曲げられた可能性があることだ。総務省は従来、放送法の政治的公平性について「放送事業者の番組全体を見て判断する」との見解を示していたのに、16年2月に示した政府見解で「一つの番組でも判断できる」と、百八十度変更。その結果、テレビ局は一つ一つの番組の政治的公平性に配慮せざるを得なくなり、萎縮してしまった恐れがある。


三月八日(水)
記事は後半で
本当に高市氏が言うような「捏造文書」なのか。ある総務省OBはこう言う。
「細かい文言は不正確な部分があるかもしれないが、あれだけ詳細に記載された文書を職員が“作文”できるとは思えない。大まかな流れは正しいのではないか。そもそも、職員が捏造に手を染めるメリットが見当たりません。仮にバレたら、間違いなくその職員は徹底的に干されるでしょう。あまりにリスクが大きすぎますよ」

記事は最後に
内部リークが続けば、放送法に手を突っ込んだ安倍政権時代の“膿”が、どんどん噴出する可能性がある。「辞職」と啖呵を切った高市氏のみならず、岸田首相も無傷では済まないだろう。

安倍の膿はどんどん出すべきだ。岸田さんは、反安倍に舵を切るべきだ。国民を味方につければ、多数派は怖くない。小泉が用いたやり方だ。

三月九日(木)
日刊スポーツのホームページに
【政界地獄耳】安倍政権と高市が萎縮させた日本メディア

が載った。
★安倍内閣が14年から一部の民放番組を問題視し、放送法が規定する「政治的公平」の解釈変更を試みていたことは当時から国会でも議論になっていた。16年2月8日、当時の総務相・高市早苗は衆院予算委員会で「国は政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局に対して電波停止できる」と言い放ち、12日にはこれは「政府の統一見解」と強調した。

そして
★政権・政府に批判的なコメンテーター、影響力のある発言者の選別。政府に厳しい発言をするコメンテーターがこの頃、第一線から消えていった。(中略)テレビでは専門家よりも発言が過激な、それでいて政府批判をしない都合のいい人たちが選ばれ司会者にはバラエティー出身者が増えた。新聞記者ですらネットの閲覧数を競う「バズればいい(その場だけ話題になればいい)」の精神がまん延している。安倍政権と高市の役割はそれだけでも日本のメディアを変えたのではないか。


三月十一日(土)
現代ビジネスに
「局長ごときが、首が飛ぶぞ」総務省文書で暴言連発「自称・安倍側近」議員のヤバすぎる「言行録」

が載った。
立憲民主党・小西洋之参議院議員が国会で公表した「総務省の内部文書」。文書作成当時の総務大臣として答弁した高市早苗・経済安全保障担当大臣が「捏造だ」「捏造でなければ議員辞職する」と啖呵を切ったために、高市氏の進退問題に注目が集中している。
しかし、文書そのものの「主役」は別にいる。前参議院議員で、第二次安倍内閣で2012~2015年に総理補佐官を務めた、礒崎陽輔氏だ。
文書の中には、総務省の官僚に対して、下記のようにきわめて威圧的な口調で命令し、当時の安倍晋三総理の威光をことあるごとにチラつかせる磯崎氏の言動が克明に記されている。

その言動たるや
「何を言っているのか分かっているのか。官房長官に話すかどうかは俺が決める話。局長ごときが言う話では無い」
「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。首が飛ぶぞ。もうここにも来ることができないからな」
「この件は俺と総理が二人で決める話」
「官邸の構造論を分かっておくように」


三月十二日(日)
磯崎氏は元総務官僚である。1982年に旧自治省に入省し、(中略)2007年の参院選に出馬して初当選した。(中略)当選した磯崎氏は、地元・大分の衆議院議員で現・安倍派最高顧問の衛藤征士郎の引き合いもあり、安倍派に入会した。しかしほかの代議士からの評判は、あまりかんばしいものではなかったようだ。

その理由は
ある自民党安倍派関係者が言う。
「(前略)常に周りの人を見下すような態度なのが目につきました。そういう意味では茂木(敏充・自民党幹事長)にタイプが似ているけれど、茂木さんには実力がありますからね。
(中略)特に役人と話すときには必ず『爆発』することでも知られていた。今回の文書でも書かれていたように、最初のうちは比較的丁寧でも、話が進むにつれて怒鳴りつけるようになり、最後はほとんど恫喝のようになってしまう。(以下略)」
しかし、安倍氏はそんな磯崎氏を気に入っていたという。きっかけは2012年、安倍氏が総理に返り咲いた総裁選だ。礒崎氏は安倍陣営の選対で参院事務局長を務めた。

それは安部に似てゐるからだ。モリカケの加計問題では、安倍が全国獣医学部展開発言をした。側近が、いつまでも批判されたので頭に来た、と解説をしたことがあった。
小生は、安倍の奥さんを何回か近くで見たので、加計問題が出た時にどうしたものか、と態度を決めかねたが、あの発言と前川さんへの攻撃で、安倍批判を開始した。
親分が悪いと下が真似をする そして性格似た者を集める姿ごみ収集車

(反歌) 国民の暮らしを守る収集車安倍といっしょは悪い例へに

三月十三日(月)
当時の官邸において、本当に礒崎氏がそれほど強大なパワーを持っていたかといえば、疑問符がつく。安倍政権で官邸に入っていた自民党議員のひとりが言う。
「当時の礒崎さんは、次の人事で閣僚になりたいという思いを強く持っていて、何かヒットを飛ばしたいと考えていたんです。つまり、礒崎さんの総理に対する個人的な点数稼ぎに、総務省とほかの官邸官僚が巻き込まれたという話。(以下略)」
総務省文書の中で、当時総理秘書官を務めていた山田真貴子氏は、総務官僚との協議において「礒崎補佐官は官邸内で影響力はない」「総務省としてここまで丁寧にお付き合いする必要があるのか疑問」「今回の話は変なヤクザに絡まれたって話ではないか」と述べていたことが記録されている。

変なヤクザと、その親分にも困ったものだ。

三月十四日(火)
テレ朝ニュースのホームページに
「安倍さんいなくなって高市さん守る人間いない」“捏造”主張に身内から冷ややかな声

が載った。
自民党関係者:「高市大臣もさすがに今回の件で辞めることはないだろう。ただ、安倍さんがいなくなって高市さんを守る人間は完全にいなくなった。(以下略)」

安倍は派閥内の権力を維持したいため、外部の高市を担いだ。派閥内の人間を担ぐと、力が移るからだ。かつて田中角栄さんが派閥内で力を維持しようとして総裁候補を出さず、竹下に裏切られた。だから総裁候補は出すが、派閥内からは選ばない。
そのつけが死後に現はれて、派閥会長を決められない。マスコミを工作して、萩生田にしようとする人がゐるが、あれだけカルトと関はったのでは無理だらう。
安倍の権力維持は異様だった。派閥の一部をLGBT賛成にして、野党と組んだ外圧で自民党内の権力を回復しようとしたこともあった。おそらく総裁返り咲きを狙ったのだらう。

三月十五日(水)
東京新聞のホームページに
「賃金上がらず予想外」アベノミクス指南役・浜田宏一氏証言 トリクルダウン起こせず…「望ましくない方向」

が載った。
アベノミクスは、安倍氏が任命し間もなく10年の任期を終える日銀の(氏名略)総裁が、2013年4月に緩和策を始めたのが柱。(中略)浜田氏は政策の開始当初「アベノミクスはトリクルダウン」と何度も強調していた。
しかし、大企業のもうけが下請けの中小企業に波及せず、賃金も上がらなかったことが明らかになった今、浜田氏は「ツケが川下(の中小企業や労働者)に回った」と問題を認めた。その上で「(前略)もう少し早く疑問を持つべきだった。望ましくない方向にいっている」と懸念を口にした。

一方で
15年ごろから、安倍氏も国会で「アベノミクスはトリクルダウンではない」と主張する場面が目立っていた。

無責任な男だ。
日銀職員の多くは当初から、緩和で日本が一変するかのような浜田氏の考えを疑問視したが、安倍氏に抵抗できずに従った。 (中略)日銀は国債を買い過ぎると、円安時などにお金の価値を高めて物価を抑える「金利の引き上げ」という市場操作が難しくなる。実際に昨年から、過度な円安が物価高を促進させ生活を圧迫した。「急激な為替変動こそ国民の資産を急減させかねず、最も怖い」(財務省幹部)といわれる。


三月十六日(木)
日刊ゲンダイのホームページに
アナタの近くにも“高市早苗”はいる…責任逃れで開き直る人ってどんなタイプ? どう攻略?

が載った。
「開き直りがイマドキの政治家の“お家芸”とすれば、高市経済安保担当相は“家元級”ですね」(永田町関係者)
総務省が作成を認めた放送法の解釈変更に関する行政文書をめぐって、「捏造でなければ辞職する」とタンカを切ったはずの高市大臣は「なぜ不正確な文書に従って私が辞めなければいけないのか」などと開き直り、文書は「捏造」と繰り返している。

責任逃れで開き直る家元は、もう一人萩生田がゐる。
明大講師の関修氏(心理学)は「高市大臣はどうか知りませんが、責任逃れで開き直るのは自分に自信がない、虎の威を借るキツネタイプによく見られます」とこう話す。
「そもそも自分に自信があれば、素直に非を認めて謝れるもの。自信がないから、自分の身を守るためにヒステリックに責任転嫁するなど、攻撃的な態度に出る。ただ、そうやって虚勢を張れるのも、強力な後ろ盾があってこそ。会社なら役員にかわいがられているとか、(以下略)」
(終)

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