千九百四十(和語のうた) 化石燃料の使用を停止しろ(御神渡り消滅、雪が激減、二十四節気)
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
二月七日(火)
諏訪湖の御神渡りが、五年連続で出現しなかった。御神渡りは寒い日が続かないと起きない。地球の温暖化を防がないと、大変なことになる。西洋野蛮文明にやらせてゐると、地球は本当に滅びる。
諏訪の湖(うみ)御神渡り無し 五(いつ)年(とせ)を続けることはこれまでに珍しき事 この星が亡びる前の兆しに見える

(反歌) 御神渡り今年も起きず神逃げる諏訪のみならず地(つち)の星より

二月十日(金)
ひと冬に何回か雪が降り、屋根や土には雪が積る。そのうち一回は舗装した道にも積もる。これは小生が記憶する東京の気候だった。昭和三十年代から四十年代の話だが。
近年は外れる年が出るものの、今年は当てはまった。
この冬はまだ雪が来ぬ 地(つち)の星行く末思ひ気掛かりに やっとの雪が積り出し家への路を思ひ時待つ

(反歌) 雪の日は寒くならぬと昔から朝から降ると温かくならず

二月十一日(土)
昨日は、午前中に雪が降ったものの、午後はみぞれになり、道路の雪はほとんど無くなった。昭和三十年代、四十年代の感覚では、雪が降ったのであって、積もったとは云はないだらう。
思へば、今の時代の雪が降ったは、昔だったら雪が舞った。今の時代の雪が積もったは、昔だったら雪が一時的に消えなかった。雪が積もるとは、昔だったら翌朝まで残ることだ。
雪が降る自然の恵み子供たち 犬も喜び昔なら庭駆け回り 今駐車場に

(反歌) こたつとは猫丸くなるそのほかに化石燃料節約の術(すべ)

二月十五日(水)
十九日は二十四節気の雨水だ。この頃から雪が雨に変はる。一昨日に雨だったから、少し異常気象だ。少しと云ったのは、変動があるからだ。二・二六事件は雨水の後だが、雪だった。
とは云へ、今年は雪が降ったのは一回、舞ったのも一回。それ以外に、極めて僅か観測したのが一回あるらしいが、小生は知らない。
立春の十五日後が雨水だから、春になって雪が降るのは変だと思ふ人もゐることでせう。体感気温を考へるとよい。寒さが続くと体が慣れる。小生がゴミを出しに家から数十メートル歩く時に、十二月はジャンバーを着て家を出た。一月は着なくても大丈夫になった、気温は十二月より一月のほうが低いにも関はらず。
これは体が慣れたためだ。一月のほうが寒いと感じる人は、慣れ方が足りない。暖房の効いた部屋に一日中ゐると、逆に不健康になる。
春が立つ雨の水にと昔から 千歳を超えて続くもの 習ひ慣れるをいつの世までも

(反歌) 我々の世にて壊すな地(つち)の星千歳の後も続く為には(終)

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