千九百四十六(うた) やりすぎた西洋野蛮人とその猿真似人
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
二月十八日(土)
日経新聞のホームページに
やりすぎた人類 地球史に爪痕、新年代「人新世」検討
が載った。地質年代の新生代は、古第三紀、新第三紀、第四紀に分けられる。このうちの第四紀は、258万年前からの更新世と、1万余年前からの完新世に分けられる。完新世から更に、1950年代からの人新世を分離しようと云ふのだ。
80億人に達した人類の影響はあまりに大きかった。その活動で世界はプラスチックやコンクリート、温暖化ガスであふれかえり、地球の環境は激変した。人類の行き過ぎた振る舞いを地球史に記す必要があるとして、新たな時代「人新世(じんしんせい)」を定めるべきだとの声が強まっている。
これはよいことだ。西洋野蛮文明に毒された者どもによる地球破壊は、きちんと分類すべきだ。それに対して非先進国は今でも、それほど地球を破壊しない。
二月十九日(日)
20世紀初頭に生物量の3%にすぎなかった人工物がこのまま増え続ければ40年までに(中略)生物量のほぼ3倍に達する見込みという。
地球が人工物であふれる現状は、46億年前に地球ができて以来の激変期だ。地質学者は人類の活動が地層に痕跡を刻み始めた時期を記録すべきだと受け止めた。
これは大変なことだ。
1950年代に海外の核実験で出たプルトニウムのほか、化石燃料の炭素や肥料の窒素、海の富栄養化などの影響を受けたカタクチイワシのうろこなど経済活動で生じた物質が残っていた。(中略)米サンフランシスコ湾はグローバル化で侵入した外来種の貝などが生態系を乱した痕跡が特徴だ。主な指標である核実験で出た微量の放射性物質は南極の氷床にもある。オーストリア・ウィーンの美術館前の広場では、2019年からの改修工事の際に放射性物質やコンクリート、プラスチックが地下から見つかった。
一方で
人類の影響は地球の46億年の歴史と比べると極めて短い。「一時的な出来事にすぎず、年代にするほどでもない」と新たな時代の認定に慎重な学者もいるという。
西洋野蛮文明による地球破壊は、数億年単位に及ぶと云ふことだ。
人類は 石油石炭ガスなどを掘るな燃やすな 合成の樹脂を作るな 腐敗せず無限に残り とりさかなけものが食べて重態となる
(反歌)
西洋の野蛮文明今すぐにアジアアフリカ中止をさせよ 中南米も(終)
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