千九百三十八(うた)(モリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債、二百四十三) 1.かさいとうかい、2.日本野蛮文明化計画
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
二月七日(火)
現代ビジネスのホームページに
ばら撒かれた不倫写真…「革マル」松崎明が、自分を裏切ったJR東海・葛西敬之への復讐と、「国鉄改革三人組」との本当の関係【牧久×森功対談】
が載った。最新刊『国商 最後のフィクサー葛西敬之』の森功さんと、『暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』の牧久さんの、対談である。
森 (前略)井手さんは私の取材にも「国鉄時代に大事にしてきたのがクラブ記者たちとの付き合いだった」と話していました。「国労をはじめとした組合側はマスコミを使って情報を操作し、闘争を有利にしてきたけど、国鉄改革ではこちらがそれを利用したんだ」と。見方を替えれば、課長補佐時代からすでに、それだけ組合の内部情報を掴んでいたということですね。
これについて解説をすると、総評の多くはこのとき全民労協に加盟してしまった。残ったのは官公労と民間左派だけで、官公労も遅れて全民労協(を形だけ変へた全民労連)と合併して連合になることが、既に決まってゐた。
マスコミを操作できたのは、それが原因だった。
世界では八十年の辺りから共産主義が負け始め 国内にても革新が負けを続けてつひに消滅
(反歌)
春闘で隠しベアやら企業主義労使癒着の醜い姿
二月八日(水)
記事は続いて
森 そういう井手さんだからこそ、いくら国労を潰すためといっても、松崎と組むのは危険だと(中略)「葛西氏は結局、松崎に騙されちゃったんだよ」というのが井手さんの見立てでした。
牧 葛西さんはプライドが高い人間ですから、「騙されたんじゃない。騙されたフリをしたんだ」という態度をその後もずっと、それこそ死ぬまで貫きました。(以下略)
森 そのようですね。取材をしていて葛西さんの負けず嫌いの性格がよくわかりました。ただ、単なるプライドというより、こっちから手を切ったと言ったほうが、自分自身や東海の姿勢を世間にアピールできると考えたのではないでしょうか。
牧 (前略)でも、騙されたフリというのはちょっと怪しいな、という事実もあります。たとえば分割民営化が果たされてJR東海ができたとき、東海の組合の委員長に松崎の右腕の佐藤政雄を迎え入れたわけです。
(中略)葛西氏は「いつ握った手を離そうかと思ってたんだ」などとうそぶくわけですが、本当にそう思っていたのなら、佐藤を招き入れることは拒否したはずです。もう分割民営化が果たされて、松崎に媚びる必要はないわけですから。
森 なるほど。佐藤政雄が来ても、自分ならコントロールできる、大丈夫だと思ったわけですね。松崎が軍門にくだったと信じていた、という証拠になります。
似た話は連合にもある。連合はなぜJR総連を受け入れたのか。その前に、社会党員になったばかりの松崎が、社会党の機関紙にも登場した。経済紙にも登場した。
二月九日(木)
分割民営化後、松崎は全国のJRのスト権を、旧動労を中心に作った労組JR総連に集約しようと画策します。(中略)仮に松崎が全国のスト権を握ればかつての国労以上の脅威になる。そこで井手さんは真っ向から松崎の言い分に異を唱え、続いて松崎のJR総連の結成に反対したのが葛西氏だった。
牧 松崎からすれば「葛西が裏切った、掌を返した」ということになる。それで、不倫写真をばら撒いたりする攻撃を始めるわけです。
森 あのとき一緒にいた女性は、葛西氏みずからが松崎に紹介したことがあったと聞いています。その点でも、葛西が松崎を一時は信用していた、と見ています。
悪事に手を染めた連中が、次に行ふのが仲間割れだ。昨日フィリピンから強制送還された強盗集団は、抜けようとする仲間を脅迫し続けたさうだ。
二月十日(金)
自民党内で安倍派が暴走し、LGBT法案を野党と合意したとして党内でごり押ししようとしたことがあった。あのときは、退陣した安倍が自民党内で影響力を回復するために仕掛けたのだらう。事実、ほとぼりが覚めた頃に下村を安倍派会長代行、稲田を事務局長に抜擢した。
そのLGBT法案の話が再び出て来た。小生は、賛成でも反対でもない。前回は、安倍が絡むから反対した。この時期に現はれたのは、国民の目をそらさせたいことが、ほかにあるからだ。日本が焼け野原や瓦礫の山になる問題か。それともモリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債か。
この時期だから、おそらく前者だらう。野党にも拝米が紛れ込んでゐるノダらう。
二月十一日(土)
サミットまでにLGBT法案を、と云ふ主張はよくない。まづサミット自体が先進国(地球破壊行為で先へ進む国)で構成される。世界には、LGBTに反対の人々(イスラム、ヒンドゥー、共産、仏道、儒教道教神道)が多い。
次に、政策は国内と国際の二つに分けられる。LGBTは国内なのに、国際にすり替へる。つまりサミットまでにと云ふ主張は、国民の事を考へてゐない。
国民の目をそらさせたい焼け野原瓦礫の山問題は、日本が軍事面で西洋野蛮文明の先端に立たされるのか、中間派に留まるかの問題だ。日本は数千年の間、漢字仏道儒教道教神道の文明だったから、西洋野蛮文明の猿真似をしても、次のやうになる。
1.政権交代できないだらしない野党
2.北朝鮮並みの世襲政治屋(特に岸とその二代後はひどかった)
3.会社の第二人事部と化した連合
4.カルトの手を借りて当選する政治屋
二月十二日(日)
一昨日に述べた、LGBT法案に賛成でも反対でもないについて説明をすると、日本の国内問題として法律を作るのなら賛成だ。西洋野蛮文明の猿真似で作るのなら反対だ。
葛西の、拝米反中が保守と云ふ低級な理論に従ふから、安倍派が暴走する。下村や稲田の、多様性が保守と云ふ主張もひどかったが、ああ云ふ主張が派生したのは、拝米拝野蛮が根底にあるからだ。
状況に適する人の割合が世代を経ると増えていく 数千年で作られた適する人の集団に 西のやり方押し付ける ましてや西は近年の化石燃料消費にて 文明自体が野蛮化をした
(反歌)
野蛮とは化石燃料消費にて生れたもので社会を壊す 地球も壊す
二月十三日(月)
国民から目を逸らさせたいもう一つのモリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルのうちのカルトについて、ニッポンドットコムのホームページに
霊感商法、偽装勧誘、合同結婚式…日本はなぜ狙われたのか? : 日本を貶める不可思議な教団に侵食された自民党
が載った。
旧統一教会(中略、以下、統一教会)が社会問題化したのは1960年代にさかのぼる。「親泣かせの『原理運動』」(1967年7月7日付、朝日新聞夕刊)と報じられた大学の原理研究会を中心にした勧誘活動、80年代からは高額なつぼや印鑑などを購入させる「霊感商法」や「偽装勧誘」、90年代前半には教祖が決めた相手に日本人女性信者を嫁がせる「合同結婚式」、そして「高額献金」などだ。この間、教団による政界工作も断続的に明らかになっている。
統一教会の成り立ちとその活動をひもとくに当たって、76年に明らかになったコリアゲート事件から始めたい。
二月十四日(火)
コリアゲートの発覚を受け、米下院は(中略)78年11月に最終報告をまとめた。
それによると、(中略)米国の対中政策の大転換で、駐韓米軍が撤退する事態は回避したい。政界工作の必要を認識した朴正熙(パク・チョンヒ)大統領は韓国中央情報部(KCIA)を創設し、最側近の金鍾泌(キム・ジョンピル)氏をトップに据えた。
そのときに(中略)「KCIAと密接な関係にある」と指摘されたのが統一教会だった。(中略)核心的なポイントは、「統一教会は宗教団体を隠れみのとした教祖・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏を中心とした政治・経済の活動団体である」ということだった。統一教会には、社団法人、NPO、株式会社など多種多様な関連団体が存在するが、それらは「全て一体(以下略)」と認定している。
日本では「信教の自由」を理由に、解散命令や規制に対して慎重な意見もあるが、しかし、その主張を盾にとって、ここまで勢力を拡大してきた組織こそが統一教会なのである。
二月十五日(水)
次の章は
ルーツは小さなセックス教団
の小見出しとともに
(前略)KCIAと結び付く以前は小さな「セックス教団」に過ぎなかった。教義の根幹は「文鮮明が女性信者とセックスをして血を清める」という驚くべきものである。このことは側近だった朴正華(パク・チョンファ)氏が告発本『六マリアの悲劇』(恒友出版、1993年)に記している。同書を参照し、統一教会の教義の根幹を紹介する。
人には原罪がある。これはキリスト教の教えと同じだが、統一教会は、原罪を清めるためには「文鮮明とセックスしないといけない」という意味不明な教義となってしまう。
岸信介、安倍、萩生田その他が、これらを知らないはずはないだらう。
やがて、「血わけの儀式」は、教祖との直接的なセックスから、教祖が選んだ信者同士の結婚によって汚れを浄化するという理屈に変わり、統一教会の象徴ともいえる「合同結婚式」が誕生したのである。
別の章は
「保守」の自民党議員たちが教団の思想を許容⁉
の小見出しとともに
また、朝鮮半島の形は男性器、日本列島は女性器を象徴しているというのが、統一教会の主張だ。これがアダムとエバの話につながる。「サタンとセックスして悪魔の血で汚れたエバ=日本」なのだ。
さらに、「1910~45年の韓国に対する植民地支配の贖罪(しょくざい)が十分ではないので日本は韓国に奉仕するため、日本人の財産は全て寄付すべきだ」という考えにつながる。これには、文鮮明氏の個人的な怨恨(えんこん)も影響しているといわれる。文鮮明氏は40年代に、夜間学校の早稲田大学付属早稲田高等工学校(51年廃校)に留学し、昼間は電気工事の仕事をしていたという情報もある。
そして
かつて統一教会が四大名節と呼ぶ記念日に米国の施設で行われていた「敬礼式」という儀式では、天皇陛下に扮(ふん)した日本の教会幹部が文鮮明にひざまずき、ひれ伏すということまでやらせていたという(「朝日ジャーナル」1985年2月1日号)。
岸信介、安倍、萩生田らの責任は重大だ。
二月十六日(木)
不思議なのは、統一教会がこうした日本を貶(おとし)める思想を持つ「宗教団体」であるにもかかわらず、保守の自民党議員の多くが関わりを持ってきたことだ。さらにフレイザー報告書が指摘するように「宗教を隠れみのにした政治・経済活動のための団体」であることを踏まえれば、政治家としてきっぱりと決別することは最低条件なのは明白であろう。
岸信介の保守は、本物の保守ではなく拝米だった。葛西の保守は拝米反中で、安倍は両方の真似をした。
教団は自民党の国会議員の秘書に信者を次々と送り込み、信者秘書の中から自民党の地方議員になったり、統一教会の支援を得て当選したりする地方議員が生まれる、といった状況になっていった。
安倍元首相は、統一教会との関係に抑制的だった時期もあったと言われるが、長期政権維持のためにやがて両者は手を握る。そして最後まで関係を断ち切れず、悲劇を招いてしまったとみられている。
これはモリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債も同じだ。前半は石破さんや谷垣さんが幹事長だった時代で、このときは抑制的だった。しかし谷垣さんが自転車事故で大怪我をしたあとは、こんなことになってしまった。
二月十七日(金)
紹介はしなかったが、関係ある記事として現代ビジネスの
安倍晋三を裏で操った「最後のフィクサー」葛西敬之が、夜な夜な大森の小料理屋に官僚を呼びつけていた理由
がある。日本が、国民に知らされないうちにアメリカといっしょに中国と戦争を始めることになるなど政策を読むと、葛西の影響を受けた官僚がゐることだらう。
岸田政権は、葛西から呼びつけられた官僚を要職から外さないと、大変なことになる。(終)
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