千九百十六(うた) 1.NHKホームページ批判、2.どうする家康
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
西暦元日後一月四日(水)(2023.1.4)
NHKのホームページで、不適切な記事を見つけた。
ことしの10大リスク 最大のリスクは「ならず者国家ロシア」
である。内容自体は
国際情勢を分析しているアメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」は、恒例となっている「ことしの10大リスク」を発表しました。このなかで最大のリスクとして「ならず者国家ロシア」を挙げ、(以下略)
であり、問題はない。問題なのは題だ。この記事は、アメリカの調査会社が発表をした記事だから、一番正しいのは
アメリカの調査会社、毎年恒例10大リスクを発表
偏向はあるが、許容範囲なのは
アメリカの調査会社、今年最大のリスクはロシアと発表
「視聴料無駄遣ひのならず者集団NHK」と云はれたら、NHKも不快であらう。記事も同じだ。NHKのしたことは、アメリカの世界観を押し付けた。
見出しに気を付けなくてはいけない理由は、検索エンジンには見出しだけが表示される。
一月十四日(土)
「どうする家康」の第一回を見て思ったことは、「抱き合はせ販売」だった。OPは、曲も悪いが画面は尚悪い。CGを使った利点がない。劇自体が良いので、OPの抱き合はせ販売が不快だった。
劇にも一つ難点があった。桶狭間で義元が討たれ松平側にひと騒動あったあと、最後に皆が「どうする」と元康に迫る。家臣団がそんなことをする訳が無い。それぞれが腹案を出す筈だ。こんな筋書きになった理由は、「どうする家康」と云ふ題の悪さだ。劇と題の「抱き合はせ販売」だから、こんなことになる。
義元が討たれたあと松平側にひと騒動とは、元康が逃げることだ。これはOP前の映像部分(前座?、余興?、無駄部分?、詞書?、序幕?、前口上?)で元康が逃げたことの解決だが、これだって本筋とOP前の「抱き合はせ販売」だ。本筋に役立たないから、時間の無駄だ。
今年こそ大河ドラマを最後まで見たいものだか先行き不明
一月二十一日(土)
第二回で思ったことは、やはり抱き合はせ販売だ。本筋と関係ある話と、退屈な話の抱き合はせだ。後者の代表例は、信長との相撲だか格闘技だかの場面と、寺を囲まれて介錯をすると言ひだす場面だ。信長か城を取り囲む場面もさうだ。
次に、嫌な感じの役者との抱き合はせもあった。役者は嫌な感じを見る人に与へてはいけない。今回の子平太だ。最後に厭離穢土の解釈で挽回したが、これだって登誉上人の解釈と云ふのではなく、自信を持って云はなくてはいけない。
それにしても、他の大名は奇人変人大会か。信長も信玄も。大河ドラマの欠点は、視聴率稼ぎのため、特徴の無い同種の人間ばかりを出演させることだが、今回はその反動で特徴のあり過ぎる大名を演出すればいいと云ふものではない。
NHK大河ドラマの限界だ民間ならば通用しない(終)
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