千九百十四(うた)(モリカケ柳河桜藪黒トリー敗カルト債、二百三十九) 萩生田発言はブーメラン
壬寅(西洋野蛮歴2023)年
西暦元日後一月四日(水)(2023.1.4)
萩生田加計カルトが、岸田政権のことを「時間が掛かりすぎ」と云ったことがある。毎日新聞のホームページに
萩生田氏「結論に時間かかり過ぎ」 岸田内閣の支持率低迷を分析

が載ったのは一ヶ月前だ。萩生田の発言内容は
「一連の人事を含め、少し結論を出すのに時間がかかり過ぎ、国民に不安を与えているのではないか」

そのとほりだ。早く萩生田を切ったほうがいい。岸田さんの増税発言は「萩生田さんの指示に従って迅速にやった」と云へば、萩生田が一切の責任を負って一件落着する。

一月五日(木)
文春ホームページに
「絶対に捕まらないようにします」元電通“五輪招致のキーマン”への安倍晋三からの直電――2022年BEST5

が載った。「2022年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。」とある。
東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。12年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
安倍政権が肝煎りで推進した五輪招致のキーマンとなる男は、当時の状況について知人にこう話している。
「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」
しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。


一月六日(金)
週刊女性のホームページに
安倍元首相銃撃の山上容疑者に「かっこいいと毎日つぶやける」今も信奉する“山上ガールズ”の心理状態

が載った。
事件を受け、山上容疑者がモデルの映画が製作されたほか、彼を支援する人々も。
「ネットでは山上容疑者の減刑を求める署名活動のほか、彼に現金を送る人まで。SNSには彼に恋したかのような投稿をする“山上ガールズ”という存在まで登場しました」(ネットニュース編集者)
(中略)SNSをのぞくと、
《山上徹也さんかっこいいって、毎日でも呟けます》
《誰も手を出せなかった極悪人を成敗した徹也は英雄》
 など、今も変わらず山上容疑者を“信奉”していた。

この事件が将来「赤穂浪士」みたいになる可能性は高い。なぜさうなのかを、安倍派の国会議員は考へるべきだ。減刑を求める人たちや山上ガールズも、国民の一部だ。保守は多様性だと言った下村と稲田は特に。

一月七日(土)
岸田内閣の支持率の低さは、安倍と云ふ対抗すべき対象が無くなったからだ。それまでは、山口県内で安倍と対抗する林さんを外相に起用するなど、安倍に対抗する岸田さんに国民は賛意を示した。
ところが安倍が亡くなると、岸田さんは安倍派にすり寄るだけになった。回復するには、萩生田カケカルトを切ればよい。

一月八日(日)
Presidentのホームページに
潰す必要のない企業までハゲタカ外資に売り飛ばした…日本人を貧乏にした「小泉・竹中改革」の真実を語ろう

が載った。前文は
なぜ日本人はこんなにも貧しくなってしまったのか。経済アナリストの森永卓郎さんに『親子ゼニ問答』などの共著者でもある息子の森永康平さんが尋ねたところ、「小泉・竹中構造改革では『不良債権処理』という名目で、本来潰れる必要がない企業まで潰された。これが日本経済低迷の最大要因だ」という――。

小泉のせいで現安倍派(当時は森派か)が癌細胞みたいに膨張した。安倍派は分裂か所属替へをしないと、萩生田統一みたいなのが政調会長に居座ることになる。

一月九日(月)
【森永卓郎】グローバル資本主義は、金持ちをより豊かにしましたが、その一方、庶民の暮らしはどんどん悪くなっています。(中略)なぜそうなってしまったのか。わたしは規制緩和と構造改革が日本をボロボロにしたことこそ最大の理由だと思います。
タワマンがその一例です。
かつてタワマンは建築基準法で規制されていましたが、規制緩和でタワマンをどんどん建てた結果、(中略)一部の富裕層が豊かな生活を享受する一方、タワマンによって電力消費量が増え、環境への負荷が大きくなっています。
(中略)
かつては日本中いたるところに商店街がありましたが、大店法の改正で郊外に大規模なショッピングモールが建設され、地元の商店街はことごとく叩きつぶされてしまいました。
商店街の店主は一国一城の主で、地域住民とのつながりを持っていました。
しかし、商店街が廃れ、店主さんたちは廃業して単なる労働者となり、地域社会が崩壊の危機に直面しています。 (中略)
こういう間違った政策をグローバル資本主義者たちが進めてきた結果、日本人の暮らしはちっとも良くなっていないのです。

これらを進めたのが小泉と竹中。膨張した現安倍派で好き勝手なお友だちカルト依怙贔屓を繰返したのが安倍だった。
小泉と竹中どもが破壊した商店街と人の住む街
小泉と竹中どもが破壊した日本経済活性部分



一月十日(火)
【森永康平】2003年に『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)という本を書かれていますが、その後日本経済は、非正規雇用が約4割、その賃金は約170万円という状況になりました。(中略)2003年の時点でなぜ予見できたのでしょうか。
【森永卓郎】当時、小泉純一郎氏と竹中平蔵氏、木村剛氏が手を組み、構造改革を始めていたからです。いずれ日本をぶっ壊すのが目に見えていました。
(中略)
【森永卓郎】彼らは不良債権処理の名目で、本来潰れる必要がない企業の資金を断ち切り、その資産を二束三文で売り飛ばしていったのです。
(中略)100億円近くかけて開発したゴルフ場が、アメリカ系の投資銀行にわずか数千万円で売却される、といったケースが当たり前のように起きていました。
裏では以前から綿密なプランが練られていて、外資と、小泉構造改革に協力する企業だけが、日本の大切な資産を二束三文で買いあさったのです。
まるでマグロの解体ショーを見ているようでした。

小泉の「自民党をぶっ壊す」は欺瞞で、やったことは「日本経済をぶっ壊す」だった。

一月十一日(水)
【森永卓郎】不動産は米国系の外資がほとんど持っていきましたし、当時世界最強の競争力を誇っていた日本の電機産業は中国や台湾に買われてしまいました。
日本経済を支えてきた大黒柱の産業を売り払ったのだから、日本経済が低迷するのは当たり前です。
そんなプランを、小泉・竹中・木村氏らが、あたかも正義の味方のような顔をして遂行していたのです。これが日本経済低迷の最大の原因だと思います。
(中略)
【森永卓郎】ダイエーは黒字だったんですよ。わずかな赤字を出した年もありましたが、潰す必要はありませんでした。
不良債権処理のターゲットとして狙われたから、破綻処理されたのです。
(中略)
そんな中でも、UFJ銀行(当時)はダイエーを支援していました。しかし今度はUFJ銀行と東京三菱銀行との合併がしかけられました。
これは罠にはめられたようなものでした。半沢直樹も真っ青の世界です。
合併後の決算を見ると、不良債権の組み戻し益が1兆円近くも出ていました。
つまり、「不良債権」とされていたものの価値を再計算すると、もっと価値が高かったということです。 竹中・木村氏は、本来なら「正常な債権」とされるべきものを、片っ端から不良債権に計上していたということです。

小泉・竹中のやったことを、ブーメランで安倍派に戻さう。安倍派の議員たちは、早く泥船から逃げたほうがいい。

一月十二日(木)
【森永康平】日本経済がダメになった原因は財務省にある、という意見も多いですが、むしろ構造改革のほうを主な原因に挙げられるんですね。
【森永卓郎】構造改革と緊縮財政の両方が日本をダメにしたと思います。
安倍政権の時、2013年度は少しだけ財政出動しましたが、その時は景気が良くなりました。
その後、財務省に説得されたのかは分かりませんが、安倍さんは消費税を2回も上げるという大失敗をしてしまった。あれがなければ日本はもっと良くなっていたと思います。

安倍と野田共通点が多数あり与謝野仲介消費増税


一月十三日(金)
【森永卓郎】来年は世界恐慌の可能性がきわめて高いと思います。
わたしは、マーガレット・サッチャー以来続いているグローバル資本主義が、ついに崩壊の時を迎えている、という現状認識を持っています。
「グローバル資本主義の罪」は大きくわけて3つあると思います。
1つ目の罪は地球環境をぶっ壊したこと。(中略)資本主義の発展と温室効果ガスの排出はきれいにリンクしています。
ある経済学者によると、富裕層が排出する温室効果ガスの量は、庶民の1万倍にも上るそうです。

当ホームページの主張は、まさにここである。
【森永卓郎】2つ目の罪は、とてつもない格差を生み出したことです。
今、地球上に住んでいる人は約76億人と言われています。これを所得の順に並べて下から半分の約38億人が持つ金融資産は約153兆円。これは、上位26人が持つ金融資産の額と同じです。
この上位26人は額に汗して働いてはいません。金が金を生むしくみを利用し、巨万の富を得ているのです。(以下略)
3つ目は最大の罪だと思いますが、グローバル資本主義が仕事の楽しさを奪ったことです。
(終)

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