千七百九十五(うた)(モリカケ柳河桜藪黒トリ二百二十二) 岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くビジネス
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
八月四日(木)
Monay Voiceのホームページに
岸・安倍家にとって旧統一教会は三代続くファミリービジネス。安倍晋三氏は公明党とカルト宗教を使い分けて独裁者へ=今市太郎
が載った。
統一教会の存在がメディアで報道されはじめたときから、戦後A級戦犯から辛くも米国に命を救われた岸信介が、国内において統一教会の設立とその後の分派組織である国際勝共連合の国内設立に全面協力をしたことは多く報じられました。
この教団との親密な関係は、三代を経た安倍晋三元首相にもしっかりと受け継がれ、「集票」と「資金提供」という両面で大きく貢献する岸・安倍両家のファミリービジネスとして、直近まで寄与する装置となっていたことが全面露見しはじめています。
記事は中盤で
集票できれば相手はカルトでも強引な資金集めをする教団でも構わないとするのは、すでにこの時点で民主主義の選挙制度を壊滅的に破壊する行為であることは、議員も有権者も正確に認識する必要があり、一切ゆるされるものではありません。
(中略)アクティブな信者はせいぜい8万から多くて10万人程度ということで、国政選挙の規模から言えばそれほど大きな影響を及ぼすものには見えません。
しかし、戦略的に特定候補だけに集中的な集票を行えば10万票~16満票といえども、かなり効果的な結果を及ぼすことは間違いありません。
どうやら安倍元首相は自らこうした采配を行っていたことがすでに週刊誌のすっぱ抜き報道でも表にではじめています。
具体的には
ご本人は堅く否定していますが、元産経新聞記者で、2013年の参院選全国比例で初当選した北村経夫氏は完全にその1人であるように報道されています。初当選時、当時首相だった安倍氏が北村氏の選挙応援を教団に直々に依頼したことが教団の内部文書からすでに明るみに出ています。
八月五日(金)
記事は続いて
直近では安倍元首相の秘書官・井上義行議員も教会系集票候補のひとりであったようで、本人は賛同会員であるとしていますが、教会ではすでに信徒になったと信者には紹介される始末。案の定、この人物も比例代表という教会票を集中投下しやすい選挙区で立候補当選を果たしています。
ここからが大問題で
今回のカルト教団との密接な繋がりによる資金供給と集票活動の徹底利用を考えますと、もはやまともな民主主義のプロセスをぶっ飛ばす、戦後の歴史で他に類をみないインタンジブルな独裁者であったことが完全に露見しはじめています。
かつてのフィリピンのマルコスの場合は、完全に権力を掌握して私腹を肥やすといった、かなり判りやすい動きでした。
それがこの人物の場合、表面上は善人を装いながらお友だち資本主義を全面に押し出し、モリ・カケ・サクラでは一切の法律を無視し、役人は人事権を完全掌握させひれ伏させることを完全に実現した、ある意味でかなり新しいタイプの独裁者であったことが見えてきます。
独裁者が死ぬと、清盛、信長、秀吉の時みたいに充満した不満が爆発する。今回も
死後1か月もしないうちに毒ガスのように噴出してくるのですから、その影響力がいかにバイアスのかかったものであったかも露見し始めています。
(中略)
さすがにこの状況を国内の有権者は黙認できないレベルにまで陥っており、このまま時間が経てば元に戻るなどとはまったく思えないステージに突入しています。
そのとほりだ。千パーミル賛成だ。あ、これは前回の特集だった。
八月六日(土)
安倍さんが撃たれた場所で、前に野党が街頭演説をしようとしたところ、警察から防弾設備を付けた選挙カーで行へなど難しい条件を付けられ、断念したニュースを読んだことがある。
警察だって手の掛かる警備はやりたくないから、野党の時は条件をいろいろ付ける。自民党のときは忖度する。官僚に忖度させる姿勢を植ゑ付けてしまった安倍政治の弊害が現れた。
忖度が逆向きとなり戻ったか野党は中止与党は実施
八月七日(日)
朝日新聞のホームページによると
同じ場所では、6月25日に自民党の茂木敏充幹事長が演説を行っていた。このため県警は茂木氏の時に策定した「警護警備実施計画」を基に計画を作成。茂木氏の時より聴衆が多く集まると見込み、配置する警察官をわずかに増やしたという。
県警の判断は妥当だ。現職の与党幹事長と、二代前の元首相。重要度は同等だ。つまり、元首相が元首相らしく振舞はなかったことが、今回の事件を生んだ。
一般企業でも、元社長があちこちの事業所に顔を出したら、現場は混乱する。それと同じことを安倍さんは続けた。
原因は、安倍さんの首相辞任にあった。コロナ禍の大変なときに政権を放り出した。その数日前から病院に行くところを大々的に報道するので、仮病ではないかと疑はれた。
案の定、退陣ののちは目立つ発言を繰り返し、派閥会長になった。大御所として首相を操らうとしたことが、そもそもの発端だった。
八月八日(月)
日刊ゲンダイに
旧統一教会にとって日本は“金ヅル”…韓国本部に「年間200億円」送金の仰天と衝撃の献金実態
が載った。
TBS系「報道特集」が、入手した内部文書を基にスクープし、話題を呼んでいる。
報道によると、日本人信者による献金額は1999年度から2008年度まで、毎年約600億円で推移。霊感商法の摘発が相次いだことで旧統一教会は09年、コンプライアンス宣言を出していたが、宣言後も変わらず600億円近くの献金を集めていた。さらに、09年度以降の3年間、毎年200億円以上が日本から韓国の教会側に送金されていたというのだから驚くしかない。
我が国を金ツルにした悪い人国を売る人孫も遺伝か
八月九日(火)
記事は続いて
そもそも、旧統一教会には、かつて植民地支配で韓国を苦しめた日本は悪を代表する「エバ国家」で、韓国は正義を代表する「アダム国家」であり、日本は韓国に貢ぐことが使命だ、という教えがある。日本は完全に旧統一教会の金ヅル状態だということだ。
こんなものに岸信介は加担した。その孫たちも加担した。安倍さんの周辺も加担した。とんでもない売国奴どもだ。そして
不思議なのは、TBSが入手した文書によると、09年に旧統一教会がコンプライアンス宣言をした後も、献金額が減少していないことだ。宣言によって霊感商法を控えた分、“収入”が減るはずだが、なぜ金額に変化がないのか。カルト宗教に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏はこう言う。
「コンプライアンス宣言以降、統一教会は商品を介在させた霊感商法をやめ、献金徴収にシフトしています。例えば、ある信者は『家2軒分』の献金をしたことで、霊界の家として韓国の宮殿風オブジェ『善霊堂』を与えられています。これらは霊感商法と違い、あくまで信者が『喜んで献金する』という形をとっています」
八月十日(水)
記事は最後に
15年には、統一教会から「世界平和統一家庭連合」への名称変更が認められた。「統一教会」の名称を隠しながら活動できるようになった結果、献金も集めやすくなったのではないか。
「やはり霊感商法の方が効率的に集金しやすかったようで、(中略)18年は約300億円、22年は約200億円程度とみられています。霊感商法が行われていた最盛期の1990年代終盤から2000年代初めは1000億円に達することもあった(以下略)」(鈴木エイト氏)
それでもまだ数百億円もの献金を集めているのだから、被害者は相当数いるはずだ。
古くは岸信介、現代では名前を貸した、出席した、ビデオ出演した連中の責任は重大だ。議員辞職すべきだ。
八月十一日(木)
MAG2ニュースに
岸、児玉、笹川にCIA。統一教会と自民を繋いだ「黒幕」たちの魂胆
が載った。ジャーナリスト伊東森さんの記事を紹介し
岸信介は、「昭和の妖怪」として名を馳せた。
戦時中は、満州でアヘンの密売により莫大な利益を上げた(*2)。戦後、釈放されると同時に、CIAの援助を受け、首相の座に座る。
ここで
(*2)魚住昭「昭和の妖怪・岸信介は『アヘン密売』で絶大な権力を得た!? 今さら聞けない『満州国の裏面史』」現代ビジネス 2016年7月31日
記事は続いて
さて、その岸信介と統一教会とのつながりは何か。
「岸氏の自宅は渋谷の南平台にありましたが、その隣に統一教会の施設があった。で、教会と関係の深かった右翼のドン・笹川良一氏に、彼らについて教えてもらっています。それから関係は深まり、韓国の教会本部も複数回訪れて、講演や文鮮明との会談を果たしている。国内で教会系の団体が集会を開いた際には、名誉会長も務めていました。」(「宗教問題」編集長、ジャーナリストの小川寛大氏(*3))
ここで
(*3)デイリー新潮「『文尊師は誠実な男』 岸信介が統一教会トップを称賛した“異様”な機密文書」Yahoo!ニュース 2022年7月29日
八月十二日(金)
岸田内閣は、安倍政権と一定の距離を保つことで支持率を上げてきた。安倍さんが亡くなると、支持率を上げてくれるものが無くなった。時代劇に悪代官が登場しないのと同じだ。岸田政権は、旧統一教会から国民を守ることで、支持率を上げるとよい。
黄門に悪代官が登場しない 金さんも悪代官が登場しない 視聴率激減のため番組中止
(反歌)
番組の悪代官は誰なのか四十九日で云ふことできぬ
実際にあった話とは無関係だ。だから「番組の悪代官」と詠った。番組の中で切腹を命じられたのだらう。(終)
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