千七百七十一(和語のうた、普通のうた) 本庄早稲田、伊藤左千夫資料館と記念公園、NEXで横浜経由鶴見
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
六月三十日(木)
四日目は、成東の伊藤左千夫資料館に二回目の訪問をした(1.前回2.肩入れを始めた理由)。
特急「しおさい」は東京駅を十時十一分に出発する。時間に余裕があるので、大宮からまづ本庄早稲田に行った。新幹線だけの駅(在来線も交差部分に駅を新設する場合を含む)でも、行ってよかったと云ふ気持ちになるものだ。ところが本庄早稲田は嫌な気分にしかならない。駅名が悪いし、周囲も悪い。権益者が儲けただけか、と云ふ気分になる。
本庄早稲田から東京駅まで乗り、ここで異変が起きた。昨日に引き続いて、切符が自動改札を通らなくなった。丸の内の南口、中央口、北口を見たあと、特急「しおさい」で成東に到着した。切符は回復したかと試したが、駄目だった。そのため、帰りの時刻を調べ忘れた。
山武市歴史民俗資料館(別名、伊藤左千夫資料館)では「開館50年~左千夫と郷土を見つめ続けて~」が展示されてゐた(前期は4月9日から9月25日、後期は10月8日から来年3月26日)。だから前回とは展示が異なる。
成東は左千夫の家と館あり展(つら)ね示して後の世のため

見終はったのち、伊藤左千夫記念公園への道を訊き、そのとほりに行った。前回は見逃したが、これも貴重な展示だ。前回は市役所の向ひの駐車場前で伊藤左千夫記念公園を訊いたところ、道を戻り踏切を渡ってすぐと教はった。これは資料館であって、記念講演ではない。訊いたのは市の職員風だったが、公園はあまり知られてゐないやうだ。しかし一見の価値がある。塩尻市の広丘短歌公園を思ひ出す。

駅に着くと上りの特急「しおさい」が出たばかりだった。普通列車で千葉駅まで行き、成田エクスプレスの指定席特急券を横浜まで発券してもらった。券売機は使へないのでみどりの窓口だった。
駅の売店で、酒カップ、お茶、サンドヰッチを買ひ、車内で食べた。成田エクスプレスは家族で海外旅行の帰りに乗ったことがあるが、二十年前だ。車両が新しくなり、車内に荷物置き場が多く、その代はりトイレが数両に一ヶ所しかない。あと、荷物置き場は暗証を設定する。海外は盗難が多いことを暗示する。車内録音で、暗証番号を忘れると終着駅に着いた後の開錠になるとのことだった。
成田発エクスプレスに千葉駅で乗ると車内は半ば海外
(終)

メニューへ戻る うた(三百十一の三)へ うた(三百十一の五の一)へ