千七百二(歌)(モリカケ桜疑獄二百十四の一) 安倍の大失態
壬寅(西洋野蛮歴2022)年
三月十二日(土)
日刊ゲンダイのホームページに
ロシア北方領土「特区法」成立で安倍元首相が大失態…岸田首相の“嫌がらせ”にイライラMAX

が載った。
「安倍さんは首相時代、従来の『4島返還』要求を『2島返還』に後退させています。プーチン大統領と27回も面会を重ねファーストネームで呼び合う親密関係を築き、3000億円の経済協力まで打ち出しながら、結局、返還交渉は1ミリも進みませんでした。安倍さんは国民に謝罪すべきですよ」(霞が関関係者)

更に
「返還交渉に前のめりだった安倍政権は、北方領土を、従来の『固有の領土』から『我が国が主権を有する島々』と曖昧な表現に変えてしまった。プーチン大統領を刺激しないための配慮です。ところが、岸田首相はこの3月、呼称を『固有の領土』に戻した。安倍さんの『プーチン蜜月外交』を否定した格好です」(永田町関係者)



三月十三日(日)
「安倍さんは、『なぜ岸田さんは俺の言うことを聞かないんだ』と相当、怒りを募らせているようです。ところが、岸田さんは支持率アップのためなら『安倍批判』もいとわない。今後も安倍政権時代の対ロ政策を否定してくる可能性があります」(永田町関係者)
安倍は二代前の首相なのだから、云ふことを聞かないのは当然だ。統計学の数値を用ゐると、安部の云ふことを67%聞いたら、菅さんの云ふことは95%聞かなくてはならなくなる。
岸田さん国民による間接の選挙によって選ばれた安倍が選んだ訳ではないぞ

(反歌) 高市を安倍は推したが党内で負けて極論わめき続ける

三月十四日(月)
デイリー新潮のホームページに
菅前総理、二階元幹事長とじっこんの「令和の政商」に特捜部がガサ入れ 永田町が震撼した理由は

が載った。「週刊新潮」2022年3月10日号の記事だ。
モリカケを超える大疑獄事件に発展する――。
そんな怪情報が永田町を駆け巡ったのは2月25日のこと。大物政治家のタニマチとして有名だった会社経営者の自宅や事務所に東京地検特捜部の“ガサ”が入ったのだ。

永田町を駆け巡った理由は
矢島氏は2016年に都内で結婚披露宴を開催したのですが、このパーティーの主賓は当時、安倍内閣で官房長官を務めていた菅氏。そして、乾杯の音頭を取ったのが二階氏だった

更に
披露宴には安倍晋三元総理もビデオメッセージを寄せたというから、矢島氏が自民党の中枢に食い込んでいたのは間違いない。

またアベ友か。誰もがさう思ふことだらう。
スガ友とニカイ友とは枝葉にて幹を辿ればアベ友となる


三月十五日(火)
記事は続き
もっとも、彼が“政商”として歩み始めたきっかけは、旧民主党にあった。
「07年に設立された『大樹』の前身企業は、落選中だった民主党議員と構想を練って始めたといわれるシンクタンク。矢島氏は、その議員の伝手をたどって野田佳彦元総理と親しくなるなど、その後、民主党内で幅広い人脈を形成した。おそらく旧民主党系の議員で彼の世話になっていない人間はほとんどいないでしょう」
「彼はこの時、民主党議員とパイプがなかった官僚たちの指南役としても名を馳せた。さらに野党暮らしを余儀なくされた自民党議員にも近づいて恩を売り“令和の政商”と呼ぶにふさわしい布陣を整えたのです」

或る議連について下山を偽連戒懲、安部と野田を最低顧問と揶揄したことがあった。この記事を見て、なるほどと納得した。

三月十六日(水)
週刊文春のホームページには
ウクライナ侵攻、核の恫喝…「プーチン増長」に加担したのは誰? 対ロシア「安倍外交」の苦すぎる“教訓”

が載った。
安倍氏の発言がきっかけで「議論をすることはいいじゃないか」という言葉をよく見かける。まったくその通りです。どんどん議論すればいい。まず安倍氏のプーチン外交とは何だったのか? から議論すべきだ。あの件を調べると「議論の大切さ」に行き着くからです。

そのとほりだ。モリカケ河桜藪黒核を、大いに議論しよう。
モリカケと河の桜に藪黒と核を大いに議論しませう


三月十七日(木)
2018年に安倍氏はプーチンとのアドリブ対決に敗れている(以下略)。討論の場で安倍氏が北方領土問題についての見解を尋ねたらプーチンに「あらゆる前提条件をつけず、年末までに平和条約を結ぼう」などと切り返され、安倍氏は困惑したような笑みを浮かべるだけだった。

その結果
「安倍政権は北方領土問題を政治利用して、逆にロシアに足元をみられ、利用された。経済協力を優先し、領土問題は棚上げどころか、後退してしまった」(中村逸郎筑波大教授(ロシア政治) 朝日新聞2019年6月3日)
安倍氏と自民党はここから検証すべきではないだろうか。まさに「議論をタブー視してはならない」のである。安倍外交がプーチン増長の一端を担っていなかったか、このお題からまず「共有」「シェア」して議論したほうがいいと思う。

モリカケと河桜藪黒核と北方領土議論の核だ


三月十八日(金)
さらに2018年のアドリブ対決の直前を調べてみるとこんな伏線もあった。あのときは自民党総裁選の最中であり、安倍氏の相手は石破茂氏だった。安倍氏はモリカケ問題を突かれるのが嫌で石破氏との論戦を避けたという見方もあった。
《今回の総裁選期間中、首相は9月11~13日に訪露する予定で、その間は党主催の立会演説会などは中断される。石破氏の陣営には、「事実上の選挙期間の短縮だ」との不満がある。》(読売新聞2018年8月22日)
つまりこういう流れだ。石破茂との議論回避→ロシア訪問へ→プーチンにガチの議論を仕掛けられる……。
議論を避けていると最終的には国益を損なう危険性もあるというお手本である。やはり常日頃から議論をしたほうがいい。

モリカケの議論を逃げてアドリブの一本勝負アベマケとなる


三月十九日(土)
日刊ゲンダイのホームページに
安倍元首相ゲキ推しコロナ治療薬「アビガン」治験打ち切り…備蓄増へ投じた血税140億円

が載った。
新型コロナの治療薬として安倍元首相が強く推していた「アビガン」の治験が、今月末で打ち切られることになった。治験を進めていた富士フイルム富山化学が発表した。

その理由として
アビガンの科学的な有効性が証明できない上、催奇形性などの深刻な副作用があるためです。

更に
昨年11月に出された観察研究の中間報告によると、酸素投与の必要がない軽症者への投与で、1カ月後の状態は「死亡」が3.9%だった。全国のコロナ入院患者における死亡率(約0.45%)と比べてかなり高い。

これは大変なことだ。
「当初から、安倍氏が富士フイルム会長と頻繁にゴルフや食事をする仲だからアビガンを推奨したのではないかと囁かれていた。(中略)アベノマスクにしろロシア外交にしろ、安倍政権が残したのは思いつきだけで税金を無駄にした負の遺産ばかりです」(政治評論家・本澤二郎氏)

またアベ友か。安倍は、私財で負担すべきではないのか。(終)

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