千六百八十(和語の歌) 中途半端が一番悪い(人類滅亡まで100秒)
辛丑(2021)西暦元日後
閏月二十七日(木)(2022.1.27)
アメリカの科学誌が、人類滅亡まで100秒と発表したさうだ。読売新聞のホームページに
人類滅亡まで「残り100秒」…米科学誌が警告「世界は非常に危険な瞬間に立ち往生」
が載った。
人類が滅亡する時間を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間が「100秒」に迫っていると、米科学誌が警告した。(以下略)
「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」(原子力科学者会報)が20日発表した。終末時計は、同誌が1947年から毎年公表している。
それは大変なことだ。しかしそれなら、100秒と云はず、今すぐ人類が滅びたほうがよい。
「滅びたほうがいいなんて変なことを云ふな」と反対の声を上げる必要は無い。100秒後には滅びるのだから。
今すぐ滅びれば、野生の生物は生き延びる(かも知れない。人類滅亡の理由にも依る。人間にだけ感染するウィルスなら当てはまる)。100秒なんてのんきに構へると、ほとんどの生物が滅びてしまふ。
閏月二十八日(金)
一番悪いのは、「残り100秒」なんて大げさな発表をしたアメリカの科学誌だ。例へば「四十三年」のやうに、信憑性がある数字なら、多くの人が本気にする。
中途半端に冗談めかすから、皆が冗談だと聞き流してしまふ。
我々と 生き物たちの 住む星を 西の洋なる 陸(おか)に住む 人が押し付け 壊し続けた
閏月三十日(日)
野生の動物を人間が飼育すると、食性や社会性(群れを作るなど)が変化することだらう。産業革命以降の人類も同じで、食性や社会性が変化した。
産業革命以降の人類が永続するならまだしも、人類滅亡寸前だといふのに、変化した西洋野蛮文明をありがたがってはいけない。
LGBTが出て来たのは、ここ十年くらいだ。普通選挙と多数決が出てきたのは、ここ三十年くらいだ。どうせ百秒後に人類は滅びるのだから、それより百秒を如何に引き延ばすかのほうが重要だ。
百(もも)秒(のぎ)の 残りの時を 延ばせるか それが我等の 今の務めだ(終)
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