千六百四十八(歌) 「リベラルが勝つためにまずやらなくてはならないこと/岡田憲治氏(専修大学法学部政治学科教授)」を読んで
辛丑(2021)
十一月二十八日(日)
VideoNews.comに
リベラルが勝つためにまずやらなくてはならないこと/岡田憲治氏(専修大学法学部政治学科教授)

が載った。
最大野党とは言っても、最新の世論調査によると、立憲民主党の支持率は日本維新の会にも大きく引き離されている状況で、日本におけるリベラル勢力の先行きはかなり厳しそうだ。
(中略)著書『なぜリベラルは敗け続けるのか』などを通じて、日本におけるリベラル勢力の問題点を厳しく指摘してきた政治学者の岡田憲治・専修大学法学部教授は、今回の選挙でも当初追い風だと言われていた立憲民主党は、負けるべくして負けたのだと語る。いや、2012年以来、リベラル勢力がことごとく選挙で負け続けているのは、負けるに相応の理由があるからだと岡田氏は言うのだ。

岡田さんと私は、思想にほとんど差がないだらう。その根源は、柔軟と他人への思ひやりだ。違ふところは、岡田さんはリベラルを自任し、私は反リベラルだ。私が反リベラルになったのは、鳩山政権が退陣してからだ。それまでは、社民党が連立与党になったことを、心から喜んだ。
つまり多くの国民がリベラルを見捨てたのと、私が反リベラルになったのは、同時期だ。岡田さんは、リベラルが負け続ける理由として
1.政治決断ができず、ためにする議論ばかりしている
2.経済より理念上の平和と人権を重視している
3.正しさを振り回すことで仲間を遠ざける
4.内向きで内部抗争を繰り返している
5.綱領と公約の区別がついていない
6.国会での無力ぶりが国民の失望を買う

を挙げる。これ自体は同感だが、1、2、5、6は二つの原理にまとめられる。3、4は一つの原理にまとめられる。
まづ1、2、5、6は、
新1.国民のことを思ってゐない
新2.長期を考へることができない

3、4は
新3.他人への思ひやりがない

新1と新3もまとめることができて
結論1.単純唯物論を脱却できてゐない
結論2.長期を考へることができない

現代の 悪魔の思想 リベラルは 唯物論と 同一で 資本主義こそ 該当が 今では労組 市民運動

(反歌) リベラルは 文化を無視し そのことが 常識を無視 思ひやり無視
VideoNews.comの記事は、ビデオの紹介だ。ビデオを見て、立民党と国民党の分かれた原因である原子力発電について、廃炉にするには五十年掛かることを挙げて、別れる必要のないと話された。しかし本質は、既得権だ。電力会社の労組が原発廃止に反対するため、分裂した。
それでは立憲民主党がなぜ原発廃止に固執したのだらうか。私は、連合内の大手民間を追ひ出すためと見た。これはおもに公務員組合だ。
労働組合は、経営側に横暴があるから結成するのに、必要ないのに既得権として存在するから。かう云ふことになる。(終)

(歴史の流れの復活を、その四百十五)へ (歴史の流れの復活を、その四百十七)へ

メニューへ戻る 歌(百八十七)へ 歌(百八十九)へ