千六百ニ十四(歌) 報道を読んで(「xxが2位」は読むな、小室圭さん「地元商店街」、NHKの地震報道、蕨変電所)
辛丑(2021)
十月二日(土)
最近次のやうな記事が多くなった。「住みたい街、xx市が2位。1位は?」。住みたい街の部分は、住みたい街の駅、住みたい都道府県、住みたい沿線・・・
かう云ふ記事を読んではいけない。読み終へて思ふことは、なぜこの市が、駅が、都道府県が・・・。その理由は、質問の仕方で幾らでも順位は変はるし、そもそも何人に訊いたのか。質問をした人をどうやって選んだのか。
ここ一年ほどかう云ふ見出しが多くなった。記事を書くほうは楽だ。
ヒット数 追ふだけの記事 見出しだけ 派手に作りて 内容が無い


十月三日(日)
デイリー新潮のホームページに
小室圭さん「地元商店街」の人々に訊く 婚約内定時は千人以上で乾杯 今回の結婚発表では─

が載った。小室さんの実家の手前に、神社がある。あの辺りの話かと記事をちらっと見ると、大倉山商店街のことだった。よく考へると、神社の周りは住宅ばかりだ。
記事によると、地元の経営者は少なくほとんどチェーン店だ。コロナの影響もある。そのためいつもと変はらない商店街だった。
急行が 通過する駅 小規模な 昭和の香り 漂はす 私鉄沿線 駅前の 商店街は 綺麗で長い

(反歌) 郊外の 超大型の モール街 影響がない 小規模の駅
大きな駅は、駅前が寂れた。小さな駅は、駅前が栄える。その一方で、地元の経営者が少なくチェーン店ばかりと云ふのは、初めて知った。だから商店街がきれいだ。八百屋や魚屋はスーパーの中だ。これは悪い情報だ。

-------------------------ここから「NHKの横暴を許すな124」------------------------
十月八日(金)
昨夜十時過ぎに、震度5弱の地震があった。そのため今朝は鉄道が大きく乱れた。今朝のNHKニュースで良くないのは、地震のときの映像を何回も流したことだ。
地震は地面全体が揺れるから、本来映像は揺れるはずがない。解り易い例を挙げれば、地震で体全体が揺れたときに、心臓が右側になったり、腸が胃より上にならないのと同じだ。
映像が揺れるのは、テレビカメラが揺れるからだ。テレビカメラを完全に固定すれば揺れない。NHKの雑談アナウンサーや大河ドラマの黒子連中は理解できないだらうから、試しにやってみるといい。(厳密に云へば、今までの説明は屋内の場合で、屋外は異なるがだからと云って遠くのビルやスカイツリーは見て判るほど揺れない)
テレビカメラが揺れた画像を、ニュースで一回映すだけならまだ我慢の範囲内だ。なぜしつこく場所を変へて何回も映すのか。
NHK アナウンサーの 雑談と 大河ドラマの 黒子より 更に悪いは カメラの揺れだ

(反歌) NHK カメラの足を 手で揺らす それと変はらぬ 地震光景

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-------------------------ここまで「NHKの横暴を許すな124」------------------------

十月十日(日)
JR東日本の蕨変電所で午後一時前に火災が起き、山手線、京浜東北線、常磐線、埼京線、京葉線、武蔵野線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインが運転を停止した。午後三時までに京浜東北線の赤羽―大宮駅間、宇都宮線、高崎線を除く各線は運転を再開した。これら三線は午後八時ごろ再開した。
昭和五十年頃の蕨変電所は、黒く有蓋貨車一両分くらいの物が縦方向に多数あり、当時の有蓋貨車は黒色だったから、あたかも貨物駅に見えた。変電所は西川口駅からやや蕨寄りで、しかしそこへの引き込み線はないから、貨物駅ではないと判るくらいよく似た。
その後、有蓋車はだいだい色が多くなり、更に千九百八十年代の操車場中継の貨物廃止により、黒い貨車は消滅した。
混成の 貨物列車が 消滅は 昭和の末期 鉄道で 貨客を問はず それまでの 性質変へる 一大事件
(終)

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