千六百三(和語の歌) エアバス機長の解説動画
辛丑(2021)
七月十日(土)
浦和から富山市まで、全部高速で上越市経由が五時間、松本まで中央道でそのあと山道を行くと六時間。一時間しか違はない理由を調べるため、道路を走る動画を探したところ、無関係なものが検索結果に現れた。「【現役機長が教える】信州松本空港が難しい本当の理由」だ。標高が日本一高く、滑走路が2000mのため、滑走路の先端まで走行しても離陸できない。
二つやってみて、一回目はまづ他の空港で使用するフラップを1つ下げて走行を開始すると、先端まで行っても離陸できない。二回目はフラップ3にして走行を開始すると、離陸できたもののその後の上昇がぎりぎりだと云ふ。エアコンを切ると少し推力が増える。目的地の天候が悪く燃料を満載したり、乗客が多く満席だと更に厳しくなるさうだ。
次に計器進入が一番難しい空港で、やはり松本空港だった。動画の冒頭で、「ビジュアルアプローチが一番難しいのは熊本空港ですが、計器進入では」の解説があったので、その次に熊本空港も観た。羽田空港が進入角度が急の動画も観た。航空機の通路は格子状が普通なのに、成田空港はくねくねする上に分岐が複雑なのも観た。世界で難しい空港3つも観た。
別の投稿者で、管制官による勤務地ではない松本空港の航路図を元にした解説も観た。北アルプスを迂回して諏訪湖の側から松本平に降りるものだった。
と云ふことで、航空機の動画をずいぶん観た。
空を飛ぶ 謎の乗り物 操るを 観て頼もしく 聴いて楽しい


-------------------------------------ここから歴史の流れの復活を、その四百四---------------------------------
七月十七日(土)
現役エアバス機長の方は、最初から民間航空会社に勤務されてゐるのだと思ってゐた。しかし本日、元F15パイロットによる動画を発見した。一つは最後まで観て、もう一つは最初だけ観た。
アメリカ国内を飛行する動画も最初だけ観た。そして暗い気分になった。自衛隊の役割は国の独立と安全を守ることだ。現役機長の方が国の独立を軽視することは絶対に無いと確信する。だからアメリカ国内を飛行する動画に、何の問題もない。
しかし観る人はどうだらうか。アメリカかぶれの人が観て、それ以外の人はあまり観ないだらう。たまたま旅行で気に入った人が観るのであれば問題はない。
国内飛行の閲覧数が数万なのに対し、アメリカ飛行が数千なことが、唯一の救ひだった。
我が国は 外の国から 従ふを 強いられずして 千歳では 二つ半(なかば)を 過ぎにしが 黒船が来て 百(もも)歳は 一つ半(なかば)を 猿真似になる

(反歌) 猿真似も 技(わざ)に留まり 心には 及ばざりしが 今は異なる(終)

(歴史の流れの復活を、その四百三)  (歴史の流れの復活を、その四百五)

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