立民党批判、相違が二つ

千五百九十一(歌)　立民党批判の記事に、意見の相違が二つ
庚子2021
六月六日(日)
プレジデントオンラインに
ワーワーわめくだけで議員給与2200万円
と云ふ岡本純子さんの記事が載った。大筋で賛成だが、私の考へとは二つ相違点があるので、それを明らかにしたい。自民党のコロナ対策は悪いのに、政権交代が起きない理由として
■野党議員の話し方を一文字で表現すると「怒」
なぜなのか。その大きな要因が、現野党のコミュニケーションスタイルだ。(中略)野党の立憲民主党や共産党の議員の話し方を一文字で表現してください、と言われたら、(中略)「怒」。(中略)彼らは国会でもメディアの会見でも、男女を問わず、目を三角にしていつも怒っている。
岡本さんは、怒ってゐるとみた。私は、怒ったふりをしただけだと見た。ここが第一の相違点だ。
■労働組合の「アジる」が原型でやたらと叫び攻撃的
そもそも、そのスタイルが、労働組合の「アジる」を原型にしているからか、やたらと叫び、攻撃的だ。(中略)「まさに労使交渉の労働組合の手法そのもので、例えば、選挙の出陣式も、自民党のやり方とは全く違うシュプレヒコール型です。労働者側が雇用者に向かって詰め寄る、気勢を上げる、賃上げを要求するというように、原点が抗議であり、プロテストでしかない」
労働組合を攻撃的と見るのは、ほめ過ぎた。民間大手労組は労使癒着の御用組合だ。公務員組合は攻撃的に見えるが、やってゐることは護憲だのリベラルだの、国民の感覚とは大きく異なる。
日本では　労組が巧く　機能せず　大企業では　癒着する　公務員では　リベラルで　社会破壊を　目的とする
(反歌) 社会党　あった時代は　良かったが　既に末期は　堕落がひどく

六月七日(月)
岡本さんは「怒」が悪いと云ふ。しかし私は、「怒」の対象がはっきりしないことが悪いと見た。消費税増税反対なり、モリカケ桜を解明し原状復帰しろなり、対象がはっきりすれば「怒」は頼もしい。
今から三十年くらい前に、プロ野球の当時監督だった野村が、審判に抗議をし過ぎて退場になったコーチについて、そこまで熱心な人は監督として本当にうれしい、と本心を述べたことがあった。
野党は「怒」の対象が無いのに、議員給与2200万円のため怒ったふりをするから、国民が白ける。
労使間　ユニオンショップと　天引きは　労組堕落の　理由の一二(終)

(歴史の流れの復活を、その四百二の三)　 (歴史の流れの復活を、その四百四)

メニューへ戻る歌(百三十の十七)へ歌(百三十二)へ